懲罰:- 【警告】
定義:
プレイヤーが、イベントあるいはその参加者に損害を与える行為を行なった。
「損害を与える」というのはいろいろな形が考えられます。どういった行為が損害を与えるのかという一覧は、マジックが世界中で行われており、その場所によって市民生活のための独自のルールがあるため、私たちには作ることができません。「損害を与える」行為は「攻撃的」であるとは限らないことに注意してください。「攻撃的」な行為はおおむね「損害を与える」行為ですが、IPGはプレイヤーが何を「不快に思う」かは考慮しません。そういったことを考慮すると、逆に一貫性の無い裁定を出すことになりますし、プレイヤーが「不快に思う」ことを示すことで、システムを悪用することが懸念されるためです。
IPGはこの種の全ての問題に同じ方法を適用します。各ジャッジは自身の経験と裁定から、何が許容できるか/そうでないかを決定しなければなりません。
参加者にはイベントの楽しめる環境を壊さないようにする責任があり、私達ジャッジはプレイヤーを教育することにも気を配る必要があります。マジックが人々にお互いが楽しめる環境を提供するゲームであるために、そういった環境を傷つけるような姿勢を許容しません。私達のゴールは、プレイヤーがイベントに敬意を示すよう教育することであり、許容されないふるまいが存在することを示し続けることです。同時に「軽度」はこの違反のタイトルではありますが、これは公式な違反であり、格上げが考慮される可能性があります。「軽度」という名前に騙されて、その問題をどれくらい深刻に扱うべきなのかを間違えないようにしましょう。
ジャッジからの直接的な指示に従わないプレイヤーも困ったもので、おそらくはイベントやジャッジに対しても迷惑をかけているでしょう。ジャッジがプレイヤーに何かするよう教えたとき、それはイベントにとっていいことを伝えようとしているか、特定のポリシーに関する懸念やイベント規定を執行しようとしています。ジャッジは面白半分にプレイヤーに態度を変えるよう伝えたりはしませんし、権限を見せつけるためにそうすることもありません。プレイヤーがすることに対して指示出来る内容は合理的な制限があることに気を付けてください。私達はプレイヤーに対して「20分間雨の中で立っていなさい」とは言いませんが、「テーブルの下でシャッフルするのはやめてください」と伝えることはあるでしょう。
最後に、プレイヤーの態度が混乱を招くようなもので、〔非紳士的行為 ― 重度〕でも〔非紳士的行為 ― 攻撃的行為〕にも当てはまらない行動があれば、それは〔非紳士的行為 ― 軽度〕に該当します。
IPGはこの種の全ての問題に同じ方法を適用します。各ジャッジは自身の経験と裁定から、何が許容できるか/そうでないかを決定しなければなりません。
参加者にはイベントの楽しめる環境を壊さないようにする責任があり、私達ジャッジはプレイヤーを教育することにも気を配る必要があります。マジックが人々にお互いが楽しめる環境を提供するゲームであるために、そういった環境を傷つけるような姿勢を許容しません。私達のゴールは、プレイヤーがイベントに敬意を示すよう教育することであり、許容されないふるまいが存在することを示し続けることです。同時に「軽度」はこの違反のタイトルではありますが、これは公式な違反であり、格上げが考慮される可能性があります。「軽度」という名前に騙されて、その問題をどれくらい深刻に扱うべきなのかを間違えないようにしましょう。
