ルール適用度が競技またはプロで行われているマッチにおいては、プレイヤーはカードやトークン、その他戦場に置かれている物品を以下の配置に従って置かなければならない。
・そのプレイヤーの視点から見て、土地でないカードは土地よりも対戦相手側に置かなければならず、土地でないカードを土地エリアに置いたり土地エリアと自分側のテーブルの縁との間にカードを置いたりしてはならない。
・クリーチャーでないパーマネントで、その用途が土地エリアに置かれてもおかしくないもの(マナ能力だけを持つアーティファクトなど)は、配置がスタッフの目から見て全体として明確である限り、どちらのエリアに置いてもよい。ただし、クリーチャーでもあるパーマネント(《機械の行進》が戦場にある状況でのアーティファクト、《ドライアドの東屋》、クリーチャー化している《樹上の村》など)は、土地でないカードを置くエリアに置かなければならない。プレイヤーは、それ以外のカードを用いて、戦場のいずれかのエリアにあるパーマネントを隠してはならない。
・各カードは、それにつけられているパーマネントとそれぞれ明確に隣接して置いておくこと。たとえば、土地をエンチャントしているオーラは、その土地と隣接して土地エリアに置くこと。
・プレイヤーのライブラリー、墓地、追放されたカードは、全て揃えて戦場の左右いずれかに置く。どちらかはプレイヤーが選ぶ。
・プレイヤーの墓地と追放されたカードは、そのライブラリーのそばに配置すること。この3つは常時区別できるようにすること。
・カードがパーマネントによって追放され、またそのパーマネントにその追放したカードに追加の処理をする方法があるなら、そのカードはその関連が明らかになるように置かなければならない。この方法としてはその2枚を隣接して配置することが推奨される。
・アンタップ状態のパーマネントは、そのコントローラーのほうを向けておくこと。記憶のために一時的にカードの向きを逆にすることは認められる。
あるプレイヤーの戦場にあるパーマネントのうち、クリーチャーは土地の前に置かれるべきです。クリーチャーでないパーマネントのうち、それの主目的がマナを出すことであるなら、土地と一緒に配置してもよいでしょう。土地でもあるクリーチャーは、「必ず」クリーチャーと一緒に置かれなければなりません。これには《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》やクリーチャー化したミシュラ土地も含まれます。これは、明確で一貫性のある戦場の状況が維持され、誰もが戦場の状況を認識できることを確認するためなのです。
パーマネントを示すために物体を用いる場合、それがタップしているかどうかなどどういう状態にあるかを明確に示せるものでなければならない。いずれかのプレイヤーの使っているスリーブやカードの裏面と似たスリーブや裏面をしたカードを使ってはならない。ヘッドジャッジは、パーマネントを示すために使うことのできる物体についての最終決定権者である。
スタッフは、プレイヤーの配置を明確に保つために、その裁量で、これらの指針に例外を設けたり追加したりしてもよい。例外事象(土地を使っていないデッキ、墓地を非常によく使うデッキなど)においては、プレイヤーはスタッフに相談してどのような配置が認められるかを決定すること。