Magic Judge Monthly:2019年3月

 Magic Judge Monthly3月号にようこそ。 今、新しいことを試し、新しい章やブログを取り入れているところなので、愛読している皆さんからの反響を心からお待ちしています。下のコメントから、皆さんのご意見をお寄せください!
 いよいよ『灯争大戦』が始まります!

 

このダイジェスト発行時点で、このレベル2+ジャッジ・カンファレンスの参加締切は過ぎています。 ですが、あなたの地域でのジャッジ・カンファレンスをお見逃しないよう。 これらのイベントはすばらしい情報をもたらすだけでなく、直接交流できる場でもあります。

2019年2月のジャッジ向け記事とブログ

  1. Judge cast: JudgeCast #221 – Triggers are Wonderful Things, JudgeCast #222 – Top 8 ways to keep your events moving faster
  2. Knowledge Pool (non-English): Der Friedhof ist nicht voll genug!, Die Eldrazi Diät, Schlüpfriger Serpopard, 4, 5, 6, … und jetzt?
  3. ジャッジAppsヘルプ: ジャッジApps更新 – 2019年2月, ジャッジAppsアカウント作成に関する更新
  4. ルール翻訳: 新しい翻訳!
  5. ジャッジカンファレンス: Conference report – Mini-Conference in Moss!
  6. トラベルガイド: MF Calgary 2019, MF Strasbourg 2019, MF Bilbao 2019
  7. 地域ブログ:更新分Magic Judge Iberia – Español
    Juízes de Magic Brasil
    Judging in RussianGerman Speaking Countries
    USA Great Lakes Judges
    The Judges of Southeast Asia
    BeNeLux
    USA Judge Family
    Ελλανοδίκες
    Canadian Judge Family
    Europe – East regional blog

  8. Judging in the North!

その他にも、Blog Portalからジャッジのブログを見ることができます。記事について議論したいと思った場合は、ジャッジ・フォーラムにお越し下さい。ジャッジブログのチェックをお忘れなく!

ルールやポリシーについてすぐに答えが必要ですか?マジック・ジャッジに聞きましょう!


ジャッジ・アニバーサリー

Tobias Vyseri以下、2019年2月にアニバーサリーを迎えたすべてのジャッジを祝福しましょう!

今週のジャッジの皆さん

299Dylan Harkness, Level 1 from Toronto, Ontario, Canada
300 — Special feature on the judges from the SCG Regional Championship in Columbia, MO
301Zie Aun Tan, Level 2 from Kuala Lumpur, Malaysia
302Dylan Harkness, Level 2 from Toronto, Ontario, Canada

集まりへようこそ

2019年2月に初めてグランプリでジャッジする仲間を大歓迎しましょう!
MagicFest Toronto
MagicFest Tampa Bay
MagicFest 京都
­MagicFest Toronto

イグザンプラー告知

3月の間に、第16波でイグザンプラーを受けたすべてのジャッジが告知されました。推薦された皆さん、おめでとうございます。コミュニティへの尽力と貢献に感謝します!

指導スフィア

指導スフィアで、対立の解決について学びましょう!

2019年3月の質問に対する公式回答

1.あなたはスタンダードで競技RELのイベントでヘッドジャッジをしています。マッチの途中で、プレイヤーが書き込みのされた《山》をデッキに入れていることに気づきました。注意して見ていると、それは他の地元のジャッジが出した《運命のきずな》の代用カードで、そこにはそのジャッジのサインと2週間前のイベントの日付が書かれていました。違反は何で、どう修正するといいでしょうか。

Answer:
根本の問題は、そのプレイヤーがおそらく正しいことをしていると信じていて、ポリシーに従おうとしているということです。しかし実際はそうではなく、我々ジャッジはプレイヤーを再教育しなければなりません。プレイヤーが本物の《運命のきずな》のカードを持っているなら、単に指導し、そのイベントでのその代用カードの使用を認めるだけでいいでしょう。違反はないので、懲罰もありません。

承認者 Scott Marshall


2.Cynthiaは初期手札から、《別館の大長》を公開しました。Daveの第1ターン、Daveは《島》をプレイし、ターンを終えました。Cynthiaの第1ターン、Cynthiaは《信仰無き物あさり》を唱えました。Daveは《島》を手札に戻して《目くらまし》を唱え、「青を浮かす」と言いました。両プレイヤーがそれぞれの呪文を墓地に置き、Cynthiaはターンを終えました。その時点で、Daveは《渦まく知識》をその青マナで唱えようとしました。Cやん痛イアは、その青マナは《別館の大長》の誘発型能力の支払いに使っていたと主張し、Daveはその誘発型能力についてCynthiaが何も言わなかったので誘発忘れになっていると主張します。どちらのプレイヤーが正しいでしょうか。

