イクサランの相克にむけてポリシーの変更

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わかった、わかってる。我々は皆、喪に服している。ポリシーの更新の突破は困難なものとなるだろうが、また我々は乗り越えられるはずだ。小さい更新だから、みんなで一緒に取り組めば、そこまで悪いことにはならないだろう。

そういうわけでUnstableのドラフトは終焉を迎えるわけだが。イクサランの相克は一体、何をもたらしてくれるのだろうか?

都市へ!

「プレイヤーはオブジェクトではない。」大部分の人にとっては、これは少々奇妙な文に思えるだろう。しかし、君がジャッジなら、これの意味するところとして、「プレイヤーのそれまでの状態は共有情報ではないと明確に定義されていた」ということだったはずだ、今日までは。

都市の承認が追加されたので、これについて改める価値が出てきた。誰かが、あなたが昇殿を達成したかどうかを知りたい場合、あなたは昇殿したかどうかについて応えなければならない。統治者も相乗りして同様になる。

では、昇殿についてどのようにして扱えばよいだろうか。これは誘発ではない、ということは誘発忘れになれない。いずれかの時点で、直ちに起きるだけだ。昇殿していたことを忘れて(もしくは気付かずに)プレイヤーが誤った処理を行なった場合、通常の〔その他一般のゲームルール抵触行為〕と同様に取り扱い、復元を検討するか、ゲームをそのまま続けることになる。どちらの場合でも、依然としてプレイヤーは都市の承認を持ち続けることになる。

まるで生命のように

現行のライフ総量の追跡と宣言についてのルールは運用開始から数年が経つ。ライフの不一致にまつわる問題を全てはっきりさせられなかったにもかかわらず、このルールは素晴らしく、問題が発生する頻度と問題の難度を大幅に低減したのだ。

毒については、カウンターという仕組みの異なるものだったので、そのまま今までのルールの埒外とされていた。当時はそれでOKだったのだ。しかし、後にエネルギーがもたらされた。どうやらそれまでのカウンターとは同じではないようだ。そこで、ライフ総量の節に毒とエネルギーを追加し、追跡と宣言をする必要があるものに関するより汎用性のある節とした。これらがゲームに関わってきたら(ライフの総量については、すべてのゲームの開始時だ!)、どのように追跡するのかを明確にする必要があるし、変更があったら宣言しなければならない。

これに関連して、ルール適用度:競技とルール適用度:プロでは、これらの値を追跡する方法としてダイスを使用する事を認めない事にした。ダイスをうっかり転がしてしまったり、意図的に操作する事は非常に簡単だ。電子デバイスでライフを追跡するのは悪くない解決法だが、紙とペンがベストだ。

(* 以前の版ではブギーボードのような電子デバイスというよりも、携帯電話などに言及していた。混乱させて申し訳ない。)

見ろよ!猿だ!

Unstableのドラフトは素晴らしかった。なんと認定(カジュアル)イベントだったんだ!Unstable統率者はとても愉快だった。なんと認定(カジュアル)イベントだったんだ!ただ、マジックイベント規定の節の1つに目を瞑って、銀枠のカードはマジックのカードの定義に含まれておらず、真性のカードではないという定義が存在しないように振る舞う必要があった。さて、さよならをいう必要はない。これからは銀枠のカードもマジックのカードだ。それらのカードは明確に許されているフォーマット以外では使用できないが、そのようなフォーマットのイベントは認定イベントとなり得る。

クイックヒット

・少しはっきりさせるために、優先権のやり取りの省略の手順を二つに分けた。1つは優先権の自動パスにまつわるもので、もう1つは誰かがスタックに複数のオブジェクトを積んだことにまつわるものだ。これらに関するポリシーの変更はない。

・同様に、すでに獲得している賞品については決勝戦の例外の適用に制限がかかる旨を明確にするため、買収に関する言葉使いに細かな調整をした。これから獲得する賞品については話し合ってもよいが、そのトーナメントですでに獲得している賞品を話し合いで含めてはいけない。

・部分的な復元が、普通に復元した場合には発生しないはずの誘発型能力を誘発するといった奇妙な副作用を引き起こすことがあった。部分的な復元のルールはこれよりこの点を考慮して、戦場で誤りが発生した時点で誘発するかどうかの評価を判断することになる。この節の文章はもう少し明確にした。

・復元について、やり方について述べた最後の数文の書き方が変わった。まとめて最後に一回シャッフルするのは時間の節約になるが、ときどき何をしているのかということがわかりにくくなることがある。なので、これより復元においてシャッフルを適用する際には適切な時点でシャッフルする(もちろん、何時やっても同じなら最後に一回だけにしてもよい)。他の変更としては、占術でカードを知っているが、まだ引いていない場合だ。このようなカードは手順の一部でシャッフルされることがある。すでに手札に入ってしまった場合には、注意すること。通常、これらのカードはライブラリーの1番上に行くはずだ

静かな更新

これだけだ!提案をしてくれたみんな、また、Jess Dunks、Steven Zwanger、George Gavrilita、Mark Brown、Salvatore La Terra、Jonah Kellman、Joseph Steetらに感謝の意を。僕らは一度に全部を直す事はできないけれど、提案を聞けるのは嬉しいよ!

もう1つ

かつての2012年に立ち返ろう。《魂の洞窟》にまつわるナンジャモンジャが存在していた。これだけではないのだが、ポリシーの哲学とそこから期待される結果が衝突し、特定の裁定を覆すに至った事例の、そう何度もないものの内の1つである。当時、何が起きていたのかについては Matt Tabakが素晴らしい文章を著しているので読んでほしい。これはこれで良かったのだ。

しかし、この情報を置く場所が存在しなかった。これは総合ルールの問題ではなかったので、Gathererに属する類のものではない。イベント規定に関するものでもなく、単一のカードにまつわる(理念の)エラッタで、長年そのような状況はなかったのだ。なんと、”《魂の洞窟》”という題名の節を用意する必要があったのだ。代わりに、この知識を世代間の口伝で継承する事にした。そして、どうやらこの裁定について知らない人々が見受けられるようになってきたので、この知識の格差を埋めるため、この機会にあらためて取り上げる次第である。真面目な話、上のリンクを開いて読んでほしい。時間を費やす価値はある。