Magic Judge Monthly: 2018年6月

いよいよ夏がやって来るこの時に、このお知らせを楽しんでくれている素晴らしきジャッジの皆さんに、またおまけコーナーのために画像を送ってくださった皆さんに、感謝する時間をいただきたいと思います。 今月だけでは掲載しきれないほどの投稿をいただきました。これはコミュニティの素晴らしさと、イベントでのクールな出来事の多さを物語っています。

イグザンプラー第13波を御覧ください。いい仕事をしたジャッジがいて、個人的にはその特集を見て喜んでいます。 M19に伴うポリシーの変更(特に直近のチームのポリシー)と、代用カードに関する最近の変更にご注意ください。


《不死身、スクイー》と《イクサランの束縛》の相互作用に関する最近の変更

601.3aが更新されました。 これにより、《イクサランの束縛》の影響下から《不死身、スクイー》を唱えられるかどうかの回答が変わりました。 みんなが大好き不死身のゴブリンはもはや枷を解き放つ力を失い、イクサラン次元は彼を宝で一杯の砂の中に閉じ込めておくことおおになります。 フレイバーに頼らない厳密な説明を求める人は、フォーラムのこの投稿をご確認ください。

イグザンプラー第14波

イグザンプラーの第14波が開始されました! あなたの推薦を今すぐ投稿しましょう! コミュニティの節にある第13波からの更新もご確認ください。

ジャッジApps更新

ジャッジ Apps開発チームから、更新のお知らせです。 メールアドレスの確認が必要だという連絡があった人もいるでしょう。セキュリティ・アップデートもありました!

2018年6月のジャッジ向け記事とブログ

  1. ジャッジ記事:Self Reviews not just for L3 checklists
  2. Judge cast: Two Headed Giant of Four-Eyes, Sylva Linings, The Sides make the meal
  3. トラベルガイド: Barcelona 2018, Singapore 2018
  4. 地域ブログ – 更新分
    Europe East
    Ελλανοδίκες

    Jueces Hispanoamericanos
    Iberia – Español
    Canadian Judge Family
    Juízes de Magic Brasil
    Judging in the North!
    German Speaking Countries
    USA Great Lakes Judges

その他にも、Blog Portalからジャッジのブログを見ることができます。

記事について議論したい場合、関連のフォーラムに行きましょう。Judge blogのチェックもお忘れなく。

ルールやポリシーについてすぐに答えが必要ですか?マジック・ジャッジに聞きましょう!

アニバーサリー

Peter JahnQJ WongCasey BrefkaJosh StansfieldBryan PrillamanJason Wong以下2018年6月にアニバーサリーを迎えたジャッジの皆さんをお祝いしましょう!

2018年6月の今週のジャッジ

260:CJ Crooks, L3 from Garner, North Carolina
261:Christian Gawrilowicz, L3 from Eastern Europe
262:Brook Gardner-Durbin, L2 from Bozeman, Montana
263:James Hockman, L1 from Peoria, Arizona

(トップ画像に隠れたオマケが!Brook Gardner-Durbinが再びお気に入りのポーズをしています!)

 

集まりへようこそ: 今年、グランプリで初めてジャッジする仲間を大歓迎しましょう!

GP コペンハーゲン
GP ラスベガス
GP ピッツバーグ
GP シンガポール
GP バルセロナ

イグザンプラープログラム

第13波開始です! 更新について読み、そして誰が推薦を受けたのかジャッジAppsで確認しましょう! 最近推薦が開始された第14波に、素晴らしいジャッジを推薦するのをお忘れなく!

指導スフィア

フィードバックを日常に活かす方法についての第3部です! プログラムにおいてフィードバックがどういう意味を持つのかについてのさらなる検討がなされています。 この記事の第1部、第2部は指導スフィアのブログで読むことができます。

2018年6月の質問に対する公式回答

1.APが《乗っ取り》でNAPの《転生するデアリガズ》のコントロールを得ました。そのターンの間にそれが死亡したので、APはそれを卵カウンターを3つ載せた状態で追放しました。このアップキープ誘発のコントローラーは誰ですか?

Answer:
オーナーであるNAPになります。「スタックか戦場にあるオブジェクトだけにコントローラーが存在する。どちらの領域にもないオブジェクトは、どのプレイヤーにもコントロールされていない。」(CR 109.4)。したがって、《転生するデアリガズ》にはコントローラーが存在しませんので、カード上の「あなた」はオーナーを参照することになり、アップキープに参照されるのはオーナーになります(CR 109.5)。この能力が誘発した時点で、《転生するデアリガズ》にはコントローラーが存在しないので、その能力のコントローラーは《転生するデアリガズ》のオーナーになります(CR 112.8)。もちろん、誘発型能力のコントローラーがその指示を実行します(特にそれ以外の規定がない限り。そしてここでは例外となる規定はありません)。《転生するデアリガズ》が追放された時点で誰がコントロールしていたか、また誰が追放領域に送る効果をコントロールしていたかは関係ありません。それが追放領域にあること、そして卵カウンターが置かれていることだけが重要です。

承認者 Callum Mine


2.統率者戦で、プレイヤーAは《参集》の助力能力のためにプレイヤーBを説得しました。プレイヤーBは助力のために土地をタップしましたが、プレイヤーAは裏切って残りのマナを支払わないことにしました。この時点で、《参集》は巻き戻され、そのフェイズやステップが終わるまでプレイヤーBのマナ・プールには2マナ残った状態になります。正しいですか?

