ArcadesはNebuchadnezzarと対戦していて、第2ゲーム中です。両プレイヤーが初期手札を7枚引き、Arcadesは即座にキープを宣言しました。マリガンをどうするか考えている間に、Nebuchadnezzarはサイドボードで入れようと思っていたカードを入れ忘れていたことに気づきました。ジャッジが調査したところ、Nebucadnezzarのデッキには55枚しかなく、サイドボードには20枚ありました。55枚のデッキにはメインデッキのカードしか入っておらず、メインデッキの残り5枚はサイドボードと一緒にありました。 どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”] Nebuchadnezzarに〔デッキの問題〕による【警告】を与えます。Arcadesにサイドボードとメインデッキの5枚のカードを見せ、それらをNebuchadnezzarのデッキに混ぜて切り直します。 [/expand]
Category: Deck Problem
致命的なデッキ操作ミス
Adiaはシールド戦のMCQでプレイしています。彼女はマッチの第1ゲームのためにすわり、だいたい40枚のスリーブされたカードの束をデッキ箱から取り出し、切り直し、そしてそれを対戦相手に提示しました。初期手札を引いて、彼女は即座にジャッジを呼び、これはサイドボードだと言いました。すぐにサイドボードをできるように何組かのカードを作ってあって、彼女はデッキ箱から他の束を掴んでしまったのだと言います。 どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]Adiaの対戦相手はAdiaの正しいデッキを見て、どの7枚をAdiaの初期手札にするかを選びます。Adiaの初期手札のうちで彼女の本来のデッキに含まれるカードがあったなら、それらは初期手札に残ります。Adiaは正常な初期手札を手にしたことになり、それから6枚にマリガンすることができます。Adiaは〔デッキの問題〕による【警告】を受けます。[/expand]
借りた火力の過剰な苦味
あなたはスタンダードのPPTQでフロアジャッジをしています。デッキチェック中に、Andyのデッキボックスにサイドボードと一緒にデッキリストに記されていないカードが入っていることに気づきました。青のスリーブに入った《》が4枚あり、Andyのデッキは赤単色で緑のスリーブに入っていました。 調査の結果、それらのカードは彼が友人に貸していたもので、その友人は棄権済みであることがわかりました。あなたは〔故意の違反〕ではないと判断しました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]Andyは〔デッキの問題〕により【ゲームの敗北】を受けます。Andyはデッキリストに記されていない過剰なカードをサイドボードと一緒に持っていました。これをデッキチェック中にジャッジが見つけたので、懲罰は【ゲームの敗北】に格上げされます。[/expand]
自分の墓を掘れ
AlbusとNorbertが、あなたがジャッジしているモダンのRPTQの準決勝で対戦しています。Norbertが先攻を選び、《》をプレイしました。Albusはカードを引き、タップ状態の《》をプレイしました。Albusのターンの終わりに、Norbertは《》を生け贄に捧げ、デッキの中を2回見てからあなたを呼びました。デッキに1枚だけ入っている《》がなくて、デッキが59枚になっていると言います。周りを探したところ、彼の椅子の下に落ちているのが見つかりました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]Norbertは〔デッキの問題〕による【警告】を受けます。なくしたカードは提示中に見つかったわけでも、対戦相手に公開される時点で見つかったわけでもありません。《》をNorbertのデッキに戻し、それから《》の能力の解決を済ませます。まあ、《》を見つけることができるでしょう。[/expand]
スポーツマンシップの秘密
大型でルール適用度が競技のモダンのイベントで、AmirとNemoが対戦しています。そのマッチの最初のターンで、Amirは《》をプレイし、チェックの入っていない『イニストラードを覆う影』のチェックリスト・カードをテーブルに出して「デルバー」と言い、そしてデッキケースから《》を取り出しました。Nemoはジャッジを呼び、チェックリスト・カードの問題を指摘しました。Nemoは、Amirが厳罰に処されるべきだとは思っておらず、むしろマッチを続けられるように『イニストラード』のチェックリスト・カード4枚を提供したいと提案しました。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]Amirのデッキにはデッキリストに書かれていなかったカードが入っていたので、〔デッキの問題〕により【ゲームの敗北】を受ける。発見したのが対戦相手なので、この懲罰は【ゲームの敗北】になる。[/expand]
2つのデッキの使い分け
AbagailはシールドのPPTQに参加しています。彼女はマッチの第1ゲームのために着席し、スリーブのかかったカードおよそ40枚の束をデッキボックスから取り出し、シャッフルして対戦相手に提示しました。自分の初期手札を引いている間に、彼女は即座にジャッジを呼び、これはサイドボードだと説明しました。彼女は素早くサイドボードができるように何組かのカードにスリーブをかけてあって、間違った束を取ってしまったと言います。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]これは〔イベント上の誤り ― デッキの問題〕です。どの格上げも当てはまらないので、懲罰は【警告】になります。アビゲイルに正しいデッキを選ばせることでデッキをリストに合わせて修正し、それがリストと一致していることを確認します。この誤りは初期手札を引いている間に起こったので、Abagailはマリガンをしなければなりません。そのため、彼女が正しいデッキをシャッフルした後の新しい初期手札は6枚になります。彼女はさらにマリガンをしても構いません。[/expand]
まさに木端微塵
あなたはスタンダードのPPTQでジャッジをしています。ラウンド開始時のデッキチェック中に、Osirisのメインデッキが59枚、サイドボードが16枚になっていたことに気づきました。デッキリストを確認すると、デッキリストでもメインデッキが59枚、サイドボードが16枚でした。サイドボードは以下のとおりです。 3 2 3 4 2 2 あなたはOsirisをデッキチェック用テーブルに呼び出し、この問題について尋ねました。彼は、メインデッキは60枚、サイドボードは15枚でリストに書いたつもりだと言います。大会開始直前に慌てて75枚を集めたので、メインデッキのカードを1枚、間違えてサイドボードに区分してしまい、デッキリストにもそう書いたようです。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] Osirisは〔イベント上の誤り〕に当てはまる違反を2つ犯しています。1つは不正なデッキリストを提出したことによる〔デッキリストの誤り〕で、これの懲罰は【ゲームの敗北】です。もう1つはゲーム開始時に不正なデッキとサイドボードを対戦相手にわたしたことによる〔デッキの誤り〕で、これの懲罰は一般に【警告】ですが、IPGの3.5に格上げ条件が示されています。 > 対戦相手にデッキを提示している間にデッキが不適正であると発覚し、紛失したカードが対戦相手のデッキに含まれていなかった場合、【ゲームの敗北】に格上げされる。 したがって、この〔デッキの誤り〕によってもOsirisに【ゲームの敗北】が与えられます。両方の懲罰が記録されますが、マッチの成績に影響するのは1つだけになります。言い換えると、Osirisはこの2つの【ゲームの敗北】によってマッチに負けるわけではありません。IPGの1.2節に、以下のようにあります。 > 単一の原因で起こった違反、あるいは同時に発見された複数の違反は、単一の違反として扱われる。 メインデッキの誤りを修正するため、Osirisはいわゆる基本土地5種から1枚選び、それを60枚目のカードとして追加します。サイドボードに関しては、《木端+微塵》を1枚減らします。この変更をデッキリストに記録します。マッチは第2ゲームから再開され、Osirisが先攻後攻を決める権利を持ちます。 [/expand]