春のMagic Judge Monthlyにようこそ! 春の訪れを楽しむのをお忘れなく(あ、南半球なら秋ですね)。そして来月懐かしのドミナリアの地にプレインズウォークするのに先駆けてジャッジ向けニュースをお届けします!
リリースノートが既に公開されていますので、ポリシーの章で確認の上、懐かしの次元に帰る準備をしておきましょう。そうそう、新しいプログラム・コーディネーターが選出されましたよ!
イグザンプラー第13波開始!
ジャッジappsで、素晴らしいことをしていたのをあなたが見かけたジャッジを推薦しましょう!
L2試験がジャッジappsで可能になりました!
受験準備ができたL2候補者の試験と、そのための練習問題がついにジャッジappsだけで可能になりました!
イグザンプラー第12波が告知されました
あなたが受けた表彰を確認しに、表彰ページと
https://apps.magicjudges.org/forum/topic/42303/に行きましょう。
2918年春季 新プログラム・コーディネーター
長い委員会での工程を経て、2018年春季のプログラム・コーディネーターが選抜されました。 ようこそ、CJ Crooks and Johanna Virtanen。
MTGOベータ
ジャッジのみなさん、MTGOのクローズドベータに参加してみませんか? アリーナではなく、MTOのルール改善への協力です!
2018年3月のジャッジ向け記事とブログ
- Coaching Sphere: How to handle feedback in everyday (judge) life – part 2
- トラベルガイド: GP Bologna 2018, GP Santiago 2018, GP Seattle 2018, GP Kyoto 2018, GP Amsterdam 2018
- MJM翻訳: 新しい翻訳記事
- ジャッジ・カンファレンス: TX North Central Winter Miniconference 2018 – Report
- Judge cast: JudgeCast #195 – Penalties, JudgeCast #196 – FNM&Ms
- 地域ブログ:
新記事: German Speaking Countries,
Magic Judge Iberia – Español,
Jueces Hispanoamericanos,
Regional Blog for USA – Southwest!,
The Judges of Southeast Asia,
Juízes de Magic Brasil,
Le Blog des Arbitres Francophones,
USA – Southeast Regional Blog,
USA-North - プレイヤー経験ブログ: Card of the Month – Angrath, The Flame-Chained
- Help section: Responsive judge blogs
- The Battlefield Forge(大会レポート): GP Diary: Las Vegas 2017
その他にも、Blog Portalからジャッジのブログを見ることができます。
記事について議論したい場合、関連のフォーラムに行きましょう。Judge blogのチェックもお忘れなく。
ルールやポリシーについてすぐに答えが必要ですか? マジック・ジャッジに聞きましょう!
2018年3月のアニバーサリー
3月に「誕生日」を迎えたジャッジをお祝いしましょう。今月の特集は Milan Majercik、 Emilien Wild、 Abe Corsonです!
2018年3月の「今週のジャッジ」
- 250: Jess Dunks , L3 from Atlanta, GA
- 251: William Tiddi , L2 from Utrecht, Netherlands
- 252: Sashi Kumar Balakrishnan , AKA Sashi C Loco, from Petaling Jaya, Malaysia
- 253: Joe Sapp , L1 from Santa Rosa, CA
集まりへようこそ
イベントスタッフとしてGPに初めて参加するジャッジを歓迎するためのブログです! 参加するジャッジの誰が特集されているのか確認しましょう。
2018年3月の質問に対する公式回答
1. APがNAPの統率者を対象にして《石の宣告》を唱えました。NAPは手がかり・カウンターを得ますか?
[expand title=”Answer:”]はい、手がかりは生成されます!《石の宣告》が「これにより追放された」というのは「これにより追放領域に置かれた」という意味ではありません。「この石の宣告が『追放する』という処理を成功裏におこなった」という意味です。《石の宣告》は「追放する」と呼ばれる処理を実際におこないました。その統率者は最終的に、通常その処理によってカードが移動箚せられる領域には置かれないかもしれませんが、それはその処理がおこなわれたかどうかには関係ありません。
これがもっと明瞭になるのは、同じように使われる別のキーワード処理、「破壊する」です。《石の宣告》を《燻蒸》に置き換えてみましょう。《燻蒸》で統率者を破壊する場合、そのコントローラーがそのカードを墓地に置くのではなく統率領域に置くことを選んでも、あなたはライフを得ます。それは《燻蒸》が破壊したからです。その破壊の結果として墓地に置かれることはありませんが、破壊されたことに変わりはありません。同じことが《石の宣告》についても言えます。違いは、用語が少し紛らわしいだけです。
承認者 Callum Mine
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2.NAPが《原初の潮流、ネザール》をコントロールしています。APが《燻蒸》を唱え、対応してNAPがそれを対象に《否認》を唱えました。NAPが《原初の潮流、ネザール》の誘発型能力を宣言するのは、《否認》の解決後でも間に合いますか?
