Translated by Akira Seno 翻訳:瀬野瑛 ゲートウォッチの誓いのときのIPGの大きな変更から、イニストラードを覆う影の更新の目標はこれらの節を更新して明確にすることになった。実際、そうなった。2つの小さな追加事項を除いて、この記事に書いてあることは全て〔非公開カードに関する誤り〕と〔デッキ/リストの問題〕に関連するものだ。それじゃあ始めようか! 〔非公開カードに関する誤り〕 〔非公開カードに関する誤り〕の、より理念に沿ったアプローチでペナルティを出そうという試みは様々な興味深い結果をもたらした。一部の裁定は直観的に処理できるので、とてもハッピーだったけど、そうじゃないいくつかの奇妙な状況下では違反を処理するのに苦労したこともあっただろう。また、違反を抽象化したことは、最終的に誤ったカードはどこへ行ったか、というだけの理由でHCEをとしてペナルティや追加措置を出してしまう事に繋がっていた。違反を直観的に感じられるよう維持しながら、よりはっきりさせる必要があることがわかったんだ。 第1段階は、ゲーム開始前の誤りを戻すことだ。これは〔非公開カードに関する誤り〕へ誘導されていたが、それは杓子定規に過ぎなかった。バンクーバー・マリガンはゲーム開始時の手順に、多くの複雑なニュアンスを持ち込んだ。そして、”この追加措置をさけるため、マリガンしてもよい”という一文を〔非公開カードに関する誤り〕にねじ込んだ結果、混乱がもたらされたんだ。なので、これからは新しい違反〔マリガン手順の誤り〕を導入し、プレイヤーがゲームが開始される前に誤りを犯した場合を扱うようにする。 〔マリガン手順の誤り〕で気をつけて欲しいのは、これはゲームが始まる前においてのみ適用するということだ。特に、最初のターンでカードを引いてしまうのは〔マリガン手順の誤り〕ではなく、〔非公開カードに関する誤り〕で扱うべきだ。最初のターンのドローをゲーム開始時の手順に含めておくことは、【ゲームの敗北】には至らないが、少し大雑把だ。そして今、ペナルティはより元に近しいものになって、より自然に収まるようになったはずだ。 〔非公開カードに関する誤り〕の定義はほとんど同じだけれど、より良い用語(カード群など)による定義でもうちょっと狭くなって、〔非公開カードに関する誤り〕と〔過剰なカードを見た〕の境界線がはっきりした。注意してほしいのは、これは鮮明な線になることは決してない。この2つは、占術行ったときのような場合において、曖昧さが残る。でも、裁定をするための助けとなる指針は必要だ。理念の段階では根本的な原因が何なのかを決定する事と、どのカード群が違反に関わっているのかを判別する事に重点をおきつつ、いくつかの一般的な説明と共に各項目を強化している。注目すべきは、特定のカードを把握するために、以前の知識を利用することがより柔軟に行えるようになったことだ。手札が何ターンか前に公開されていた時、プレイヤーがそれをメモしていたり覚えていたりした場合には、どのカードに追加措置を行うのか決定する為にそれらを利用することが可能になった。 追加措置はより順序的な手順に分割され、荒っぽい解決策は削減された。特に、ライブラリーを公開するようなHCEはごく稀であり、手札や変異クリーチャーをゲーム中に誤って混ぜ入れた場合だけになった。また、めったに無いような状況でもそれをスムーズに解決しプレイヤーの懸念に対処できる自信がある、いくつかのちょっとした技術は、しばらくの間は導入を計画していなかったが、今回引っ張りいれることにした。 ほとんどの良く起こる状況に対処できる追加措置の概要は以下の通りだ。 処理の順番を誤ってしまった場合(例:「捨てて引く」のではなく「引いてから捨てた」場合や、スタックのに置かれている順序を誤って解決してしまった場合)、手札を公開し、対戦相手は脇によけるカードを選択し、正しい時点タイミングでそのカードをあるべきところに置く。 公開されるべきカードを公開しなかった場合、手札を公開し、対戦相手はその中からカードを選ぶ。その後、選ばれたカードが公開されなかったカードとして処理を続ける。(これはこの時、条件に合っていなかったらライブラリーに混ぜいれることも含まれる。) 多すぎるカードを持っている場合は、公開してもとの枚数に戻るように選ぶ。 これらの行動のいくつかの実践例はRevisiting The Hidden Corners of HCEを見てほしい。 