Magic Judge Monthly 2017年5月

ジャッジの皆さん、

MJM最新号へようこそ。

時はまさに狂気のように飛び、イグゼンプラー・プログラムはもう第10波です! そして多くの祝賀者や特集されたじゃッジがいます。コミュニティのコーナーをどうぞ。また、遅刻したプレイヤーについてのアンディの見解を振り返っています。これは何年も経った今でもほぼそのまま有効です。

それではお楽しみ下さい。

MJMチーム


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資格停止プレイヤー一覧ページ更新

資格停止プレイヤー一覧が更新されました。特に取り立てて語ることはありません。この一覧に名前があるべきプレイヤーでWER上で総表示されないプレイヤーがいた場合、WERが最新版に更新されているかどうか確認しましょう。

Magic Judge Discordへの招待

Magic Judge Discordに皆さんをご招待します。Discordとは、コミュニケーションのためのチャット・システムです。Slackに馴染みがあるなら、それをイメージして下さい。そのさらに進化したものです! こちらのスレッドではその詳細について書かれています。すぐにアクセスしたいインターネットの達人は、こちらのリンクから参加しましょう。

イグゼンプラー第10波開始

マジックのジャッジの皆さん、ついにイグゼンプラーは2桁回目に突入しました。プログラムは成長し続け、変化し続けています! 第10波の〆切は8月1日です。イベントをともにした素晴らしいジャッジを推薦するのを忘れないようにしましょう。

From the PC Desk

プログラム・コーディネーターから素晴らしいニュースがあります。Education スフィアは1人のジャッジが主導できないほど大きくなったため、Larning スフィアとCoaching スフィアという2つの新しいスフィアとなりました。また、レベル2を目指す上で必要な競技RELの経験を積めていないレベル1ジャッジにも大ニュースがあります。ご確認下さい

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2017年5月のジャッジ向け記事とブログ

  1. 記事: The Spheres Explained, From the PC Desk, April & May 2017, JOTW Exemplar Edition Wave 8
  2. Judge Conferences: The Card Counting Challenge, Updates to Conference Support – May 2017, Updates to Conference Support – May 2017 – Errata! and Aalborg Judge/Player Conference 2017
  3. GPトラベルガイド: GP Copenhagen 2017, GP Amsterdam 2017 and GP Las Vegas 2017
  4. The Feedback Loop(相互指導): Feedback for New L2s, Accepting Feedback: The Good, The Bad, and The Ugly (Part 1) , Flash Feedback Cards, Feedbag #14: There’s an Apps for That and Accepting Feedback: The Good, The Bad, and The Ugly (Part 2)
  5. Knowledge Pool: 権威に敬意を闘牛のようにシェフェトの必殺技口からまっすぐ霊気のキセキ!
  6. Judgecast: # 172 – Amonkhet Policy Updates and #173 – On This Episode, Replace Episode 45
  7. Journey of discovery(レベル2への道): Test-Taking Tips, Interview With New L2 Duncan McGregor, Five Development Tips for L2 Advancement and Interview with New L2 Jon Munck
  8. その他ブログ: The Panda Project, Just a Little WordPress Judge BlogMagic Rules Tips, Judge Games, Ask a Magic Judge. More judge blogs you can find at Blog Portal

記事について議論したい場合、関連のフォーラムに行きましょう。 Judge blogのチェックもお忘れなく。


Magic Judge Monthly 01.12Community

2017年5月のアニバーサリー

世界中の、5周年、10周年のジャッジの皆さんおめでとうございます! また、今月特集されているジャッジは、Isa Grieb- Flues, Lasse JensenSergio Pérez MarcosTeun ZijpGianluca BonacchiLouis Fernandes David Zimetです!