[expand title=”Answer:”]間に合います!IPGに、「プレイヤーが気付いていることを示さなければならないタイミングがいつなのかは、その誘発型能力がゲームにどのような影響を与えるかに依存する。」と書かれています。今回の場合、「ゲームの局面に視覚上わかる(ライフの総量を含む)変化を起こす、あるいは解決時に選択が必要になる誘発型能力:そのコントローラーは、(ソーサリー呪文を唱える、次のステップやフェイズで行われることを明示的に行ったなど)その誘発型能力の解決されるべきタイミングより後でしか行えないゲームの処理を行う前に、物理的処理を行うか、あるいはその特定の誘発を示さなければならない。ただし、優先権を放棄したり、インスタント・呪文を唱えたり、能力を起動したりした場合にも、誘発型能力はまだスタックの上にあり得るので忘れたことにはならない。」に当てはまります。
従って、何が次に起こるかによります。APがソーサリー速度の処理をしようとしたなら、NAPはAPに誘発型能力がまだスタックにあると告げるべきです。
承認者 Scott Marshall
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3. シールドの競技イベントで、TOはそれぞれのプレイヤーが自分の使うブースターの言語を選ぶことを認めてもいいですか?
[expand title=”Answer:”]TOがシールド・デッキ用の言語を選ばせることは問題ありません。これは今日、多くの国際的GPで行なわれています。MTRには、各プレイヤーは同じブースター(同じセットの同じブースター)を受け取らなくてはならない、とだけ定められています。言語は関係ありません。
承認者 Scott Marshall[/expand]
4. FNMで、APとNAPが対戦していて、NAPとよく張り合っている観客がAPに「絶対勝てよ、飲み物おごってやるよ」と言いました。これは賭博に当たりますか?
[expand title=”Answer:”]当たりません!「賭博」とは、他の誰かの将来の結果に対して現金などの何かを賭けることを言います。賭博で賭けるものは同じである必要はありませんが、重要なのは2人(以上)が、将来の結果に対して、何か価値を認めているものを賭けることです。この質問の場合、1人だけが掛けているので、「賭博」には当てはまりません。
承認者 Scott Marshall
編注:ただし、ほとんどの場合は賭博になりうるもので、判断はケースバイケースになり、結論も異なることがあります。 自分が直面した状況を踏まえて考え、他のジャッジにも相談して判断しましょう。[/expand]
5. APが自分を対象に《時間のねじれ》を唱え、NAPは対応してそれを対象に《Fork》を唱えてNAPを対象に選びました。両方の呪文が解決されて、APは《時間のねじれ》からの追加ターン(T1)を、NAPは《Fork》からの追加ターン(T2)を得ました。APはさらに自分を対象にして《時間のねじれ》を唱え、解決しました(T3)。CR 500.7に、「効果によって、プレイヤーは追加のターンを得ることがあり得る。その場合、得たターンを指定されたターンの直後に追加する。1ターンの間に、1人のプレイヤーが複数の追加のターンを得た場合、そのターンは1つずつ追加される。複数のプレイヤーが追加のターンを得る場合、そのターンはAPNAP順で(rule 101.4 参照)1つずつ追加される。そして、一番最後に作られたターンが最初に処理される。」とあります。この場合のターンの順番はどうなりますか?
[expand title=”Answer:”]CR 500.7で触れている、プレイヤーが複数の追加ターンを得る場合、というのは、《時間の伸長》などで1人のプレイヤーが複数のターンを同じタイミングで得る場合のことです。複数のターンを同時に得た場合、何が起こるか判断できないので、ルールでそれらのターンが1つずつ与えられると明記されたのです。
この質問の場合は、複数の《時間のねじれ》が同時ではなく別々に解決され(そしてそれぞれが追加ターンを与え)ているので、それに当てはまりません。それらの追加ターンの順番は、それらが与えられた順番の逆、つまりT3、T1、T2という順番になります。
承認者 Callum Mine
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The Knowledge Pool(知識槽)
今月版では、Knowledge poolからの最新のシナリオを紹介します:
『マスターズ25th』と『ドミナリア』のリリースノート
The リリースノートには、新セットである『マスターズ25th』と『ドミナリア』の発売に伴う情報や、それらのセットのカードに関する明確化や裁定がまとめられています。
勝利のためのジャッジ
《クラーク族の鉄工所》コンボは複雑なもので、呪文の唱え方や誘発型能力の挙動についてかなりの知識が必要となります。広くプレイされているデッキの一部をしめているので、それに親しんでおくことは重要です。詳細な説明と分析はこちらにあります。
ジャッジ・カンファレンス、グランプリ、SCG Openが世界中で開催され、ジャッジが募集されています。GP São Paulo, GP Chiba, GP Sacramento, SCG Open Louisville, SCG Open Minneapolis, SCG Conが受付中です!
各イベントについての詳細は、Grand Prix Solicitations and Selected Staffsのフォーラムでご確認下さい。
Rules -Day TuesdayやDaily Regimenなどの公開プロジェクトが助けとなるジャッジを探しています!ジャッジとしての経験から得たものをコミュニティに還元しようと思う方は、興味のあることにご協力下さい。
魅力的なジャッジ・トークンもできています!フィードバック・フォームを宣伝して本当にクールな贈り物をプレイヤーに配りたいと思うなら、是非どうぞ!事前予約して、プレイヤーやジャッジを手助けしましょう!
最後のおまけ
新しいジャッジ・トークンです! 事前予約はこちらから。4月12日までです! 〆切を逃した人は次の機会をお待ち下さい。近いうちに受け付けられる予定です。