Answer:
呪文を唱えることに関するルール(CR 601)に、たとえばコストを支払えないなどでプレイヤーが呪文を唱え終わることができない場合、「その呪文を唱えることは不正である。ゲームはその呪文が提示される直前の瞬間まで巻き戻される」と規定されています。つまり、その呪文がオーナーの手札に戻るだけではなく、プレイヤーBが起動したマナ能力も巻き戻されます。プレイヤーBの土地はアンタップされ、残った状態のマナはありません。この違反は《ゴブリンの試験操縦士》+《抑制の場》と非常に似ているので、〔故意の違反〕による【失格】になる可能性もあります。

承認者 Callum Mine


3.NAPは《洞察のランタン》をコントロールしています。APのライブラリーの一番上が《島》であるときに、APは《手練》を解決しました。その《島》がどこに置かれたのか、NAPにわかりますか?

Answer:
《洞察のランタン》は《手練》の効果には何も影響を与えません。ライブラリーの一番上のカードが公開されていたかどうかにかかわらず、APが2枚のうちどちらのカードを手札に入れたかを知る権利がNAPにあるわけではありません。

紙のプレイでは、APが《手練》の処理をしている間の物理的なカードの動きを追うことで知ることができるかも知れませんが、それはNAPが自分でするべきことで、ゲームが与える情報ではありません。

承認者 Callum Mine


4.APは《茨森の模範》2体と《野生の活力》1つをコントロールしています。ここで戦士・クリーチャー・呪文を唱えたとして、《茨森の模範》、《野生の活力》、《茨森の模範》の順番で置換効果を適用することはできますか?できるなら、その戦士はカウンターが何個乗った状態で戦場に出ますか?

Answer:
1体目の《茨森の模範》の効果が適用された後、残りの2つの効果はどちらも適用できるので、プレイヤーはどちらを適用するかを選び、適用します。その後、残りの1つが適用されることになります。質問の順番で適用したければ、そうすることは可能です。

2つ目の質問ですが、そのクリーチャーが出てくる時点でその上に置かれるカウンターの数は、効果が適用されるたびに再計算されます。《茨森の模範》→《野生の活力》→《茨森の模範》の順で適用したなら、次のようになります。

(カウンターなし)→(+1/+1カウンター1個)→(+1/+1カウンター2個)→(+1/+1カウンター3個)

得られるカウンターの数が少なくなるので、プレイヤーがその順番で置換効果を適用することはないでしょうが、選択肢としてはありえます。

承認者 Callum Mine


The Knowledge Pool(知識槽)

知識槽の最新のシナリオは、チームの絆の訓練全員乗艦!です。

勝利のためのジャッジ

今月の記事は、SCGオープンで両日デッキチェック・チームでジャッジした経験をまとめた大会レポートです。こちら.から読むことができます。

次元橋

4月と5月の間に8つのGPで開催された会合を踏まえた、Planar Bridgeプロジェクトからの2本目の記事をお届けします。

ジャッジ・カンファレンス、グランプリ、SCG Openが世界中で開催され、ジャッジが募集されています。GP Copenhagen, GP Las Vegas, SCG Open Dallas, SCG Open Baltimoreが間もなく〆切となります。スコアキーパーに興味がある方は、10月から12月に開催されるグランプリにも応募できます。

各イベントについての詳細は、Grand Prix Solicitations and Selected Staffsのフォーラムでご確認下さい。

Judge BoothPlayer Surveysなどの公開プロジェクトが助けとなるジャッジを探しています!ジャッジとしての経験から得たものをコミュニティに還元しようと思う方は、興味のあることにご協力下さい

 

最後のおまけ

今月はジャッジ・コミュニティから素晴らしい投稿がいくつもありました。そこで今回取り上げる画像は1つではなく2つにすることにしました(よく読めば、記事内にはもう1つ画像があります)!

1つ目は、RPTQの賞品への挨拶です(彼のチームはプロツアーに参加することになります。L2のSteven Bostonにも祝福を)。L2のJon Munckがこのイベントの賞品掲示板を買って出てくれました!

2つ目、今年は素晴らしい年なので、GPバルセロナ2018で豪華なケーキが登場しました!