マジックのゲームを厳密に表現することの複雑さに鑑み、完了後の結果が適性で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても処理を一連のものとして行なうことは許容できる。
プレイヤーはロボットではないため、すべてを完全に行う事はしませんし、ジャッジはそういったことを期待するべきではありません。マジックは他人を引っ掛けるゲームではありませんから、プレイヤーは明確な行動をしたプレイヤーは懲罰を受けるべきではありませんし、それが適正な行動ではなかったとしても、より自然にそうしたと思えるならば、懲罰を受けるべきではありません。
正しい順序で行なったと仮定した場合に全ての行動が適正であることが必要であり、また、対戦相手は必要な時点で対応するために、正しい順序で行なうようにプレイヤーに求めてもよい。(その場合、それ以降に行なわれる行動は一旦取り消され、そのまま行動する義務は生じない。)
順序違いの連続行動は不適正な行動を行うために使用されてはなりませんが、より重要なのは、順序違いの連続行動によって対戦相手が適切なタイミングで対応する機会が奪われないようにすることです。もし対戦相手が対応することを望むのであれば、望むタイミングで行いたい行動全てが適切な順番で行われるようにしなければなりません。順序違いの連続行動を提案したプレイヤーは、提案した内容に対して対戦相手が対応した内容を確認したうえで、それ以降の行動を変更することができます。
順序違いの連続行動によって決定を遅らせ、本来のタイミングではまだ得られていない情報を利用することができてはならない。
順序違いの連続行動に、行動を適正な解決した際に適正に得られるであろう情報を用いることはできません。なぜなら順序違いの連続行動は、アドバンテージを得るために用いられてはならないからです。
例)あるプレイヤーが《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》を唱えたとします。そのプレイヤーはクリーチャーを手札に戻す以外のこと(カードを3枚引く、5点のライフを得る)は、クリーチャーを手札に戻すよりも前に行ってはいけません。なぜなら、カードを引くことによって得られる情報は、手札に戻すクリーチャーカードの選択に影響を与えるかもしれないからです。
例)あるプレイヤーが《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》を唱えたとします。そのプレイヤーはクリーチャーを手札に戻す以外のこと(カードを3枚引く、5点のライフを得る)は、クリーチャーを手札に戻すよりも前に行ってはいけません。なぜなら、カードを引くことによって得られる情報は、手札に戻すクリーチャーカードの選択に影響を与えるかもしれないからです。
プレイヤーは、行動を修正したり追加したりすべきかどうかを見るために順序違いの連続行動の途中で対戦相手の反応を見て利用してはならない。またやり忘れた事をやりなおすために順序違いの連続行動だと主張することも認められない。一般に、一連の行動を行なった後で手が止まった場合、それで行動が終わったものだと判断され、連続行動は終わりとなってゲームは連続行動終了後の対応する局面に進むことになる。
通常、順序違いの連続行動として行われた一連の動作は、すべて1つのブロックとして実行されなければなりません。つまり、動作と動作の間や相手とのやりとりは一切あってはならないのです。順序違いの連続行動として一連の行動が止まったということは、それらの行動がすべて終了し、それらの行動が終了した場合に移動するはずの適切なタイミングまで、ゲームが進行したことを示しています。
繰り返しますが、順序違いの連続行動は、自分がアドバンテージを得るために使用されてはなりません。つまり、一連の行動に過去に行われなかった行動を含んでいたり、相手の反応に基づいて一連の行動を変えることはできません。「プレイヤーが何かしらの行動を忘れていて、順序違いの連続行動として後でその行動をとろうとしても、それは受け入れられない」のです。
繰り返しますが、順序違いの連続行動は、自分がアドバンテージを得るために使用されてはなりません。つまり、一連の行動に過去に行われなかった行動を含んでいたり、相手の反応に基づいて一連の行動を変えることはできません。「プレイヤーが何かしらの行動を忘れていて、順序違いの連続行動として後でその行動をとろうとしても、それは受け入れられない」のです。
例:
1. プレイヤーが土地をアンタップする前に《マスティコア》のアップキープ・コストとしてカードを捨てた。
2. 《砕土》の解決時に、《砕土》のカードを墓地に置いてからカードを探した。
3. 《均衡の復元》の解決時に、土地やクリーチャーを生け贄に捧げる前に手札を捨てた。
4.2体のクリーチャーが状況起因処理によって墓地に送られる場合に、その一方が持っている戦場を離れた時の誘発型能力を、他方を墓地に置く前に解決した。
5. ブロック・クリーチャー指定を始めてから、《樹上の村》を起動してそれでブロックした。
順序違いの連続行動に関するルールTipsは、Paul Baranayが書いた記事(英語)とDonato Del Giudiceが書いた記事で見ることができます。