ラスヌー忘れ

AnduinとNythendraが『カラデシュ』『霊気紛争』のシールドデッキPPTQで対戦しています。Anduinのターンに、彼は《ラスヌーのヘリオン》を唱え、Nythendraは対応しませんでした。Anduinは「エネルギー2点貰うね?」と言い、Nythendraは頷いて認めました。その後、Anduinは戦闘に入ることを宣言し、《ラスヌーのヘリオン》と《牙長獣の仔》で攻撃しました。Nythendraは「ブロックしません」と言い、両プレイヤーがライフ総量を変更しました。Anduinが「どうぞ」と言ったので、Nythendraはアンタップし、カードを引いてから「あっ、《牙長獣の仔》がダメージを与えたのにエネルギー増やしてませんね」と言いました。Anduinは「ああ、完全に忘れてた。《ラスヌーのヘリオン》の誘発型能力も忘れてるわ」と言いました。この時点でNythendraは手を挙げ、ジャッジを呼びました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] 《牙長獣の仔》の誘発型能力については、〔誘発忘れ〕ではありますが、懲罰は与えられません。その誘発型能力をスタックに置くかどうか、Nythendraが選びます。 《ラスヌーのヘリオン》の誘発型能力については、「忘れてる」とAnduinが認めているのでこれも〔誘発忘れ〕になり、有害な能力なので【警告】が与えられます。選択しなかった場合の処理(生け贄に捧げる)が定められている誘発型能力なので、Nyehendraは「プレイヤーが次に優先権を得るときに生け贄に捧げる」「次のフェイズにプレイヤーが優先権を得るときに生け贄に捧げる」「そのまま残す」のどれかを選び、Anduinに処理させることになります。 (訳注:回答がなかったので自作しました) [/expand]

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ほにゃららの誓い

AndrewはスタンダードのPPTQでNadineと対戦しています。Andrewのターンに、彼は、手に《ニッサの誓い》を持って「誓い?」と言いながら《森》をタップしました。Nadineはそれを解決させ、Andrewはカードを3枚引き、《島》と《森》を捨てました。Andrewはこの時点で誘発型能力の解決を誤ったことに気づき、ジャッジを呼びました。Andrewは、《ジェイスの誓い》をプレイしているつもりだったというのです。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] Andrewは〔非公開カードに関する誤り〕で【警告】を受けます。根本の問題は、カード3枚をカード群(彼の手札)に加えたことです。捨てたカード2枚をAndrewの手札に戻し、Andrewの手札をNadineに公開させて、Nadineがその中から選んだ3枚を《ニッサの誓い》のカード群とします。その後、Andrewに《ニッサの誓い》の誘発型能力の処理を続けさせます。 [/expand]

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ラーデと涙

 AnnaとNancyは競技RELの『モダンマスターズ 2017年版』のシールド戦で対戦しています。Annaは《》を、Nancyを対象にして唱え、占術して1枚をライブラリーの一番下、1枚を一番上に送りました。その後、ライブラリーの一番上のカードを公開し、その《》を手札に入れてから、《》の上にあったサイコロを4から5に転がしました。Nancyは「ちょっと待って! やることあったの! ジャッジ!」  Nancyはテーブルから離れて、Annaが占術で1枚をライブラリーの上に置いたので、《》の能力を解決する前にAnnaのクリーチャーのうち1体に《》を唱えるつもりだったと言いました。  どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  Annaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受けます。ゲームの局面を誤りのあったところまで巻き戻し、Annaの手札に入った《》をライブラリーの一番上に戻します。その後、Nancyは優先権を得て、《》を唱えることができる機会を得ます。  今週の議論を通じて、私たちは順序違いの行動についていくらか掘り下げた議論を行いました。順序違いの行動は「完了後の結果が適正で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても処理を一連のものとして行なう」というものです。このいい例が、《》の2つ目の能力を使い、相打ちになるように2体のクリーチャーを格闘させたときに、忠誠カウンターを動かす前に自分のクリーチャーを墓地に置く、というものです。技術的には、忠誠カウンターを動かすほうが先であるべきですが、何が起こっているのか両プレイヤーに明確であり結果は同じものになります。  ただし、今回の状況では、Annaはライブラリーのカードを公開してから手札に入れ終わるまで、その行動をする理由について示していませんでした。何が起こっているのかNancyが理解できる機会は、《》の忠誠カウンターを動かした時が初めてです。《》の能力の宣言をしなかったことで、Annaは「明確な局面」を作ることができていません。したがって、順序違いの連続行動は適用されません。  最後に、私たちはこの場合の措置について議論しました。《》の忠誠度能力の起動を宣言しなかったことで〔その他一般のゲームルール抵触行為〕が与えられます。問題は、ゲームをどこまで巻き戻すかです。Annaは《》の+1能力をすでに起動していて、優先権を保持しないことを宣言しています。《》はライブラリーの一番上に戻される必要がありますし、切り混ぜられることはありません。Annaの使った占術によって、《》の存在は未知の部分ではなくなっていますし、《》の能力が急いで解決されていた時にNancyにも適正に知られています。 [/expand]

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平地のように見渡して

 AliceはスタンダードのPPTQの第1回戦でNickyと対戦しています。Aliceはアンタップ状態の《》を2枚と、アンタップ状態の《》を2枚コントロールしています。Aliceは《》を2枚タップし、《》を唱え、占術2を行うことを宣言し、Nickyは認めました。Aliceは自分のライブラリーの一番上からカードを2枚見て、それらをライブラリーの一番下に送りました。そのマッチを見ていた観客が、Aliceが《》を唱える時に《》をタップしていなければならないことに気づき、ジャッジを呼びました。 [expand title=”Answer:”]  Aliceは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕、Nickyは〔違反の見逃し〕により、両方とも【警告】を受けます。この誤りを訂正するなら、Aliceが占術で送ったカード2枚をライブラリーの一番上に無作為の順番で戻し、《》を唱える直前まで巻き戻してそのカードをAliceの手札に戻すことが可能です。  この措置の手順はポリシーに則ったものですが、Knowledge Poolチームとしてはこの場合は巻き戻すべきではないと考えます。Aliceがライブラリーのカードを操作できてしまうからです。Aliceは巻き戻さなかったときと同じように行動するのではなく、即座には《》を唱えないようにすることもできます。その場合にも、ライブラリーの一番上から2枚のカードが何であるかはわかったままになってしまいます。 [/expand]

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