Magic Judge Monthly: 2018年4月

『ドミナリア』によろしく! 今月は新しい記事やニュースが大量にあって、春の訪れとともに『バトルボンド』も近づいてきています。『ドミナリア』に伴う新しいポリシーと、そして暫定ジャッジ・コミュニティ・マネージャーが任命されたことを確認しましょう!

いつもどおり、忙しいジャッジの皆さんもご一読ください!


テクノロジー・スフィアの新リーダー:

Jason Lemahieuはテクノロジー・スフィアのリーダーを辞任し、その聖火をPaul Baranayに繋ぎました。 彼らはこのプロジェクトで何年も協力してきていて、移行はスムーズに行なわれることでしょう。 このような大規模なプログラムを運営してきたJasonに多大な感謝を捧げるとともに、Paulを心から歓迎しましょう!

RC選抜委員会:

新しい地域コーディネーター・リーダーとして、これまでその任を務めてきた人物が再任されました。 おめでとう、Sebastian Pekala。そしてこれからの一年が良い年でありますように!

臨時コミュニティ・マネージャー!

皆さんご存知の通り、コミュニティ・マネージャーのSara Moxは最近お子様が産まれました。 お子様は元気で、お母さんは育休に入りました。彼女の休暇中、コミュニティ・マネージャーとして必要な仕事を担当するため、Eric Levineが代理を務めます。 Erikの成功とSaraの健勝を祈ります!

『ドミナリア』に伴うポリシー更新!

Toby Elliottは、今後知っておくべき変更についての記事を公開しました。 今回の更新は、主に意思疎通と情報に関するものです。 また、ジャッジが代用カードを作る方法やそのための条件についても更新されています。

ジャッジ・プログラムの現状:

ジャッジ・プログラムの現況と、将来の展望をお望みですか。 ここにすべて揃えています。過去の記事で取り上げられたものもありますが、現在行なわれていることの要約を知りたければこちらの記事をご一読ください!

2018年4月のジャッジ向け記事とブログ

  1. Judge cast: JudgeCast #197 – Layers (Part 1), JudgeCast #198 – Dominaria Release Notes!
  2. プログラム・コーディネーターのブログ: Announcing the 2018 Regional Coordinator Leader!
  3. 地域ブログ:
    新記事があるブログ:
    Judging in the North!
    Canadian Judge Family
    German Speaking Countries,
    Magic Judge Iberia – Español,
    Jueces Hispanoamericanos,
    Regional Blog for USA – Southwest!,
    The Judges of Southeast Asia,
    Juízes de Magic Brasil,
    Le Blog des Arbitres Francophones,
    Europe – East regional blog
    USA Great Lakes Judges
    Judging in Russia
  4. 次元橋: Captain’s log – March 2018
  5. 成功のためのジャッジ: Leading the Deck Checks Team

その他にも、Blog Portalからジャッジのブログを見ることができます。

記事について議論したい場合、関連のフォーラムに行きましょう。Judge blogのチェックもお忘れなく。

ルールやポリシーについてすぐに答えが必要ですか?マジック・ジャッジに聞きましょう!

2018年4月のアニバーサリー

4月に「誕生日」を迎えたジャッジをお祝いしましょう。今月特集されているのはJack HesseDavid GutešaJasper Overmanです!

2018年4月の「今週のジャッジ」

集まりへようこそ

イベントスタッフとしてGPに初めて参加するジャッジを歓迎するためのブログです!参加するジャッジの誰が特集されているのか確認しましょう。

GP シアトル
GP ハートフォード
GP シドニー
GP コロンバス
GP ボローニャ

包括的空間

Dustin De Leeuwが、私達がジャッジとして、すべての人が楽しめるイベントにするための方法についての素晴らしい記事を書いてくれました。

2018年4月の質問に対する公式回答

1.APは《魔力変/Manamorphose》を唱え、その解決時にどの色を加えるかを選ぶ前にカードを引きました。違反、懲罰、措置はどうなりますか?

[expand title=”Answer:”]これは〔ゲームルール違反―その他一般〕になります。懲罰は【警告】で、復元しようと思うならAPの手札から無作為のカード1枚をそのライブラリーに置き、それからAPに色を選ばせて、APがそのカードを引く、ということになります。しかしながら、それは、APが引くことになるカードを知っているままなので、復元を行なわず、単にAPに色を選ばせるのと同じ結果になります。そこで、単純化のため、私達はそのプレイヤーにどの色を出すかその時点で選ばせます。

承認者 Scott Marshall[/expand]

2.APは《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》の+1能力を起動し、コントロールしている土地はすべてアンタップ状態です。NAPは複数枚のタップ状態の土地をコントロールしています。APはNAPの土地をアンタップすることを選ばなければなりませんか?

[expand title=”Answer:”]はい。その遅延誘発型能力が解決されたとき、そのコントローラーは可能なら必ず土地を2つアンタップしなければなりません。戦場にあるタップされている土地がすべて対戦相手がコントロールしているものなら、対戦相手の土地をアンタップする必要があります。

承認者 Callum Mine[/expand]

3.《でたらめな砲撃/Haphazard Bombardment》が誘発して、破壊不能を持つパーマネントがあった場合、無作為に選ぶ選択肢としてそれも含まれますか?
[expand title=”Answer:”]いいえ。「不可能な選択肢は選べない、というのはその選択が無作為に行なわれるものであっても有効で、そして破壊不能を持つものを破壊することは不可能です。従って、無作為に選ぶのは適正に破壊できるパーマネントの中からになります。

これは、再生などの、破壊を置換する効果では起こりません。再生の盾を持つパーマネントを破壊することは不可能な処理ではないからです。」

承認者 Callum Mine[/expand]

4.NAPは、APの《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》を追放している《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》をコントロールしています。APはその《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》を追放領域から唱えられますか?

