3.3 公認のカード

 プレイヤーは、マジックのエキスパンション、基本セット、特殊セットやサプリメント、プロモカードに含まれる公認のマジック・ゲーム・カードを使うことができる。公認のゲーム・カードは、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストが公に販売または頒布した、通常サイズの本物のマジックのカードでなければならない。公認のゲーム・カードでないカードは、あらゆる認定イベントで禁止されている。

改変されているカード、表または裏に金枠があしらわれているカード、「Heroes of the Realm」、『テーロス』ブロックの「チャレンジ・デッキ」シリーズのカードは(通例として異なる裏面を持っている)は、公認のゲーム・カードではない。(訳注:英語ではunalteredとなっていますが、おそらく間違いです。)

 銀枠カード、どんぐり型のセキュリティ・スタンプやどんぐり型のシンボルのあるカードは、カジュアル・イベントで、かつフォーマットが明示的に認めている場合にのみ使用できる。

「構築プレイでは使用できない/Not for constructed play」「プレイテスト/Playtest」と記されたカードや、他のマジックのカードの上にプレイテスト・ステッカーやプレイテスト・ステッカーの絵があるカードは、構築イベントでは使用できない。

 ウィザーズはパック内にゲームの助けとして伝統的カードではない追加のゲームの物品を入れる。その例としては、トークン、タイトル・カード、ダンジョン、アート・カードがある。これらはプレイには必要なく、ゲーム中で必要であればプレイヤーは両プレイヤーに明白な代用品を使うことができる。

 分かりにくい文言や絵を使って有利を得ようとするのでない限り、他の条件を満たしている、英語以外のカードあるいは印刷ミスのあるカードを使ってもよい。公式のテキストレス・プロモカードは、他の条件を満たしていれば、認定イベントで使うことができる。

 芸術的な修正は認定イベントでも許容されうるが、その修正がカードのイラストを識別できなくしていたり、戦略上意味のある情報を含んでいたり、問題のあるイラストを含んでいたりしてはならない。芸術的修正によってマナ・コストやカード名が隠れたり変わったりしていてはならない。

 ヘッドジャッジが、そのイベントにおけるカードの使用可否に関する最終権限者である。使用が認められなかったカードの代わりをプレイヤーが用意できなかった場合、そのプレイヤーはカード名が《平地》、《島》、《沼》、《山》、《森》のいずれかであるカードを選んでそのカードと入れ替える。この修正は、カードの紛失等でデッキを適正な状態に戻さなければならなくなった場合にも適用される。

 イベントのヘッドジャッジは、イベント中に傷ついたカードに関して代用カードを発行できる(代用カードについては3.4節参照)。