2.11 記録を取ること

プレイヤーはマッチの進行中に記録を取ってもよく、その記録をそのマッチの進行中に参照してもよい。各プレイヤーの記録用紙は、マッチの開始時に空白でなければならず、マッチの間ずっと見える状態でなければならない。

プレイヤーはその記録について他のプレイヤーに説明したり公開したりする必要はない。ジャッジはプレイヤーの記録を提示させたり、その記録について説明を求めたりすることができる。

プレイヤーは、以前のマッチの間の記録など、それ以外の記録をゲーム中に見てはならない。

ゲームとゲームの間には、プレイヤーはマッチの前に取られた簡易な記録を見てもよい。プレイヤーはその記録について他のプレイヤーに公開する必要はない。それらの記録は次のゲームの開始前にプレイエリアから取り除かれなければならない。

記録用紙3枚以上といった、度を超えた量の記録を見ることは認められず、〔遅いプレイ〕として懲罰を受ける事もあり得る。

 プレイヤーのデッキリストが対戦相手に提示されているイベントでは、プレイヤーは対戦相手のデッキリスト全体をマッチ内の記録として書き写すことは認められない。
 記録を取ったり参照したりするために電子機器を使うことは、ルール適用度が一般の場合には認められる(2.12 参照)。

プレイヤー並びに観客(例外:許可を受けた取材者)は、ドラフト中やカード・プールの登録中に記録を取ってはならない。

プレイヤーはドラフト中、カード・プールの登録中、デッキの構築中に外部情報を参照してはならない。

プレイヤーはいつでもオラクルの文章を参照してよい。その場合、オラクルの参照は公開で、他の戦略上の情報を含んでいない形式のものでなければならない。

ルール適用度が一般の場合、gatherer.wizards.comなどのインターネット上のものを参照することは認められる。オラクルを非公開で参照したい場合、プレイヤーはジャッジの許可を取らなければならない。

カードに芸術的な修正が加えられているものは、その修正が戦略的にほとんど意味のない場合に限り使ってもよい。

そのイベントでどのようなカードが許容されるか、またどの程度の記録が許容されるかについての最終的な決定権者はヘッドジャッジである。