IPG 3.7 イベント上の誤り ─ 意思疎通規定抵触行為

懲罰: – 【警告】

定義:
プレイヤーが、マジック・イベント規定の4章に定められた意思疎通規定に抵触し、その問題のある情報に基づいて、対戦相手がゲーム内の処理をしたり、行動しないと明確に示したりしたとジャッジが判断した。この違反はこのポリシーの違反にのみ適用され、一般の意思疎通上の混乱に適用されるものではない。

例:
(A) 手札にあるカードの枚数を聞かれて「3」と答えた。その後、対戦相手が手札破壊呪文を唱えたところで実際には4枚持っていたことに気付いた。

(B) 《ラノワールのエルフ》を土地と一緒に置いていたため、対戦相手が「ブロッカーがいない」と勘違いして攻撃した。

(C) 《流刑への道》を唱えたときに対戦相手に基本土地を探せるということを伝え忘れたため、対戦相手がそうしなかった。

理念:
明瞭な意思疎通はマジックをプレイする上の基本である。多くの反則は故意であるが、混乱を引き起こすような単なる勘違いがないわけではないので、それには厳罰は望ましくない。

この種の違反は、プレイヤーが口頭で述べたこと以外によっても引き起こされることがあり得る。

物理的なカードの置き方が不明瞭であることそれ自体は即時に懲罰を課すべきことではないが、ジャッジはそれが問題を引き起こす前に改めるよう伝えるべきである。

手順の省略の誤った運用は通常〔意思疎通規定抵触行為〕としては扱わず、単に取られた行動について既定の省略を適用し、対戦相手に行動の機会を与える。通常の省略からの逸脱を望む場合、それは明確に説明されなければならない。

追加措置:

問題のあった意思疎通のあった時点までではなく、行動した時点までについて、復元を考慮してもよい。