○にはまるかはまらぬか

 あなたは地元のスタンダードのPPTQのヘッドジャッジです。デッキリストを集め終わり、第1ラウンドを開始しました。リストが揃っていることを確認していると、1人のデッキリストに、数字だけ書かれた空行があることに気が付きました。彼のデッキは黒白コントロールで、デッキリストには (他42枚) 4 《》 6 《》 8  と記載されていました。  どうすべきでしょうか? そのプレイヤーにいつ話を聞くべきか、何を伝えるべきか、どのような違反となり懲罰が与えられるべきか考えて下さい。 [expand title=”Answer”]  ヘッドジャッジとして、ここで〔デッキリストの問題〕を適用しないことができます。プレイヤーが提出したのは、一見すると不正なデッキリストですが、その空行に入るカードが《》なのは明らかです。そのプレイヤーが《》をプレイしていることを確認して、ラウンド終了後にそのプレイヤーにリストを訂正したことを伝え、今後はもっと注意するように伝えましょう。 [/expand]

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まさに木端微塵

あなたはスタンダードのPPTQでジャッジをしています。ラウンド開始時のデッキチェック中に、Osirisのメインデッキが59枚、サイドボードが16枚になっていたことに気づきました。デッキリストを確認すると、デッキリストでもメインデッキが59枚、サイドボードが16枚でした。サイドボードは以下のとおりです。 3 2 3 4 2 2 あなたはOsirisをデッキチェック用テーブルに呼び出し、この問題について尋ねました。彼は、メインデッキは60枚、サイドボードは15枚でリストに書いたつもりだと言います。大会開始直前に慌てて75枚を集めたので、メインデッキのカードを1枚、間違えてサイドボードに区分してしまい、デッキリストにもそう書いたようです。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] Osirisは〔イベント上の誤り〕に当てはまる違反を2つ犯しています。1つは不正なデッキリストを提出したことによる〔デッキリストの誤り〕で、これの懲罰は【ゲームの敗北】です。もう1つはゲーム開始時に不正なデッキとサイドボードを対戦相手にわたしたことによる〔デッキの誤り〕で、これの懲罰は一般に【警告】ですが、IPGの3.5に格上げ条件が示されています。 > 対戦相手にデッキを提示している間にデッキが不適正であると発覚し、紛失したカードが対戦相手のデッキに含まれていなかった場合、【ゲームの敗北】に格上げされる。 したがって、この〔デッキの誤り〕によってもOsirisに【ゲームの敗北】が与えられます。両方の懲罰が記録されますが、マッチの成績に影響するのは1つだけになります。言い換えると、Osirisはこの2つの【ゲームの敗北】によってマッチに負けるわけではありません。IPGの1.2節に、以下のようにあります。 > 単一の原因で起こった違反、あるいは同時に発見された複数の違反は、単一の違反として扱われる。 メインデッキの誤りを修正するため、Osirisはいわゆる基本土地5種から1枚選び、それを60枚目のカードとして追加します。サイドボードに関しては、《木端+微塵》を1枚減らします。この変更をデッキリストに記録します。マッチは第2ゲームから再開され、Osirisが先攻後攻を決める権利を持ちます。 [/expand]

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アジャニの名前で出ています

 あなたはスタンダードのPPTQのヘッドジャッジです。リストが揃っていることを確認していたところ、Percyのリストに「2 アジャニ」とだけ書かれているのを見つけました。あなたはPercyの対戦しているテーブルに行き、《》が彼の墓地に1枚、手札に1枚あるのを確認しました。あなたはどうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  伝説のクリーチャーやプレインズウォーカーのカード名を省略することは認められていますが、それはその名前のキャラクターがそのフォーマットに1種類しかいない場合に限られています。アジャニはスタンダードに2種類(《》と、プレインズウォーカー・デッキの《》)います。従って、Percyは〔デッキ/リストの問題〕を犯しており、【ゲームの敗北】を受けることになります。 このデッキリストの誤りはデッキチェック中に見つかったのではないので、懲罰は次のラウンドの開始時に適用されることになります。Percyのマッチが終わるのを待ち、懲罰について説明し、デッキリストをデッキに合うように修正し、他に誤りがないか確認しましょう。【ゲームの敗北】が与えられるのは、Percyの次のマッチの開始時になります。 [/expand]

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