新年のMagic Judge Monthlyにようこそ!今号は2017年末号で、おなじみのMJMに変更があります。 代表者が交代しつつありますので、2018年の始まりにあたって少々お付き合いください。毎月まとめられていたとおりの内容をお届けしようと考えております。前編集者であったL2のIva Kleinerの新しい旅路に幸あれ!
新編集者として、私は世界中のジャッジ・コミュニティからの内容を皆さんのスマホやブラウザまでお届けし続けようと思っています。これは忙しいジャッジの皆さんに重要なニュースからおまけのデッキリストまであらゆる最新情報に触れてもらいたいからです。
お楽しみください!
Stephan Classen
アメリカ、ワシントン州シアトル L3
イグザンプラーの波の変更。
変更が近づいていたことをご存知だったかもしれません。その内容も一部はご存知だったかもしれません。イグザンプラー・プログラムについて現在進行中のすべてのことに関する公式情報を知りたい方は、このリンクを辿れば全ての変更を読むことができます。
イグザンプラー第11波
第11波は12月中旬に発表されました。表彰されているなら、素敵なフォイルがあなたのもとに送られることでしょう。第12波は2月12日に終わりますので、模範となるような行動をしているジャッジを知っているなら、忘れずにその努力を紹介してあげましょう。
新 ジャッジ品行委員会 選抜
ジャッジ品行委員会(JCC)の新メンバーとして8人が承認されました。メンバーの誰かをご存知なら、その新しい責任を祝ってあげましょう!最近辞めた誰かをご存知なら、プログラムに対するこれまでの貢献に感謝しましょう。
ジャッジプログラム組織図
組織図が変更されました!2017年初期の立ち上げから、グループは新しく作られたり消えたりしています。更新された組織図はこちらで参照できます。
2017年12月のジャッジ向け記事とブログ
- 記事: At event Considerations: Preparing for your first big Magic Event!
- GP トラベルガイド: Nordic Judge Conference Travel Guide
- The Feedback Loop(相互指導): The Value of Emotional Feedback.失敗した場合についての三部作 Part 1.Part 2.Part 3.
- Knowledge Pool(問題例): おおっとの神殿、スリーブを不足させないこと!、古典的腹心的腹心、何の勇者?、そう急ぐなよモンストロサウルス君!
- JudgeCast:#188, Don’t Spell Me.#189, Things a new L1 should know.#190.Judging 2010 to now!
- Battlefield Forge(大会レポート): GPT Brisbane.
- What’s Up, Docs(文書関連): A floor judge Investigation.
- A World of Magic(マジックの世界): Program Coordinator Travel Diaries.
- Bears Repeating(理念共有): Working on the Farm.
その他のブログなど(12月の更新を除く): Journey of discovery, The Elvish Farmer, The Multiverse Project, Judge Booth, Just a Little WordPress Judge Blog,The USA North, EDBlog, Magic Rules Tips, Story Time with Uncle Scott, Judge Games, 5 Minute Magic.Judge Classes, Mystical Tutor, Flashcards, Judge Conferences
その他にも、Blog Portalからジャッジのブログを見ることができます。
記事について議論したい場合、関連のフォーラムに行きましょう。Judge blogのチェックもお忘れなく。
ルールやポリシーについてすぐに答えが必要ですか? マジック・ジャッジに聞きましょう!
2017年12月のアニバーサリー
ジャッジとしての「誕生日」を12月に迎えた皆さんを盛大にお祝いしましょう! 今月特集されているジャッジは、Jeff Emery, Simon Freiberg, Clifford Yap, Jack Doyle, Daniel Sole Garcia, Jared Sylva, Eugene Bazhenov, and Jeff Morrowの8人です!
2017年12月の今週のジャッジ
- #237 Daniel De Swarte, Level 2 from Dunfermline, Scotland
- #238 Michael Gyssels, Level 2 from London, Ontario, Canada
- #239 RC End of Year Feature, Part 1
- #240 Thomas Wells, Level 1 from Sheffield, United Kingdom
Welcome to the Fold/集まりへようこそ
イベントスタッフとしてGPに初めて参加するジャッジを歓迎するためのブログです!
- GP Oklahoma City
- GP Madrid
- GP New Jersey
- GP Singapore
2017年12月の質問に対する公式回答
1. 1人のプレイヤーが《異端聖戦士、サリア》をコントロールしていて、その対戦相手は《ゲトの裏切り者、カリタス》をコントロールしています。《異端聖戦士、サリア》が死んだとき、トークンは本当にタップ状態で出るんですか?
[expand title=”Answer:”] 《ゲトの裏切り者、カリタス》は、対戦相手のクリーチャーを追放してトークンを生成するという単一の置換効果を持ちます。複数の置換効果ではありません。この置換効果は複数のことをしますが、1つの置換効果です(能力内で段落が切れていないことで示されます)。そのため、置換効果の処理に従い、《異端聖戦士、サリア》が死亡するときには、それが実際に戦場を離れる前に《ゲトの裏切り者、カリタス》の置換効果が適用されて、《異端聖戦士、サリア》を墓地ではなく追放領域に送ってトークンを生成するという効果を適用します。その後(《異端聖戦士、サリア》はまだ戦場を離れていないので)、《異端聖戦士、サリア》の能力を戦場に出るトークンに適用します。最終的な結果としては、《異端聖戦士、サリア》が追放され、生成されたトークンはタップ状態で戦場に出ます。
承認者 Nathan Long
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2. 二段攻撃とトランプルと接死を持つ3/3クリーチャー1体が攻撃し、破壊不能を持つ0/10クリーチャーがブロックしました。先制攻撃の戦闘ダメージ・ステップに、1点のダメージをブロック・クリーチャーに、残りを防御プレイヤーに割り振りました。この、ブロック・クリーチャーが負っている1点のダメージは致死ダメージとして扱われますか?言い換えると、アクティブ・プレイヤーは2つ目の戦闘ダメージ・ステップにも再び(最低)1点のダメージを割り振らなければなりませんか?