これからも、微調整をつづけて、複雑さと正しさの間の適正なバランスを模索していくつもりだ。私は、これは近い将来実現できると楽観視しているし、また、考えを改めないといけないような状況が新たに発見されるのはおもしろい。 〔デッキ/リストの問題〕 〔デッキ/リストの問題〕の格下げが前回のIPGの変更で変わったけど、〔非公開カードに関する誤り〕ほどの大騒ぎにはならなかった。でも、改良点がいくつか見つかった。とくに、君のカードが僕のデッキに入っていた場合、相殺されるべきなのに完全にははっきりしていなかったんだ。鵜呑みにすると、私だけが【ゲームの敗北】をもらって終わる可能性を残していたんだ!それと、失くなっているカードがあなたのサイドボードに入っていて、どれを使うのかはっきりしない場合も問題だった(ランダムがベストっぽいけど)。 また、以前の対戦相手のデッキの中にあなたのカードが入ったままの場合もちょっと食い違いがあった。完全な修正はできなかった。でも、ゲーム中に異なるスリーブに入っていることがわかった場合には、いろいろな状況から緩和できる。それはデッキの一部ではないことは明らかで、僕らはそれを無視できる(サイドボードで違うスリーブを使っている場合はまだ問題があって、彼らはそれをサイドインしたりアウトしたりできる)。これが、同じスリーブで発生した場合に、開始時の手札で気づけなかったら、残念ながら【ゲームの敗北】のままだ。 クイックヒット 最近、誘発したことを知らせることと、解決する時に影響する誘発型能力にちょっとした混乱があった。鍵は、特定の誘発を対戦相手に知らせるときに、”誘発”って一般的な言葉で言わなかった場合だ。”誘発”で特定のカードを指し示す場合は、たいていの場合は相手に通じている。また、《エルドラージのミミック》はちょっとした食い違いの元があったので強調しておく。ミミックの誘発を示して、yesを選ばなかった場合は?対応がなにもなければ、僕らはそれを選んだって仮定する。もし、noを選ぶなら、そもそもなぜ示したんだ? ランダムな要素がかかわり始めたら、単純な巻き戻しはもはや単純ではない。単純な巻き戻しについて話すと、選択を忘れた場合に強く結びついていて、使用することができる。たとえば、《万物の声》に《恐怖》を唱えたとき、どの色も宣言されてないことがわかっていたら、その恐怖を手札に戻して色の選択をしてもらうことが可能だ。 両面カードでチェックリストを用いる場合に、全てのカードをチェックリストにしなければならないルールは緩和され、カード名ごとに判断されることになった。だから、デッキの中の《ヴリンの神童、ジェイス》を全部チェックリスト・カードにして《氷の中の存在》を全部実際のカードにしてももはや問題にはならない。 プレイヤーが開始時の手札を引いたら、デッキチェックには行わない事。何か問題が悪くなる可能性が増す。メモをするにとどめ、ラウンド中のデッキチェックか、次のラウンドにまわそう。 最後に 何人ものジャッジが、マッドネスをプレイヤーが墓地に置いた場合を省略として扱うように書いてほしいと頼んできた。答えはnoだ。2つの理由がある。1つ目は、手順の省略はブロックのメカニズムには言及しないということだ(特定のメカニズムについて言及することは避けてきたが、占術が常盤木能力になったときに例外を作った)。もう1つは、手順の省略の目的は曖昧さが残るときにそのデフォルトの答えを用意することだ。マッドネスの状況には曖昧さはない。プレイヤーはマッドネスを使うときにはいうものだし、それで良い。プレイヤーが墓地からマッドネスを唱えたときには、まぁ、君の裁定が必要にはなる。たとえば、手札を捨てて、墓地にカードが触れ、そのあと”マッドネスするよ”って言ったとして、僕はこれを技術的に刈り取る必要があるとは思ってない。大事なことは、墓地に直接カードを置いただけっていうのは本質的には誤りではないということだ。 協力してくれたみんなと、変更と実践についての議論に参加してくれたみんなに感謝を!特別な感謝を、Jeff Morrow,、Bryan Prillaman、 Jess Dunks、 Matthew Johnson、 Jennifer DeryそしてDan Collinsに。みんな、素晴らしいフィードバックをくれたんだ。リリースイベントを楽しんで!One! Step! Beyond!
Category: Policy
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