ルール適用度が競技またはプロのイベントにおいては、プレイヤーはデッキと(存在するなら)サイドボードを登録する必要がある。ヘッドジャッジは、ルール適用度が一般のイベントにおいても登録を義務づけてもよい。
ルール適用度が競技やプロの場合、デッキリストの提出が求められます。ジャッジやイベント主催者がルール適用度を一般にしていてデッキリストの提出を求める場合、できる限り早くプレイヤーにそのことを伝えましょう。ジャッジやイベント主催者は、ルール適用度が一般のイベントでデッキリストの提出が必要だと考えた場合、それはイベントのルール適用度を競技に変更した方がよいでしょう。ルール適用度が一般のイベントでデッキリストの提出を求めるケースはあまりありません。
登録されたデッキリストは、デッキと(存在するなら)サイドボードの元の構成を記録したものである。デッキリストをスタッフが受理した後では、そのデッキリストを編集することはできない。電子デッキリストを用いる場合、デッキリストの提出締め切り日時より後でデッキリストを変更することは出来ない。
イベント・スタッフにデッキリストを提出した後に変更することはできません。なぜなら何をプレイするかを決めるのを助けてくれる友人を待っていたり、対戦相手の偵察をしたりすることで戦略的な情報を得ることができるからです。修正はジャッジが〔デッキリストの誤り〕(IPG3.4)を適用するときだけ許可されます。
構築のイベントにおいては、デッキリストはイベントの開始時までにスタッフに提出しなければならない。
リミテッドのイベントにおいては、デッキリストはそのプレイヤーが参加する最初のラウンドの開始時までにスタッフに提出しなければならない。
構築フォーマットのデッキリストは、1回戦開始前に提出が必要です。リミテッドのデッキリストは、そのプレイヤーが最初にプレイするラウンドまでに提出が必要です。この違いは、構築フォーマットにおけるデッキの選択が、偵察によって非常に効果的に活用されるからです。また、シールドのイベントでは大体においてその場での構築が求められるためです。グランプリ以外のイベントでは、こういったケースは非常に稀です。グランプリにおいては、多くのプレイヤーが1~3個の不戦勝を持っているため、こういったことが考えられます。このルールはスリープインスペシャルのために存在します。リミテッドのグランプリにおいてデッキ構築をプレイヤーの対戦が予定されているラウンドの前までの十分な時間を使って行ってもらってもかまいません。構築フォーマットの場合、前日夜までに提出してもらってもかまいません。
プレイヤーはマッチとマッチの間に自分のデッキリストを見ることを要求できる。その種の要求は、イベントの状況によっては受け入れられない場合がある。
「イベントの状況によって」にどういった状況が該当するか、という判断はジャッジにゆだねられます。数千のデッキリストを同時に回収するようなイベントでは、リストを並べ替える前にその中から一つを見つけようとするのは不可能な場合があります。プレイヤーが優位性を得られる前もしくはイベントが始まる前に問題があることをジャッジに知らせたものの、リストを確認させることできない場合、そういった申し出があったことを忘れないようにしてください。現在では、プレイヤーが後で確認することを考慮してデッキリストを撮影しておくことが増えています。
一般に、デッキリストはそのイベント進行中は公開情報ではなく、他のプレイヤーと共有されることはない。ルール適用度がプロのイベント(プロツアー、地区選手権)においては、決勝シングル・エリミネーションではプレイヤーのデッキリストはその対戦相手に提示される。
リミテッドイベントでの決勝ラウンドは対戦相手がそのプレイヤーのデッキ内容について情報を得る機会はめったにありません。そのため、構築イベントに限ってはデッキリストを公開します。Star City Games Open Series でも、決勝ラウンドに進出したプレイヤーは対戦相手のデッキリストを見ることができます。対戦相手のデッキリストが与えられたとしても、それはゲーム外で取得したメモであるため、プレイヤーはそれをゲームとゲームの間だけ見ることができることに注意してください。
電子デッキリストに関する追加の情報は、2.12節-電子機器の項を参照のこと。