異界月からのポリシー変更

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Translated by Akira Seno / Supervision by Taro Ito

今年のポリシー変更をスキップしようとしていた君のために、ここに変更点を書いとくよ? 英語圏外の人たちにも読みやすくなるよう、ほんの少し文章を移動させ、いくつかの文を明確になるよう書き換えた。そして例外まみれな一部の特殊なケースにも手が加えた。そして何と言ってもグランプリトライアルに関しての変更は最高だね! あぁ…あと「合体」ね。アレはむちゃくちゃやりかねない…

えっ?とりあえず特殊なケースの詳細が知りたい?えっと、どうやら私達は何とかして応えないといけないようだね。わかった。じゃあ箇条書きで書くよ。

  • これは実際にはポリシーの変更なんだけど、ほとんどの人は既に適用してたと思う。 マリガン中に、ゲーム開始時の占術ではないアレ(そう呼ぶことにする)で2枚以上のカードを見た時は[マリガン手順の誤り]ではなく、[非公開カードに関する誤り]に分類する。厳密にはゲーム開始前だが、こちらの方が理念に沿うだろう。
  • ”次のアップキープ開始時に、カードを1枚引く。”は、もはや[誘発忘れ]における領域変更を伴う遅延誘発型能力でない。この1節は、遅延誘発型能力が生成された際に、移動するオブジェクトが固定されるものにだけ、適用される。
  • かつて、[非公開カードに関する誤り]は戻すべき領域について言及していた。カードを戻す中には厳密には領域でない事(《集合する中隊》などで見てしまったカードの場合には、領域の部分集合)があった。なので、私達は「場所」という単語を用いることにした。所謂、非機能的な変更ってやつだね。

    [非公開カードに関する誤り]はもう少しの凸凹なアップデートの後、落ち着けるんじゃないだろうか。もう少しちょっかいをかけなきゃならない部分もあるし、改善の余地に気付くかもしれないけど、みんなの要求は概ね満たしていると思う。

    特殊なケースについて話をしようか。異界月に収録されている《偏った幸運》だ。 実際には、ほとんどの場合、使用者が伏せたまま4枚を対戦相手に渡すので、大きな問題にはなりえない。 また、5枚のカードを伏せて対戦相手に渡した場合、これは公開されている情報から修正できる[その他一般のゲームルール抵触行為]だ。 でも対戦相手にライブラリから直接カードを取らせる事もあるだろうし、その際に対戦相手が5枚取ってしまうことも理論上あり得る。 《嘘か真か》みたいなカードだと思ったのかもしれない。 こういう仮定をすると、この状況はもう2枚のカードがくっ付いていた場合のような、単純に手が滑った事に起因する誤りではないから、[非公開カードに関する誤り]に分類されてしまうんだ。そのカード郡を公開して対戦相手(この場合には呪文のオーナーが該当するだろうね)は1枚カードを取り除いてライブラリに混ぜる。そうなんだ。呪文のオーナーは呪文の解決時に完全な情報を得た上で選択出来てしまうね。だからこういうカードの集合をライブラリから取る際には慎重になったほうがいいね。

     

  • 私達はトイレ休憩などでゲームの進行を遅らせる必要がある場合の取り扱いをもう少し明白にした。そのプレイヤーがトーナメントを放棄したと判断した。と判断されるまでの10分間以内に済ませなければならない。
  • [デッキ/デッキリストの問題]はたくさん変更がされているように見えるが、ほとんど文章を動かしただけだ。追加措置のいくつかは定義の節にある方がふさわしい。「サイドボードはデッキの一部として扱われる。」は取り除かれ、代わりにサイドボードについては関連する箇所で明白に言及されている。これは”~異なるスリーブに入っているカード~デッキが適性かどうかを判断する上では無視する。”という文章がライブラリのトップが意図せずオレンジ色のスリーブに入っている状況で、そこから有利を得ることは出来ないと想定されるからだ。
  • [区別出来るカード]にはサイドボードのカードについて、それがデッキに加わるまで区別出来ることにはならない旨の注意が加えられた。 既に行なっているプレイヤーもいるかもしれないが、スリーブさえ入れ替えればデッキに入れても問題ではない。 しかし依然として、サイドボードとデッキのスリーブが区別できうる状態はトラブルの原因になりかねないので、注意喚起は行うべきだ。そうすれば皆が楽しいマジックライフを獲得できるだろう。
  • MTRに少し変更あった。デッキリストを提出すべき期限が明示された。(構築戦では第1回戦の開始前、リミテッドではプレイする最初のラウンドの開始前) 合体カードは真正のゲーム・カードとして扱う。 あなたがコントロールしている対戦相手のサイドボードを見ることは出来なくなった。 デッキ登録の際のソートは推奨され続ける。 そして、ゲーム開始時の占術ではないアレは手順の省略において占術として扱われる。や、だって占術じゃん…

ほら?大したことなかったでしょ?心配することはない。ただ、今回のような小さい変更であっても協力してくれるみんなの力があった。 Isaac King、Ian Smith、Andrea Mondani、Jeff Morrow、そしてうっかり前回の版で4.8節を4.4節と表記してしまった事を指摘してくれた皆さんに特別な感謝を。
私達は世界中のジャッジに物事をよりわかりやすくする方法を模索しています。だから、それに貢献してくれる方々は大歓迎です!