〔ゲーム上の誤り〕は、マジック総合ルールを破ったことによる、不正あるいは不正確なプレイによっておこる。
この項目は三つある違反項目のうちの最初の項目に当たります。これはゲーム中に起こった総合ルールに関する誤りで、故意でない違反が該当し、大会のポリシーへの違反やその他の不適切な態度は該当しません。
これらの違反は少なくとも一人のプレイヤーが、マッチ中に意図せずにゲームのルールを破ってしまった際に起こります。〔ゲーム上の誤り〕(Game Play Error : GPE)には多くの原因があります。プレイヤーは疲れて注意力が落ちたり、プレイを焦ったり、あるいは複雑な状況ではカードやルールがどのような影響を及ぼすのかを十分に理解していなかったことが原因でミスします。〔ゲーム上の誤り〕がありふれた違反であるのは、こういった状況に例外はないためです。
これらの違反は少なくとも一人のプレイヤーが、マッチ中に意図せずにゲームのルールを破ってしまった際に起こります。〔ゲーム上の誤り〕(Game Play Error : GPE)には多くの原因があります。プレイヤーは疲れて注意力が落ちたり、プレイを焦ったり、あるいは複雑な状況ではカードやルールがどのような影響を及ぼすのかを十分に理解していなかったことが原因でミスします。〔ゲーム上の誤り〕がありふれた違反であるのは、こういった状況に例外はないためです。
多くの反則がこの分類に入るので、全てを列記することは不可能である。
ゲームの複雑さから、起こりうる全ての違反を列記することは不可能なので、私たちジャッジはそんなことはしません。私たちはこの文章を理解しやすく学習しやすいものにしたいと思っています。もしここにすべてを列記し、特殊なケースまでもすべて取り扱ってしまうと、この文章は数百ページにも及んでしまい、逆に使い物にならなくなってしまうでしょう。代わりに、私たちはこの違反をIPGで定められている5つの〔ゲーム上の誤り〕として知られている大項目に分けました。
以下に示す指針は、〔ゲーム上の誤り〕をどう処理するかという判断の枠組みをジャッジに提示するためのものである。
一見すると、特定の違反がどのカテゴリに該当するのか理解するのが難しいかもしれませんが、違反の定義、理念、追加措置をしっかりと読むことで判断の手助けになるでしょう。
〔ゲーム上の誤り〕のほとんどは、誤りが過失によるものだと仮定している。
当然ながら、故意に行われたと思われる違反は別の項目―〔非紳士的行為 ― 故意の違反〕―に当たります。しかし、すべてのゲーム上の誤りが故意の違反ではないと理解することが大切です。実際に故意の違反に当たるようなことは滅多に起きません。
プレイヤーは基本的に良き人であると思っていますし、ジャッジは人のいかさまを指摘するために対戦テーブルにつくわけではないと思っています。いくつかの質問をした結果として変わることはありますが、ジャッジが問題に対応する際の仮定となる基準は、問題をうっかりしたミスとして取り扱うことです。
プレイヤーは基本的に良き人であると思っていますし、ジャッジは人のいかさまを指摘するために対戦テーブルにつくわけではないと思っています。いくつかの質問をした結果として変わることはありますが、ジャッジが問題に対応する際の仮定となる基準は、問題をうっかりしたミスとして取り扱うことです。
故意によるものだとジャッジが確信した場合、まず〔非紳士的行為 ― 故意の違反〕が発生していないかを考えるべきである。
これはコインの裏側となります。たとえジャッジの仕事がいつもプレイヤーを助けることであったとしても、私達はプレイヤーが嘘をついて利益を得るために故意の違反をしている可能性を忘れてはいけません。経験豊富なジャッジからの経験やアドバイスは、状況を正しく処理することや、プレイヤーが故意に違反しているかを見分けるのに役に立つでしょう。
格上げされることのない〔違反の見逃し〕を除いて、同じ分類に入る〔ゲーム上の誤り〕による3回目以降の【警告】は、【ゲームの敗北】に格上げされる。
プレイヤーが間違いをしたら何か学んでほしいですし、将来同じ間違いを繰り返してほしくありません。プレイヤーが間違いを繰り返すなら、【警告】は指導を強化するという役目を果たしていないと判断し、そのためにより厳しい懲罰として【ゲームの敗北】を与えることになるでしょう。〔ゲーム上の誤り〕をプレイヤーに与えるときは、そのプレイヤーがそれよりも前に同じ違反を受けていないか確認しましょう。その懲罰が3つ目かそれ以降だった場合、それは警告ではありません。もしプレイヤーが既に受けた2つの〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕が【ゲームの敗北】に格上げされていても、3つ目の〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕なら【ゲームの敗北】に格上げされますし、それ以降も【ゲームの敗北】が与えられます。
〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕は、プレイヤーの中には、なぜ警告を受けるかを理解しないことがあり得ます。「だけどジャッジ、俺は何も悪いことをしてないよ?」と考えるかもしれません。 プレイヤーがなぜ【警告】を受けるかを若干の時間を取って説明して、もし彼らが議論をしたいというなら、マッチの終わった後にしましょう。一方そのプレイヤーがまた【警告】を受けたとしても、この違反については他の違反と異なり格上げはしません。これは、プレイヤーがジャッジを呼ぶことを恐れるようになることを望んでいないからです。対戦相手が間違いを犯してそれを見逃したからといって【ゲームの敗北】を受けるというのは、筋が通りません。もしその大会中に対戦相手の間違いを見つけられなかったのが3回繰り返したとしたら、そのプレイヤーはジャッジを呼んで〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕を格上げされるのも気が進みませんから、そのプレイヤーは気づかなかったと装うでしょう。私達は、ポリシーでは故意の違反を奨励したいわけではありません。もし〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕を格上げしないとするなら、なぜ全てに【警告】を与えるのでしょうか? そこには2つの理由があります。一つは、警告を受けるような行動は、警告を出すことで一般的にプレイヤーへの注意喚起が十分に行えるからです。二つ目は、違反を犯したことを記録しておくことができるためです。もしプレイヤーがたくさんの〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕を受ける傾向があり、それに関連した誤りでそのプレイヤーがいつも利益を得ているようでも、【警告】によってジャッジは違反を追跡するための情報が得られ、大きな違反データベースに登録され、大会をまたいでそれらを追跡できます。
〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕は、プレイヤーの中には、なぜ警告を受けるかを理解しないことがあり得ます。「だけどジャッジ、俺は何も悪いことをしてないよ?」と考えるかもしれません。 プレイヤーがなぜ【警告】を受けるかを若干の時間を取って説明して、もし彼らが議論をしたいというなら、マッチの終わった後にしましょう。一方そのプレイヤーがまた【警告】を受けたとしても、この違反については他の違反と異なり格上げはしません。これは、プレイヤーがジャッジを呼ぶことを恐れるようになることを望んでいないからです。対戦相手が間違いを犯してそれを見逃したからといって【ゲームの敗北】を受けるというのは、筋が通りません。もしその大会中に対戦相手の間違いを見つけられなかったのが3回繰り返したとしたら、そのプレイヤーはジャッジを呼んで〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕を格上げされるのも気が進みませんから、そのプレイヤーは気づかなかったと装うでしょう。私達は、ポリシーでは故意の違反を奨励したいわけではありません。もし〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕を格上げしないとするなら、なぜ全てに【警告】を与えるのでしょうか? そこには2つの理由があります。一つは、警告を受けるような行動は、警告を出すことで一般的にプレイヤーへの注意喚起が十分に行えるからです。二つ目は、違反を犯したことを記録しておくことができるためです。もしプレイヤーがたくさんの〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕を受ける傾向があり、それに関連した誤りでそのプレイヤーがいつも利益を得ているようでも、【警告】によってジャッジは違反を追跡するための情報が得られ、大きな違反データベースに登録され、大会をまたいでそれらを追跡できます。
複数日にわたる大会においては、この種の違反に関する前日以前の【警告】は考慮しない。
複数日にまたがる大会では、公平にするため何ラウンド目かに関わらず足切りの段階で懲罰の状況はリセットされます。これは、15ラウンドのグランプリの方が、5ラウンドのイベントよりも簡単に〔ゲーム上の誤り〕を3つ重ねてしまうからです。