ジャッジからの直接的な指示に従わないプレイヤーも困ったもので、おそらくはイベントやジャッジに対しても迷惑をかけているでしょう。ジャッジがプレイヤーに何かするよう教えたとき、それはイベントにとっていいことを伝えようとしているか、特定のポリシーに関する懸念やイベント規定を執行しようとしています。ジャッジは面白半分にプレイヤーに態度を変えるよう伝えたりはしませんし、権限を見せつけるためにそうすることもありません。プレイヤーがすることに対して指示出来る内容は合理的な制限があることに気を付けてください。私達はプレイヤーに対して「20分間雨の中で立っていなさい」とは言いませんが、「テーブルの下でシャッフルするのはやめてください」と伝えることはあるでしょう。
最後に、プレイヤーの態度が混乱を招くようなもので、〔非紳士的行為 ― 重度〕でも〔非紳士的行為 ― 攻撃的行為〕にも当てはまらない行動があれば、それは〔非紳士的行為 ― 軽度〕に該当します。
その個人の周囲に不快感を与える場合があるが、不快感を与えなかったからといってこの懲罰が免除されるわけではない。
この一文がIPGに含まれているのは、ジャッジは会場にいる全ての参加者の個人的に面識があるわけではないことが理由です。それは、この懲罰を与える際に、実際にその人の問題のある行動によって混乱が生じたかどうかということを調べるにあたっては重要視されませんし、私達はそういった人物を探す必要もありません。しかし、その逆も真なのです。以下のような、この違反を検討するに当たっての合理的な閾値よりも低い内容に対して、気分を害したり動揺したりする人もいます。
例)シールドイベントで、あるプレイヤーが《獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity》のイラストを見て動揺した。
これは、プレイヤーが警告を受けるべきであるということは意味しませんし、カードを変える必要があるというわけではありません。加えて、どんな行動にも不快感を示す空想上の人物を想像することができるでしょう。問題となっている行動が違反に当たるかどうかを判断する際には、そういった論理を用いることは避け、より合理的な方法に頼るようにしてください。
例)シールドイベントで、あるプレイヤーが《獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity》のイラストを見て動揺した。
これは、プレイヤーが警告を受けるべきであるということは意味しませんし、カードを変える必要があるというわけではありません。加えて、どんな行動にも不快感を示す空想上の人物を想像することができるでしょう。問題となっている行動が違反に当たるかどうかを判断する際には、そういった論理を用いることは避け、より合理的な方法に頼るようにしてください。
例:
(A) あまりに低俗で下品な発言をした。
(B) ジャッジに、対戦相手に懲罰を与えるよう不適切に要求を行なった。
(C) フロアジャッジの裁定を待たずに、ヘッドジャッジへの上訴をした。
(D) ゲームに負けた後、デッキを床にばらまいた。
(E) プレイ終了後、プレイ場所に大量のゴミを残していった。
(F) プレイエリアから出るようという、イベント・スタッフの指示に従わなかった。
これらの例は、どういった類の振る舞いが許容されないのかという観点を示しています。しかし、〔非紳士的行為 ─ 軽度〕と通常の競技に臨む姿勢との間にはグレーゾーンが存在し、このような行動に関する基準は地域の特徴や標準によってかなり幅が広いものであることを念頭に置いてください。くわえて、4.0で述べられていますが、紳士的な態度が欠如していることと非紳士的なふるまいは同じものではありません。紳士的とはいえない立ち振る舞いの中で、この〔非紳士的行為 ─ 軽度〕に該当しないものの幅は非常に広いものです。たとえば、マッチが終了して対戦相手に握手を求められた時に、それを拒絶することはこの違反には該当しません。もし、〔非紳士的行為 ─ 軽度〕かどうかの判断を行うときは、定義に立ち戻りましょう。プレイヤーは混乱をもたらすような行動をとりましたか?
