懲罰:– 【失格】
定義:
他者あるいはその持ち物に対して脅迫的な振る舞いをした場合、この違反となる。
〔非紳士的行為 ― 攻撃的行為〕は非常に明確です。不快な目にあわされたり、誹謗中傷にあたる発言や行動をされた場合に当てはまる〔非紳士的行為 ― 軽度〕や〔非紳士的行為 ― 重度〕と異なり、〔非紳士的行為 ― 攻撃的行為〕は物理的な行為や意図的に物理的な危害をもたらすような提案をするような発言に対して懲罰が与えられます。
例:
(A) 投了しなかったプレイヤーに、殴ると脅した。
(B) 他のプレイヤーの座る椅子を引いて、そのプレイヤーを床に倒させた。
(C) 裁定を受けた後で、ジャッジに脅迫的な態度を見せた。
(D) 他のプレイヤーのカードを引き裂いた。
(E) 故意にテーブルをひっくり返した。
これらの例から〔非紳士的行為 ― 攻撃的行為〕がどういった行為なのかをかなり明確でしょう。またこれには、「今夜お前が帰るときに駐車場で待ってるよ」といった微妙な脅迫も含まれます。具体的にどんな言葉が使われたかにこだわる必要はありません。それは状況を見れば分かる話です。また、プレイヤーが自分の所有物を破壊した場合、〔攻撃的行為〕には該当せず、〔非紳士的行為ー軽度〕に該当する可能性が高いことに注意してください。
理念:
イベントの全関係者の安全は、最優先されることである。物理的な悪用や恫喝行為には、許容の余地はない。
この手の違反に対してジャッジが【失格】を出す理由は、認定イベントは誰もが安全にプレイできる状況であるべきで、問題のある態度のプレイヤーを阻むことでまたイベントに参加したいと思えるようにし、だれもがイベントに参加し続けるようにするためです。
追加措置:
イベント主催者は当該行為者をイベント会場から退場させるべきである。
あなたが最優先すべきなのは、問題となっている状況を取り除くことです。どうするかは状況によって異なります。しかし、あなたは警察官ではありませんから、そういった状況に物理的に関与する必要はありません。〔攻撃的行為〕が起こったら、そのイベントにおけるそのプレイヤーの一日は終了したのです。そのプレイヤーは【失格】になるでしょう。問題を起こしたプレイヤーや関係者に意見書を書く意志があるなら、失格調査委員会へ提出するための意見書を書いてもらってください。また、あなたも意見書を書くようにしてください。イベント主催者に対して、問題を起こしたプレイヤーに可能な限り早く会場から去るように指示するようアドバイスしてください。ここで重要なのは、その判断をするべきなのはイベント主催者である、ということです。ジャッジはイベント主催者がこのルールに基づいてその決定を行うよう促すことはできますが、ジャッジの権限はそのイベントの範囲を超えません。そのプレイヤーは既にイベントに関与していませんし、イベントに参加していないプレイヤーはジャッジが対応するべき相手ではありません。