2017年5月の「今週のジャッジ」

業務外でジャッジすること

一般RELのイベントで、ヘッドジャッジの離席中にプレイヤーがルールに困ったプレイヤーが、プレイヤーとして参加している、あるいはただ通りがかっただけのあなたを呼んだらどうしますか? これは店によって異なるでしょうが、一般的にはその問いに答えてもいいでしょう。ただし、何が起こっているかヘッドジャッジが把握できるようにすることは前提です。これについての議論は、こちらのブログで。

ジャッジAppsの「レビューの共有」機能

あなたのレビュー全て(一部ではなく)を他のユーザーと共有するというジャッジAppsの新機能案についての意見が出ています。この手軽な選択肢についての賛否両論を読んでみましょう。ただし、個人的な内容は心に留めましょう。

遅刻したプレイヤー

一般/競技RELのイベントに遅刻したプレイヤーを参加させることについては、長い間の話題になっています。アンディ・ヘクト/Andy Hecktが言ったとおり、「対戦組み合わせを無作為にしないこと(あるいは気に入った組み合わせになるまで何度も組み合わせること)は不正行為であり、共謀として懲罰の対象になりえますし、なりましたし、今後もなります」。2人が遅刻してきたときにその2人で対戦させた場合、遅刻してきた3人目のプレイヤーが不愉快に感じるということを意識しましょう。


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2017年5月の質問に対する公式回答

1. FAQより:あなたがマッドネスを持つカードを捨てて、それを唱えなかったなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つける。あなたがそのカードを唱えたなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つけない。
マッドネスがある場合、カードを追放領域に捨てて、その後誘発型能力によって、それを唱えても良いし、唱えなければオーナーの墓地に置かれることになります。そこで疑問なのは、なぜ《葬送の影》は唱えられなかったカードを見つけることができるのかです。見つけられるべきではないと考える理由は、追放領域を離れて墓地にいく時点で、追放領域にあったときのそのオブジェクトとは関係ない新しいオブジェクトになるからです。

A: 以下の新しいルールにより、マッドネス・カードをマッドネスの誘発型能力で唱えなかった場合、《葬送の影》はそれを手札に戻すことができます。
400.7i マッドネスの誘発型能力の解決後に(rule 702.34 参照)、その追放されたカードが唱えられることなく公開領域に移動した場合、捨てられたカードを参照する効果はそのオブジェクトを見つけることができる。
承認者 Nathan Long.


2. 分割カードのフラッシュバック・コストは、《瞬唱の魔道士》で《火+氷》を対象にしたとしていくつですか?
A: 以下の新しいルール(『アモンケット』での更新)が定義しています。

702.1b オブジェクトに、そのオブジェクトの特性その他ゲームの局面に関する情報に基づいてその能力内に含まれる変数を定義できるキーワード能力を与える効果が存在する。それらの能力において、その変数の値は常時再計算する。
例:《火山の乱暴者》は「火山の乱暴者は「エコー{X}」の能力を持つ。Xはあなたのライフ総量に等しい。」の能力を持つ。《火山の乱暴者》のエコー能力が誘発した時点であなたのライフ総量が10点、解決時には5点だったとしたら、支払うべきエコー・コストは{5}となる。
例:《火+氷》はそれぞれの半分のマナ・コストが{1}{R}と{1}{U}の分割カードである。《炎の中の過去》は「ターン終了時まで、あなたの墓地にある各インスタント・カードと各ソーサリー・カードはそれぞれフラッシュバックを得る。フラッシュバック・コストは、それぞれのマナ・コストに等しい。」という能力を持つ。《火+氷》はあなたの墓地にある間「フラッシュバック{2}{U}{R}」を持つが、《火》を唱えることを選んだ場合、その結果となる呪文は「フラッシュバック{1}{R}」を持つ。

つまり、以前と同じような挙動になります。《爆裂》をフラッシュバックしたければ、そのコストは{6}{R}{R}ではなく{1}{R}です。
承認者 Nathan Long

Snapcaster Mage

3. 《破滅喚起の巨人》の星座能力は、戦場に出た《謙虚》で誘発しますか?
A: しません。CR 603.10にある通り、《謙虚》が戦場に出るというイベントの直後に、ゲームはそのイベントによって誘発する有効な誘発型能力を確認します。《謙虚》がすでに戦場にあり、その能力が有効なので、《破滅喚起の巨人》は誘発する能力を持っていません。
承認者 Callum Milne


4. Andrewが《用心深いナーガ》で攻撃し、「督励」と言いました。Nathanはブロックに入り、クリーチャーを相打ちにしました。その後、Andrewはカードを引いていなかったことに気づきました。彼はカードを引くことができますか? 督励は誘発忘れになりますか?