Answer:
私が覚えている限りでは、《リスティックの研究》や《霜のタイタン》の類のカードが、IPGの引用文に影響を与えていたと思います。当時必要だと考えたのは、黙っていることで《リスティックの研究》でカードを引けたり、《霜のタイタン》が除去を免れたりするという丸儲けを避けることでした。

今回の例は少し異なっていますが、ポリシーの文面がCynthiaが《別館の大長》の誘発型能力を指摘することも、Daveが浮かしたマナをその支払に使ったことも確認することを怠ったと示しています。逆に、CynthiaがDaveが気がついていると思い込んでいて、その思い込みのせいでDaveがCynthiaが誘発忘れをしたかのように振る舞うことになったとしても、Daveの主張には理が通ります。誘発型能力を指摘して、Daveに1マナを支払うかどうか選ばせるのはCynthiaの義務だからです。一言で言えば、思い込んだプレイヤーが思い通りの結果を得られるわけではない、のです。

また、これは「そこにいなければならない」状況なので、プレイヤーの意思疎通が実際にどのようなものであったかによっても結果は変わってくるでしょう。 この回答は、あくまで質問文に基づいたものです。

承認者 Scott Marshall


3.APがNAPのカードを指して「これ何?」と尋ねたので、NAPはそのクリーチャーのパワーとタフネスと、そのクリーチャーの複数ある能力のうちの1つを答えました。攻撃時に、APはそのクリーチャーが接死も持っていることに気づきました。違反、懲罰、訂正はどうなりますか?

Answer:
IPGで、類推情報に関しては不完全であっても不正確でない返答は認められています。また、ハッタリはマジックの一部です。一般RELにおいても、レフダニ基本土地しかない時に「次のターンに焼き殺せる手札だけど、このターンで終わらせられる?」と言うことは認められています。対戦相手がその発言を信じて投了したら、ハッタリ勝ちです。それは適正なのです。競技RELでは、類推情報に関するハッタリは我々が認めている技術の1つです。「被害者」にとっては気分の悪いものかもしれませんが、その「被害者」の重要なところはうまく質問しなかった、あるいは充分うまく質問しなかったことです。したがって、違反はなく、懲罰もありません。

承認者 Scott Marshall


4.APは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を犯し、その後で《ウルザの後継、カーン》の+1能力を起動して解決しました。カードを公開して、1枚をAPの手札に加えた後、APはそれが〔その他一般のゲームルール抵触行為〕になると気づき、ジャッジを呼びました。「復元しますか」という質問はさておいて、《ウルザの後継、カーン》の起動をどうやって復元しますか?

Answer:
それらのカードが公開されているので、その〔その他一般のゲームルール抵触行為〕に注意を向ける前に、それらのカードをライブラリーの無作為の部分に混ぜて切り直すことができます。

復元において重要なのは、ゲームの局面を可能な限り元の状態に戻すことです。カードをライブラリーの一番上に戻すことは、未知であるべきカードがプレイヤーにわかってしまうので、この条件を満たしません。一方で、無作為のカードをプレイヤーの手札からライブラリーに混ぜてしまうことはあまりにも乱暴であり、無作為の結果によってプレイヤーに多大な利益/不利益を与えてしまうことになり、望ましくありません。そのため、未知のカードを手札からライブラリーに混ぜて切り直します。(訳注:原文が間違っています。)そのカードが両プレイヤーと、なによりジャッジにわかっているなら、間違ったカードをライブラリーに混ぜてしまう危険性はありません。どのカードが手札にあるべきでないのかが正確にわかっているので、それをライブラリーの一番上に置く理由は適用されません。重要なのは、どういう形でそれらのカードが手札に入ったのかではなく、それらがそこにあることです。 そして、対戦相手がどのカードかわかっていないことです。カードを手札に加える場合、カードを引く以外の方法であれば、ほとんどの場合両プレイヤーに公開されています。

承認者 フォーラム・モデレーター


勝利のためのジャッジ

ブログの最新記事はInvestigations | GP Cleveland Tournament Reportで、リミテッドのグランプリ2日目におけるジャッジコールの扱いに焦点を当てています。

ルールのヒント・ブログ

マジック・ルール・ヒントの最新をチェック!正しくカードを識別する《焦印》で狙われてあクリーチャーを再生したら起こることタップコストとは一体何かなど、話題になった問題についての様々な記事が公開されています。

ジャッジ・カンファレンス、マジックフェスト、その他イベントが世界中で開催され、ジャッジが募集されています!現在募集中のものは:

その他色々です!

Judge of the WeekWelcome to the Foldなどの公開プロジェクトが助けとなるジャッジを探しています!ジャッジとしての経験から得たものをコミュニティに還元しようと思う方は、興味のあることにご協力下さい

 

最後のおまけ

ジャッジのクッキーがほしい人は? ジャッジを呼んでお菓子を貰おう! @imTilleyより: