Annaはシールド・デッキのPPTQでNigelと対戦しており、第4回戦が始まったところです。Annaはジャッジであるあなたを呼び、テーブルから離れて手札を見せました。その中には《》が3枚ありましたが、メインデッキには2枚しか入れておらず、1枚は第3回戦でサイドボードから入れたものだと言います。Annaが手札を引いたばかりで、ジャッジを呼んだのも開始すぐのことでした。あなたはどうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] Annaは〔デッキ/リストの問題〕で【ゲームの敗北】を受けます。Annaはサイドボードのカードが入った開始時の手札を引いた直後にジャッジを呼んではいますが、サイドボードから入っていたカードがメインデッキにも入っているカードであった場合、この格下げは適用されません。 この格下げは、登録されたよりも多い枚数がメインデッキに含まれていたという状況で適用してはならない。例えば、デッキリスト上では《》がメインデッキに2枚・サイドボードに2枚と登録されているときに、3枚がメインデッキに含まれていたような場合には、この格下げは適用できない。 Annaにデッキをデッキリストに合うように修正させ、そのマッチを第2ゲームから始めさせます。 [/expand]
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発信者に返送すること
AlexanderとNeenaはPPTQで対戦しています。Alexanderは《》を2体と他のクリーチャーを2体コントロールしています。両方の《》を搭乗し、それらでNeenaを攻撃しました。Alexanderは自分の攻撃クリーチャーを指し、「2枚引いて2枚捨てる」と言い、ライブラリーから2枚カードを取り、Neenaが指摘する間も与えずに手札に加えました。Neenaはジャッジを呼びました。ジャッジはどうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] マジック違反処置指針の2.3節、〔ゲーム上の誤り ― 非公開カードに関する誤り〕から引用します。 この誤りによってカードが適正な時期よりも早くカード群に含まれ、そのカード群のカードを含む他の処理を先にしなければならなかった場合、そのプレイヤーは過剰なカードを含むカード群を公開し、その対戦相手はそれまで未知だったカードを必要な枚数選ぶ。それらのカードを、それらのカードが適正に追加されるべき時点まで脇に置き、それからそのカード群に戻す。 この場合、カード群とはAlexanderの手札のことで、《》の誘発型能力で引いた2枚目のカードは「適正な時期よりも早く」含まれたカードです。この誤りを措置するために、Alexaanderは手札を公開し、NeenaはAlexanderが1つ目の《》の誘発型能力で捨てることのできないカードを1枚選びます。ジャッジはそのカードを脇に置き、Alexanderに1つ目の誘発型能力の処理を終わらせてからそのカードをAlexanderの手札に戻し、それから2つ目の誘発型能力でカードを1枚捨てさせます。Neenaは気づき得る最初の時点で誤りを指摘したので、〔違反の見逃し〕にはなりません。 [/expand]
ブロッカーへの巡航
AndrewとNateが『カラデシュ』のシールド・デッキ戦PPTQで対戦しています。Andrewのライフ総量は5点、Nateは2点です。Nateは1/1の霊気装置・トークンを5体と《》をコントロールしています。Andrewは《》を唱え、その誘発型能力を宣言して解決したあと、それで攻撃しました。Nateは少し考えてから、「クリーチャー全部でブロックする」と宣言しました。その後、Andrewは《》を対象にして《》を唱えました。ここでNateはAndrewがダメージ割り振り順を宣言していないことに気づき、ジャッジを呼びました。ジャッジはどうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] 〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕にあたります。この場合、Andrewにダメージ割り振り順を即座に宣言するように指示するという部分的修正ができますが、その前に単純な巻き戻しが可能かどうか検討しましょう。この場合、巻き戻しによってプレイの流れが変わってしまう可能性があり、非常に単純だとは言えないので、ダメージ割り振り順を宣言させます。《》はスタック上にあるままで、Andrewがダメージ割り振り順を宣言します。Nateは気づき得る最初の時点で誤りを指摘したので、〔違反の見逃し〕にはなりません。 [/expand]