A: Andrewは「その誘発型能力の解決されるべきタイミングより後でしか行えないゲームの処理を行う前に」カードを引かなかったので、典型的な誘発忘れです。

AndrewがNathanのブロックを遮って「あ、カード引くわ」と言っていれば問題はありませんでした。ブロックすることを認めたので、その誘発型能力が解決されるべき時点を過ぎてしまっています。
承認者 Scott Marshall

Watchful Naga

5. NAPは《異端聖戦士、サリア》を出しています。APは《血の墓所》をアンタップ状態でプレイし「アンタップで」と言いました。NAPは即座に「俺は《異端聖戦士、サリア》を出しているから、タップで出るよ」と言い、ジャッジを呼びました。

A: 不正な処理、つまり、土地をアンタップ状態で戦場に出すことを巻き戻すべきでしょう。ただし、APは、有効にならないことをするために2点のライフを支払っており、その部分は適正です。
承認者 Scott Marshall
Thalia, Heretic Cathar Blood Crypt



Magic Judge Monthly 01.12Policy

プレイヤー1人に不戦勝2つ

1人のプレイヤーが2回不戦勝を得るということがあります。これは、非常に小規模なイベントにおいて組み合わせのアルゴリズムを反復した結果です。そのような場合にどうするべきかを知っておくことは良いことでしょう。(訳注:「『修正』しようとしないでください。それは組み合わせを不正に操作したように見えます」とのことです)

不合格レビューの提出

現在、ジャッジAppsで不合格だった昇格レビューを提出する場合に不具合が生じています。こちらのスレッドで、その場合の対処法が書かれています。(訳注:現時点ではすでに修正されているようです)

ジャッジAppsのレベル間違い

これも昇格レビュー関連の話です。ジャッジセンターからデータを取り込んだとき、レビューが行われていたにもかかわらずジャッジレベルはそのままになっていました。新レベルもジャッジAppsで更新されなければなりません。こちらのスレッドに詳しい情報があります。

月2回のPPTQ

最近、1つの店舗が同じ月の間に2回PPTQを主催することができるのかという質問がありました。こちらのスレッドで回答されています。(訳注:「問題ないはずですが、WPN担当者に確認すべきでしょう」とのことです)

チーム戦ブースタードラフトの運営と申請

チーム戦ブースタードラフトについてのドキュメントが必要で、その種のイベントの認定について詳細を知りたければ、こちらのスレッドを確認しましょう。(訳注:運営についてはMTRにあるとおりですが、独立したイベントとしては通常は申請できません)


Magic Judge Monthly 01.12Project

ジャッジ・カンファレンス、グランプリ、SCG Openが世界中で開催され、ジャッジが募集されています。Grand Prix São Paulo 2017SoCal Judge Meetingなどが募集中です。
各イベントについての詳細は、Grand Prix Solicitations and Selected Staffsのフォーラムでご確認下さい。

公開プロジェクトの中でも、

  • Presenters Training Team – ジャッジ・カンファレンスでプレゼンターを務める際にどうすればいいのかを教えるためのプロジェクト
  • Player Surveys – ジャッジ・プログラムについての、プレイヤーの印象や体験について調べるためのプロジェクト
  • Mystical Tutor – ジャッジ指導者と連絡できていないジャッジ志望者にルールやポリシーを教えるためのプロジェクト
  • MJM Translation – このMJMを翻訳するプロジェクト
  • Judge Achievements – ジャッジを表彰する内容を決めるためのプロジェクト(ブレインストーミング中)
  • Flash Cards – 各種ドキュメント用の教材カードを作るためのプロジェクト
  • Conference Guidelines and Policies – 高レベルのジャッジ・カンファレンスを提供するためのガイドラインを作るためのプロジェクト

などのプロジェクトが協力者を求めています。
あなたがジャッジとしての経験から得たものをコミュニティに還元しようと思う方は、興味のあることにご協力下さい