IPG 4.4 非紳士的行為 ─ 買収・賭博

懲罰:- 【マッチの敗北】

定義:
プレイヤーが、対戦相手に、投了や引き分け、マッチ結果の捏造について利益を示して提案したり、それらの提案をさせようとしたり、あるいはそれらの提案を受け入れたりした。マジック・イベント規定の5.2節に、買収の成立条件についてより詳しく記載されている。

賭博は、プレイヤーまたは観客がイベントやマッチ、あるいはその一部の結果に関して賭けをおこなった、あるいは提案したときに成立する。賭博は金銭に限るものではなく、また、賭けの対象が自分のマッチかどうかも問題ではない。

そのプレイヤーが、自身の行動がルールに反していることを知っていた場合は、その違反は〔非紳士的行為 ― 故意の違反〕である。

例:
(A) スイス・ラウンドの間に、対戦相手に100ドルで投了してくれないかと持ちかけた。

(B) 対戦相手に、カードをあげるからIDしてくれ、と申し出た。

(C) 賞金を山分けにする代わりに投了してくれるよう、対戦相手に頼んだ。

(D) マッチの勝者が相手のデッキからレア・カードを1枚選んで取ってもいいと、プレイヤー2人が同意した。

(E) 観客2人が、あるマッチが終わるまでに何ゲームかかるかに関して賭けを行なった。

理念:
買収と賭博はイベントの完全性を損なうものであり、厳しく禁じられている。