懲罰:- 【マッチの敗北】
定義:
プレイヤーが、現在のゲームに関係ない方法(や、現在のゲームで適正でない行動)でゲームやマッチの勝者を決めようとした、あるいはそう提案し、またはこうした申し出がルールに反すると知らなかった可能性のあるプレイヤーがそう提案するような言葉で欺いた。
ジャッジとして私達は、開催する大会で実際にプレイヤーがマジックをプレイすることを望んでいます。これは、大会の意義が実際にマジックをプレイするということだけでなく、運よりも技術的なゲームとしてのマジックの評判や地位を守るためにあります。これはマジックが賭博に関わるものでないことを確実にするために重要です。加えて、ルール上取ることができなかったゲームの行動をもってゲームの結果を決めることは許されるものではありません。具体的な例としては、例(F)が該当します。
その結果、ゲーム以外の方法(またはゲーム内で認められていない方法)で勝敗を左右するのはこの違反に該当します。
対戦相手は、そういった提案を受けた際にジャッジを呼ぶことは求められていません。
また、対戦相手をだまして〔結果のねつ造〕に当たるような提案を承諾させることも禁止されています。例えば「あー、このまま引き分けになると、お互い残念な結果になりそうだね。なんかできることないかなぁ」というような発言をすることは禁止されています。
注:懲罰として【マッチの敗北】(または【失格】)が与えられる理由には、ギャンブル性が関連していていますが、プレイヤーへ懲罰について説明する際には、その点は気にしなくてよいことに注意してください。サイコロを振ることがゲームと他のプレイヤーへの公平性をどれだけ侵害するかに焦点を当てるべきです。
その結果、ゲーム以外の方法(またはゲーム内で認められていない方法)で勝敗を左右するのはこの違反に該当します。
対戦相手は、そういった提案を受けた際にジャッジを呼ぶことは求められていません。
また、対戦相手をだまして〔結果のねつ造〕に当たるような提案を承諾させることも禁止されています。例えば「あー、このまま引き分けになると、お互い残念な結果になりそうだね。なんかできることないかなぁ」というような発言をすることは禁止されています。
注:懲罰として【マッチの敗北】(または【失格】)が与えられる理由には、ギャンブル性が関連していていますが、プレイヤーへ懲罰について説明する際には、その点は気にしなくてよいことに注意してください。サイコロを振ることがゲームと他のプレイヤーへの公平性をどれだけ侵害するかに焦点を当てるべきです。
そのプレイヤーが、自身の行動がルールに反していることを知っていた場合は、その違反は〔非紳士的行為 ― 故意の違反〕である。
この違反は依然として深刻なものであると考えていますが、違反だと知らなかったプレイヤーが失格になるようなことを望んでいるわけではありません。地方の小さなお店では、ルールの運用はもう少し緩めかもしれませんし、プレイヤーはこれが違反だと知らないかもしれないのです。プレイヤーを教育し正しく導くためにも、【失格】はちょっと厳しすぎました。しかし、これが許されることではないことを知っているプレイヤーに対しては、従来通り【失格】が妥当です。加えて、サイコロを振ってその結果で勝敗を決めることが違反であることを知っていて、自分が勝てるような申し出を、対戦相手に行わせるようだまそうとすることは、自分がしようとしている行動が間違っているという自覚があることを示しています。
何が「現在のゲームに関係ない方法(や、現在のゲームで適正でない行動)」にあたるのでしょうか?ここではわかりやすい例をいくつか挙げています。
何が「現在のゲームに関係ない方法(や、現在のゲームで適正でない行動)」にあたるのでしょうか?ここではわかりやすい例をいくつか挙げています。
例:
(A) イベントで時間切れに際して、引き分けになりそうだった2人のプレイヤーがダイスを振り、勝者を決めた。
(B) マッチの勝者をコイン投げで決めようと対戦相手に提案した。
(C) プレイヤー2人が腕相撲をしてマッチの勝者を決めた。
(D) プレイヤー2人がじゃんけんをしてマッチをするか引き分けにするかを決めた。
(E) ゲームの勝者を決めるために、延長ターンの終わりにプレイヤー2人がライブラリーの一番上のカードの点数で見たマナ・コストを比較した。
(F) 延長ターンの終わりに、「続けていたらどちらが勝ったか」を見るためにプレイヤー2人がライブラリーの上からカードを公開した。
(G) 「これじゃ引き分けになっちゃう、僕らお互いにとって最悪の事態だ。何かできることはないかな」と言った。
サイコロを振る/コインを投げるといった無作為な方法を使って勝敗を決めるのが、ゲーム外の方法で勝敗を決めるという最もよくある例で、マジックのゲームに不要な方法はどんなものであろうと、それらを採用することはこの分類に含まれます。(コインやサイコロのような)完璧に無作為な方法だったり、(腕相撲のような)物理的な要素だったり、(三目並べや遊戯王のような)他のゲームだとしても、方法そのものは関係がありません。他に問題となる決定方法としては、「未来のカード」を勝敗の決定に使用するという方法が挙げられます。マッチの終了時に、盤面の状況を判断して投了することはプレイヤーにとってもよいことです。しかし、プレイヤーは自身が見ることができるものだけを判断材料としなければなりません。「もし私が土地を引いたら、私の勝ちだった。なので、もしライブラリの一番上が土地だったら投了してくれないか。そうでなかったら私が投了するから。」というような提案をすることは許されません。
理念:
ゲーム外の方法で勝者を決定することは、イベントの完全性を危うくする。
前述のように、マジックの対戦結果は、マジックのゲームをプレイした結果のみが提出されるべきです。そうでない方法で結果を導くことは、イベントの完全性を損ないます。「イベントの完全性を損なう」とは何を意味するでしょうか? マジックのゲーム以外の方法で、マジックの試合の勝者が決定されると仮定すると、その結果はイベント全体に影響を与えます。マジックのゲーム以外で結果が決まったマッチが、イベントにおける他のマッチや他のプレイヤーの順位に影響を与えます。ダイスを振って勝者を決めるというのは、システムで遊んでいるのであり、マジックのゲームをしていません。
時間切れによって引き分けになったマッチはその通りに報告されるはずであり、その結果を決定するために不正な方法を用いることはこの懲罰の対象となる。
引き分けはマジックのゲームでは有効な結果です。引き分けを回避するため、ということは、プレイヤー達がゲーム外の方法で勝敗を決めることの言い訳にはなりません。
ただし、時間切れが告げられた際にもしプレイヤーが盤面で圧倒している状況で、対戦相手に投了するように尋ねても、〔非紳士的行為 ─ 結果の捏造〕には当たりません。なぜなら、この状況に置いて、ゲーム外の方法は何も用いられていないからです。もちろん、対戦相手はこれを拒否することはできますし、拒否したならマッチの結果は単純に通常と同じ手順で決定されるでしょう。
ただし、時間切れが告げられた際にもしプレイヤーが盤面で圧倒している状況で、対戦相手に投了するように尋ねても、〔非紳士的行為 ─ 結果の捏造〕には当たりません。なぜなら、この状況に置いて、ゲーム外の方法は何も用いられていないからです。もちろん、対戦相手はこれを拒否することはできますし、拒否したならマッチの結果は単純に通常と同じ手順で決定されるでしょう。