下記に示される値について、ゲーム中を通してその変動を記録し伝達する手段を持つことが強く要求される。
– ライフ総量
– 毒カウンターの数
– エネルギー・カウンターの数
これらの総量は、ゲームを継続的に進める上で基本となる部分です。これらは両プレイヤーが行う選択に頻繁に影響を与えるものであり、プレイヤーがどれくらい土地やクリーチャーをリソースとして持っているかを追跡することに対して非常に重要になります。
それらを記録する必要がある限り、各プレイヤーは自身のこうした総量を記録する手段を示さなければならない。その手段は、マッチ中に両プレイヤーが確認できるものでなければならない。
プレイヤーがこれらを追跡する最も一般的な方法は、メモやブギーボードに「20 | 20」でゲームの開始時に記入したり、毒カウンターを得た際にメモに記載することです。この内容が両プレイヤーに見えるようにしておくことが大事です。見えるようにしておくことで、食い違い(後述)に気づくことができます。
プレイヤーのライフ総量が変化した場合、そのプレイヤーは口頭で新しいライフ総量を宣言すべきである。
プレイヤーはライフ総量の変化した場合、常に宣言すべきです。また対戦相手はその変化を確認するべきです。ゲームの状態を明確に伝えることによって、プレイヤーは煩わしい状況に遭遇する機会を減らすことができます。
マッチに参加している全てのプレイヤーが同意する場合、記録方法を共有してもよい。
これは、誰かがメモやそれに類するもの(ルール適用度が一般の場合はスマートフォンを含みます)で両者のライフを管理することを指します。もちろん、両者が必要に応じてその方法を操作できる必要があります。
ルール適用度が競技またはプロのイベントにおいては、容易に数値が変わってしまうような(サイコロ等の)手段を用いることは認められない。
長い間、ルール適用度が競技またはプロにおいて、ダイスによる総量の記録が暗黙に許容されていましたが、これは非常に残念なものでした。これはテーブルが振動したり手が当たったりして転がってしまったりすることがあり、信頼性が低いうえに、そういったトラブルが発生した際に、それを修復するための履歴情報が不足しているのです。現在、ルール適用度が競技/プロのイベントでは、こういった総量は誤って変更されることがないこと、が明示的に求められています。Toby Elliottのブログに詳細が書かれていますので、変更に関する議論はそちらで行うことができます。
もし、ルール適用度が競技/プロのイベントで、ダイスやダイスに類するようなもとを使って、不用意に値が変化してしまうような管理を見かけた場合、そのプレイヤーが最後に聞いた情報から変更となっている可能性があるため、ポリシーが現在どのようになっているかを伝えます。また、プレイヤーになぜそれが変更されたのか、全体にとってどのようなメリットがあるのかを伝えてください。
これらの総量が変化した場合、そのプレイヤーは口頭で新しい総量を宣言すべきである。
プレイヤーはライフ(または毒など)の総量が変化した場合、必ず対戦相手にその変化を伝えなければなりません。そうやって明確に対戦相手に変化を伝えることで、ゲームの状態を明らかにし、不快になる状況を減らすようにしましょう。
記録されている総量、あるいは宣言された総量に食い違いがあった場合、その食い違いに気づいた時点で指摘することが求められる。
総量に何らかの不一致が見つかった場合、プレイヤーは可能な限り早くその食い違いを指摘する義務があります。そうすることで対戦相手は(おそらくはジャッジも)、食い違いの原因の発見と、修整を行うことができるでしょう。食い違いは発見が早ければ早いほど修正が簡単に行えますし、誤った情報に基づいて行われた決定を修正することができるようになります。