プレイヤーはいつでもイベントから棄権できる。プレイヤーが第1ラウンド開始前に棄権した場合、そのプレイヤーはそのイベントに参加していないものとして扱われ、最終順位にも名前は含まれない。
また、イベントの参加者数合計に貢献したとはみなされません。
イベントから棄権することを選んだプレイヤーは、次のラウンドの組み合わせが生成される前にスコアキーパーにその意志を伝えなければならない。
MTG Companionから自分で棄権処理するのが一番良い方法です。 ただし、SKに直接行って棄権することも可能です。 イベントを棄権する場合は、スコアキーパーに知らせてください。 スコアキーパーが次のラウンドを生成し始めた後、その作業を元に戻してあなたをイベントから外すことはできません。 あなたは対戦に組み込まれていますので、着席しない場合、誰かが空席の向かいに座ることになります。 対戦相手はマジックをプレイしに来たのに、1時間も退屈しなければならないのです。
スコアキーパーが次のラウンドの組み合わせを作り始めた以降に棄権を告げたプレイヤーは、そのままそのラウンドは組み合わせられる。
他の代替案としては、全てのペアリングを取り下げてペアリングを組み直し、最初のペアリングと勘違いを避けるためにアナウンスを繰り返す、という方法があります。これはイベントに大きな遅れを発生させるでしょう。
プレイヤーがマッチに姿を見せなかった場合、スコアキーパーに報告していない限り、そのプレイヤーはそのイベントから棄権したものとして扱う。頻繁に、あるいは故意に、そのイベントのスコアキーパーに報告することなくイベントから棄権するプレイヤーは、資格停止を含む懲罰の対象となりうる。
よく、棄権する際に誰にも告げずに棄権してしまうプレイヤーはコミュニティーに悪影響を与えます。また、対戦相手に10分間何もせずに座っていることを強要していることになりますし、その後40分間対戦相手はMagicをプレイすることができないのです。これは主にイベントの下位卓で発生しやすいですが、その段階で、勝つことよりもMagicをプレイしたかった誰かがプレイできないという状況を作り出してしまいます。出場停止にすることに関して、必ずそうなるというわけではありませんが、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が出場停止にすることができるという事実が存在します。
リミテッドのイベントから棄権するプレイヤーは、その時点で適正に所持しているカードを手に入れる。これには、未開封、あるいは部分的にドラフトされたブースター・パックも含まれる。
これは、グランプリラスベガス2013で明確化されました。プレイヤーは自分が手に入れたパックをそのまま持ち帰ることができます。これは、主にパック交換を行う前に棄権して帰りたいプレイヤーを想定しています。しかし、現在の登録手順では、プレイヤーは、チェックは他のプレイヤーのパックについて行うものの、自分が開けたパックをそのまま使用することができます。プレイヤーは、自分が使用するパックを開封し、他のプレイヤーに登録してもらいます。
足切りが行なわれた後でプレイヤーがイベントから棄権する場合、他のプレイヤーがその代わりに進出することはない。残っているプレイヤーの中で最も順位の高かったプレイヤーがそのラウンドで不戦勝を得る。
稀なケースではありますが、足切りが行われた後に、プレイヤーが緊急な要件のために棄権を希望する場合があります。他には、プレイヤーが希望しなくても、失格になった場合なども考えられます。もし、こういった状況が起こったとして、ジャッジは他のプレイヤーを繰り上げる、ということはすべきではありません。
棄権したプレイヤーは、ヘッドジャッジの判断によってイベントに再参加することができる。ただし、そのプレイヤーが参加しなかった間に構築されたデッキが必要とされる部分への再参加は認められない。また、足切りの行なわれた後で再参加することもできない。
プレイヤーが再参加するかどうか、が考慮される場合、ヘッドジャッジは、再参加がイベント全体にどのような混乱をもたらすか、ということを考慮するべきです。プレイヤーは、マッチを行うために必要となる適正なドラフト/シールド・デッキを持っていないなら、イベントの途中から再参加することはできません。
謝礼の類と引き替えに、イベントから棄権してはならない。その行為は〔買収行為〕となる(5.2節参照)。