理念:
全ての参加者は、イベントにおいて安全で快適な環境を期待していると考えられる。従って、参加者はその環境を保つために受け入れられない振る舞いについて自覚する必要がある。
不幸なことに、あなたがイベントで出会ったすべての人が基本的なマナーと礼儀をわきまえてくれているわけではありません。しかし、ジャッジは懲罰を与える形で踏み込むことで、問題となるプレイヤーの態度が許容されるものではないことを示していきます。プレイヤーに正しい態度を説明してください。プレイヤーへの教育は非常に重要な要因です。この違反に対する【警告】はこのような指導を強化するものですし、もし違反の格上げが必要ならこの文書がそれに必要な判断を提供しています。
ここで、攻撃的な衣装に関する問題を取り上げてみましょう。衣装を着ることそのものは、受動的な活動ですし、非常に極端な経過をたどった場合にのみ懲罰を適用することが考慮されるべきです。〔非紳士的行為 ― 軽度〕は特定の行動や、特定の行動をしなかったことに与えられます。そのプレイヤーの服装が合理的な攻撃性を持つ場合には、単にプレイヤーに確認して、シャツを脱ぐなり上着を着るなりシャツを裏返すなりしてもらい、懲罰を出さないケースがほとんどです。もしプレイヤーが指示に従わないなら【警告】を与えることを考慮することになります。
直接的な指示を出すことに関しては、ジャッジはイベント内で多くの権限を持っています。ジャッジがプレイヤーに行動してもらうために、直接指示を出す場合、この違反はジャッジの指示に強制力を持たせます。これは、あなたがこの権限を乱用してよいというわけではありません。あなたがプレイヤーに対して直接指示をするなら、その指示はトーナメントに利益をもたらすものでなくてはいけません。
ここで、攻撃的な衣装に関する問題を取り上げてみましょう。衣装を着ることそのものは、受動的な活動ですし、非常に極端な経過をたどった場合にのみ懲罰を適用することが考慮されるべきです。〔非紳士的行為 ― 軽度〕は特定の行動や、特定の行動をしなかったことに与えられます。そのプレイヤーの服装が合理的な攻撃性を持つ場合には、単にプレイヤーに確認して、シャツを脱ぐなり上着を着るなりシャツを裏返すなりしてもらい、懲罰を出さないケースがほとんどです。もしプレイヤーが指示に従わないなら【警告】を与えることを考慮することになります。
直接的な指示を出すことに関しては、ジャッジはイベント内で多くの権限を持っています。ジャッジがプレイヤーに行動してもらうために、直接指示を出す場合、この違反はジャッジの指示に強制力を持たせます。これは、あなたがこの権限を乱用してよいというわけではありません。あなたがプレイヤーに対して直接指示をするなら、その指示はトーナメントに利益をもたらすものでなくてはいけません。
追加措置:
プレイヤーはその問題をただちに解決しなければならない。
〔非紳士的行為〕を行ったプレイヤーは、その態度が許容されないものだと指導されなければなりません。そのプレイヤーが、その態度が許容されるものかどうかを理解できたかに関係なく、そのプレイヤーに、態度が許容されないものであり、そのプレイヤー達がそういった行いをやめることが期待されます。
さらなる〔非紳士的行為 ─ 軽度〕には、他の項目であっても【ゲームの敗北】が与えられる。
さらなる〔非紳士的行為 ─ 軽度〕の違反には、【ゲームの敗北】の懲罰が与えられます。これは、誰でも歓迎される開かれた環境を保つことの重要性を補強するものです。
二度目のこの違反が以前の違反と関係ないものであったとしても格上げされることがあることに気を付けましょう。また、これはあなたの直接の指示に関連していることも忘れないでください。もしあなたがプレイヤーに行動を改めるよう直接指示を出して、行動をやめなかったら、彼は【警告】を受けるでしょう。最初の違反の後にもそのまま行動を続けることで、違反は格上げされて【ゲームの敗北】になります。
二度目のこの違反が以前の違反と関係ないものであったとしても格上げされることがあることに気を付けましょう。また、これはあなたの直接の指示に関連していることも忘れないでください。もしあなたがプレイヤーに行動を改めるよう直接指示を出して、行動をやめなかったら、彼は【警告】を受けるでしょう。最初の違反の後にもそのまま行動を続けることで、違反は格上げされて【ゲームの敗北】になります。
繰り返しや格上げによって【ゲームの敗北】が与えられた場合、それがゲームの終了時だったとしたら、ジャッジの判断によって懲罰を次のゲームに適用するようにしてもよい。
理念におけるこの差異は単純です。他の違反と異なり、既にマッチを終えたプレイヤーがテーブルから離れる前に〔非紳士的行為 ─ 軽度〕の違反を犯す可能性があります。既に通常のゲームのやり方でそのプレイヤーがマッチに敗北していた場合に、そのラウンドで直ちに誤りに対して【ゲームの敗北】を適用しても、そのプレイヤーにはさほど影響を与えず、プレイヤーの行動が許容できないものであるということを説明する助けとならない可能性があります。
あなたが〔非紳士的行為〕についてより詳しく知りたいなら、素晴らしい記事を読んでみてください。
あなたが〔非紳士的行為〕についてより詳しく知りたいなら、素晴らしい記事を読んでみてください。