代用カードは、その問題がなければ適正であったマジックのカードや差し替えカードを区別のつかない状態でデッキに入れられなくなった場合に、それらのカードを代わりに示すために用いられる。代用カードが発行されるためには、次のいずれかの場合に該当しなければならない。
・元のカードが、イベント中に偶然に傷ついたりひどく摩耗したり、リミテッドで提供された物品が傷ついていたり印刷ミスがあったりした。カードのオーナー本人の故意や過失による場合には、代用カードは発行されない。
・元のカードが箔押しであり、それに箔押しでない版が存在しない。
代用カードを発行するのは、そのカードがプレイヤーの責任外で傷がついてしまっていたり、フォイルでないカードが存在しない場合(《反体制魔道士、ケス/Kess, Dissident Mage 》《運命のきずな/Nexus of Fate》など)に限定します。カードが高い/希少であるという理由では代用カードを発行しません。また、磨耗したカードや傷のあるカードを購入するとお金を節約できますが、カードがデッキ内の他のカードと区別できる場合、それらをプレイすることはできず、代用カードも発行されません。
プレイヤーは代用カードを作ってはならず、ヘッドジャッジだけが発行できる。ジャッジが代用カードを作った場合、そのカードは一目で代用カードだと分かるように記された上で、プレイヤーのデッキに入れられる。マッチの間、元のカードは近くに保持され、公開領域にあって区別できる間は代用カードと交換される。代用カードは、その発行されたイベントの間だけ有効である。
基本土地にカードの内容を書いて代用カードとするのが、代用カードを発行する上で単純かつ効果的な方法です。代用カードの内容を、イベントに参加しているジャッジスタッフや他のプレイヤーに分かるように記載した上で、代用カードが適正に発行されたことをわかるようにしておくことを推奨します。カード名が記載されているのはもちろんのこと、マナコストも書いておくとよいでしょう。他の情報を書くかどうかはヘッドジャッジの裁量となります。また、前週のイベントで発行された代用カードをその週のイベントで使用することは「ヘッドジャッジのみ発行できる」を満たしていないため、使用することはできません。