[expand title=”Answer:”] 接死を持つクリーチャーがダメージを与えた後、状況起因処理をチェックするタイミングが過ぎると、そのダメージは普通のダメージになります(このため、仮に接死クリーチャーがダメージを与えた後で0/10クリーチャーから破壊不能を失わせたとしても0/10クリーチャーが即座に死亡することはありません)。
今回の場合、通常の戦闘ダメージ・ステップに、0/10クリーチャーは1点のダメージを負っていて、そのダメージは何も特別なものではないので、3/3の攻撃クリーチャーは0/10クリーチャーにもう1点割り振らなければなりません。そのダメージが接死を持つ発生源から以前与えられたものであることは関係なく、それが致死ダメージを受けているものだとして扱われることはありません。
承認者 Nathan Long
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3. プレイヤーAが《渦まく知識》を唱えましたが、《思案》だと思って解決に入りました。彼は一番上から3枚のカードを見て(手札と混ぜてはいません)、それを一番上に戻し、そしてシャッフルをはじめました。この時点で、プレイヤーNは誤りを指摘し、ジャッジを呼びました。ルール適用度は競技です。違反は何で、どう修正するといいでしょうか。
[expand title=”Answer:”] 最初に判断できる誤りは、2枚でなく3枚のカードをライブラリーの一番上に置いたことです。これによって、〔非公開カードに関する誤り〕は一切ありえないと言えるでしょう。ライブラリーの一番上に置かれたカードが裏向きだったというだけでは、それらが非公開になるわけではありません。なぜなら、その枚数とどこにあるかは特定できるからです。このため、この違反は〔その他一般のゲームルール抵触行為〕であり、修正はないので、シャッフルを巻き戻すことはできません。
これは、最終的に不正にライブラリーの一番下に送られたカードについても同じことがいえます。それらの物理的な場所と量がわかっているので、公開情報だけから訂正することができます。ライブラリーをシャッフルしてしまったら、妥当な措置はありません。特に、プレイヤーがこれでもう一度《渦まく知識》を使うことができると思っているかどうかについて調査しましょう。悪用するのは非常に簡単です!そして、現在の、つまりそのプレイヤーがカードを引いていないという問題を修正します。(《渦まく知識》はただカードを引くだけではありませんが、最終的に手札の枚数は1枚増えています。)巧妙で明瞭な修正とは言えませんが、私なら、プレイヤーに新しく無作為化されたライブラリーから1枚引かせ、その呪文の効果を完全に得たければもっと注意深くプレイするように伝えます。
文書になっているポリシーがあらゆる「おっと」に完璧に対応できるとは思わないでください。深みにはまったときには、ゲームの局面に実際に起こっている問題に注目して、どの違反が起こったことにもっとも近いかを判断します。正しいと感じる措置を探すという罠に注意してください。それは「解析調査」と呼ばれる事象で、狂気の沙汰です。(あるいは、〔非公開カードの問題〕の過剰な使い方です。どちらが「狂気」と呼ぶにふさわしいでしょうか?)
承認者 Scott Marshall
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4. 観客が、プレイヤーのカード1枚が180度逆を向いていることに気づき、ジャッジを呼びました。調査したところ、それは事実でした。調査しました。結果は曖昧なものでした。ルール適用度が競技の場合、懲罰はどうなりますか?
[expand title=”Answer:”] 誰がそのカードを逆にしたのかを調査し、確定できたなら〔区別できるカード〕の懲罰になる可能性があります。 ただし、すべてが懲罰になるわけではないことを忘れないでください。対戦相手がシャッフル中に混乱させてしまったのかもしれませんし、確定できないこともあります。 単に修正して続けさせるだけでいいこともあるのです。
承認者 Scott Marshall
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認定イベントでの銀枠カード
最近、フォーラムのスレッドで、ウィザーズ社が告知した年末プロモーションの一環として統率者戦で銀枠カードが、WERでイベントを申請・報告する上で適正かどうかという質問の回答が求められていました。こちらをお読みください。
ジャッジ・カンファレンス、グランプリ、SCG Openが世界中で開催され、ジャッジが募集されています。GP 京都, GP Seattle, GP Hartford, GP Sydney, SCG Open Indianapolis, SCG Open Worcesterが間もなく〆切になります。まだ応募は間に合います!
各イベントについての詳細は、Grand Prix Solicitations and Selected Staffsのフォーラムでご確認下さい。
Daily Regimen, Exams Translationsなどの公開プロジェクトが協力者を求めています!ジャッジとしての経験から得たものをコミュニティに還元しようと思う方は、興味のあることにご協力下さい。
最後のおまけ
GPオクラホマシティで、リスがスタッフの仲間入りをしました!
それでは皆さん、ごきげんよう!