IPG 4.8 非紳士的行為 ― 故意の違反

懲罰:— 【失格】

定義:

イベント関連文書で定められた規則を破ったり、イベント・スタッフに嘘をついたり、あるいは、自分(やチームメイト)のマッチで違反があったにもかかわらずそれに注意しなかったりした。

また、以下の条件を満たしていない場合、〔故意の違反〕にはならない。
-そのプレイヤーが自分の行動で有利を得ようとしている。
-そのプレイヤーが自分が不正なことをしていると認識している。

どちらかの条件でも満たしていなければ、その違反は〔故意の違反〕ではなく、他の違反で取り扱われる。

〔故意の違反〕は一見すると〔ゲーム上の誤り〕や〔イベント上の誤り〕になるので、意図や認識を確認するためにジャッジによる調査が必要である。

例:

(A) プレイヤーが、対戦相手に無断で記入済みの結果報告用紙を改竄した。

(B) 自分の主張を強めるため、ゲーム中に何が起こったかについてイベント・スタッフに嘘をついた。

(C) 対戦相手のクリーチャーが致死ダメージを受けていないにもかかわらず、対戦相手がそれを墓地に置くことを放置した。

(D) 対戦相手が《饗宴と飢餓の剣》の誘発型能力の半分だけを解決したことに気付いた上で、その誤りを指摘しなかった。

(E) ドラフト中に、他のプレイヤーのピックを覗き見た。

(F) シールドデッキのカード・プールにカードを加えた。

(G) 過剰なカードを引いてしまったことに気付いたが、懲罰を受けるのを避けるためにジャッジを呼ばなかった。