[expand title=”Answer:”]唱えられます!呪文を唱えるときに最初にすることは、それを唱え始めたときにあった領域(この場合追放領域)からスタックに動かすことです。その後、601.2eの間に、その呪文を唱えることができるかどうかをチェックします。《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》はスタックにあり、追放領域にはないので、《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》は《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》を唱えることを阻害しません。従って、追放されていた《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》を唱えることができます。

(注:この相互作用は将来のルール変更によって変わる可能性があります。 この回答は現時点での現実世界での処理であり、Magic OnlineやArenaでは《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》で追放されている《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》を唱えることはできません。)

承認者 Nathan LongCallum Mine[/expand]

5.APは《黄昏の預言者/Twilight Prophet》をコントロールしていますが、都市の承認は得ていません。APのアップキープの間に、APは自分のライブラリーの一番上のカード(《沼》)を公開し、自分の手札に入れました。その後、自分のターンのドローに進み、ドロー・ステップの後で、両プレイヤーともにその誘発型能力が無いことに気づいてジャッジを呼びました。適切な解決法はどうなりますか。

[expand title=”Answer:”]この場合、APが行なったすべての処理はNAPが見て確認しています。その場合には、〔非公開カードに関する誤り〕にはならないので、〔その他一般のゲームルール抵触行為〕になり、誤りの起こったところまでの復元、つまり誘発型能力をスタックに置く、ということが可能です。この復元に関して、《沼》は脇に置かれ、無作為のカードがライブラリーの一番上に戻されて、それから《沼》がその上に置かれます。

しかし、NAPが誤りを指摘する時間がないほど早くAPが処理を進めていた場合、これは〔非公開カードに関する誤り〕として扱われるべきであり、その場合は《沼》が本来引かれるべきカード(単にAPが公開しただけ)で、もう1枚は過剰なドローということになります。その場合の措置は、《沼》を脇に置き、残りの手札をNAPに公開して、NAPがそこから1枚選び、選ばれたカードをライブラリーの無作為の部分に加えて切り直すことになります。

承認者 Scott Marshall[/expand]

6.NAPは《減衰球/Damping Sphere》をコントロールしています。APは《マナの反射/Mana Reflection》をコントロールしており、自分の《裏切り者の都/City of Traitors》をマナを出すためにタップしました。APが出したマナはどれだけですか?

[expand title=”Answer:”]土地1つが2マナ以上を出すときは、《減衰球/Damping Sphere》と《マナの反射/Mana Reflection》が同一のイベントを置換しようとするので、影響を受けるオブジェクトのコントローラーがそれらの置換効果の適用順を選びます。APが《マナの反射/Mana Reflection》を先、《減衰球/Damping Sphere》を後に適用することにしたなら、《裏切り者の都/City of Traitors》から得られる{C}{C}はまず倍になって{C}{C}{C}{C}になり、その後で{C}になります。逆に、《減衰球/Damping Sphere》を先、《マナの反射/Mana Reflection》を後に適用することにしたなら、《裏切り者の都/City of Traitors》が出す{C}{C}はまず{C}に置換され、それから倍になって{C}{C}になります。

承認者 Callum Mine[/expand]

『ドミナリア』に伴うポリシー更新

『ドミナリア』に伴うポリシー更新はこちらでご確認ください。意思疎通ポリシーの節における重要な変更や、フォイルでないカードが存在しないフォイル・カードが曲がっていた場合の代用カードの使用に関する新しい規則などが取り上げられています。

The Knowledge Pool(知識槽)

今月は、知識槽からの最新のシナリオを取り上げます。
借りた火力の過剰な苦味

双頭巨人戦リリースノートと構築のヒント

『ドミナリア』に伴うルール変更で、双頭巨人戦の戦闘の処理が見直されました。それらの変更について、そして双頭巨人戦での『ドミナリア』の各カードの働きについて詳しくはこちら

このフォーマットで注目すべき新しいカードがひと目で分かる記事として2HG Hidden Gemsも公開されています!

ジャッジ向け記事

プレイヤーが自分のデッキのカードをなくしたと気づく様々な状況と、IPGに従ってどう処理したらよいかに注目したMissing Cards: When Infractions Collide、プロツアーがTwitchで放送されていなかった当時を回想するHidden Card Error 101という素晴らしい記事をご紹介します。

プレイヤー経験ブログ:今月のカード:

今月は《ハダーナの登臨/Hadana’s Climb》を取り上げ、このカードが特定の状況下で正しく働くとどうなるか示すいくつかの状況を紹介しています。

告知協力者:

カスタマー・サービス・プロジェクトが復活し、プレリリースでの告知を非常に簡単にする道具が公開されました。

 

ジャッジ・カンファレンス、グランプリ、SCG Openが世界中で開催され、ジャッジが募集されています。GP Orlando, GP Brussels, GP Los Angeles, GP Providence, SCG Open Baltimoreが間もなく〆切となります。

各イベントについての詳細は、Grand Prix Solicitations and Selected Staffsのフォーラムでご確認下さい。

Mystical TutorPublic Promotionsなどの公開プロジェクトが助けとなるジャッジを探しています!ジャッジとしての経験から得たものをコミュニティに還元しようと思う方は、興味のあることにご協力下さい