墓所破りの話

AntoineとNancyはスタンダードのグランプリで対戦しています。Antoineはアンタップ状態の《》を3体コントロールしており、そのうち1体と沼2枚をタップしてカードを1枚引き、自分の記録用紙のライフを1点減らしました。NancyはAntoineを止め、間違いを指摘しました。Antoineは「うわ! カードを引くつもりだったけど違う能力起動してた。土地じゃなくてゾンビをあと2体タップしたつもりだったんだ。ジャッジ!」 どうするべきでしょうか? [expand title=”Answer”] Antoineは〔非公開カードに関する誤り〕により【警告】を受けます。この誤りを解消するため、Antoineは手札をNancyに公開し、NancyはそこからAntoineのライブラリーの無作為の部分に戻すカードを1枚選びます。Antineは《》と沼2枚をアンタップし、プレイを再開します。 [/expand]

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本当にこれの拝借?

AndreaはスタンダードのPPTQでNickと対戦しています。Andreaは昂揚を達成した状態で、《》3枚をタップし、ニックを対象にして《》を唱えました。Nickはそれを解決させて手札を公開しました。Andreaは《》を選び、Nickの手札の内容をメモしてからライブラリーの中を探し始めました。ライブラリーから抜き終わった後、AndreaはNickのライブラリーと手札をまとめてしゃっふりし始めました。Nickは慌てて「何してるんだ? ジャッジ!」  どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Andreaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕による【警告】を受けます。メモされている手札が正しいことを確認してから、Nickのライブラリーからそれらのカードを戻し、それをNickの手札にします。その後、Nickに自分のライブラリーを切り直させます。 [/expand]

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霊気のキセキ!

 あなたはモダンのPPTQのヘッドジャッジで、AceとNinoが対戦しています。このターンの開始時に、Aceはアンタップし、カウンターを1個《》の上に置いて、ライブラリーの一番上のカードを手にとって見ました。少し考えてから、Aceはそのカードを裏向きで《》の横に置きました。考え終わってから、Aceは新しくライブラリーの一番上のカードを手に取り、それを手札に加えました。Ninoは即座にジャッジを呼び、状況を説明しました。  どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Aceは〔非公開カードに関する誤り〕による【警告】を受けます。Aceに、《》のそばにあるもの以外の手札を公開させます。Ninoにその中から1枚選ばせ、それを過剰なカードとしてAceのライブラリーの未知の部分に混ぜ入れます。 [/expand]

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口からまっすぐ

 モダンのPPTQで、あなたはヘッドジャッジです。Alexがマッチ中にあなたを呼びました。彼のターン中に《》で攻撃したところ、Nathanが《》を《》を対象に起動し、それに対応してALexは《》を4で唱えて、4点のライフを得てカードを4枚引いて、少し考えてから《》を墓地に置き、その後で《》をプレイしてターンを終えました。現在はその次のターンで、Nathanが、《》を墓地に置かないままでドロー・ステップのカードを引いたところです。あなたは、Alexがすぐに《》で対応したために、Nathanは生け贄に捧げることを忘れたのだと判断しました。  どうすべきでしょうか? [expand title=”answer”]  Nathanは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受け、Alexは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。この場合、巻き戻しは非常に混乱を招くので、複雑な巻き戻しを考える必要はありません。部分的な修正として、《ロノムの口》をAlexの墓地に置きます。 [/expand]

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シェフェトの必殺技

 AbbyとNovaが『アモンケット』のシールド戦PPTQで対戦しています。Abbyは《》4枚をタップし、《》を捨ててサイクリング・コストを支払ったと宣言しました。彼女はカードを1枚引き、それからライブラリーを見始めました。Novaは彼女を制止して、「ちょっと待って、カードを引くのはライブラリーから探したあとだよ。カードにそう書いてあるだろう」と言いました。Abbyは《》をよく読み、「本当! その通りね。ジャッジ!」  どうすべきでしょうか? [expand title=”answer”]  《》の誘発型能力は選択的です。カードを引いて探さないと示すことは適正なので、Abbyがカードを引いた時点では何も違反はありません。Novaが異常に気づくことができるのは、Abbyが探し始めたときです。Novaは、認識可能な誤りをAbbyが最初に犯した直後にゲームを止めています。つまり、Abbyは〔過剰なカードを見た〕違反を犯しており、【警告】を受けるということになります。Abbyにライブラリーの無作為の部分を切り直させ、《》をサイクリングした場合はライブラリーからカードを探すほうがカードを引くよりも先だということを指摘しましょう。 [/expand]

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権威に敬意を

 AlexはスタンダードのPPTQでNateと対戦しています。Alexは《》1つと《》2体をコントロールしています。Alexは《》を唱え、解決されました。Alexは《》に《》を搭乗させ、クリーチャーすべてで攻撃しました。ブロック宣言前に、Nateは自分の《》を起動し、飛行機械1体を戦場に出しました。《》をブロックされたくないAlexは、《》でその飛行機械を破壊します。《》から3点のダメージを受けて、Nateのライフは10点になります。その後、Nateは《》で飛行機械をもう1体生成し、「ブロックに入ってもいい?」と聞きました。Alexが同意したので、Nateは《》のうち1体を《》で、《》を飛行機械でブロックしました。両プレイヤーがライフ総量を記録し、Nateのライフは9点でした。この時点で観客から、トークンはタップ状態で出るはずだからブロックできない、という指摘がありました。両プレイヤーとも、トークンがアンタップ状態で戦場に出ていたことを認めましたが、Alexは「トークンがブロックできないと知っていたら、除去しなかった」と付け加えました。  どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Nateは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受けます。彼はトークンをタップ状態で生成すべきでした。Alexは〔違反の見逃し〕により【警告】を受けます。彼は《》をコントロールしていましたが、この誤りには受動的にしか関与していませんので両プレイヤーに〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を出す状況ではありません。ゲームを2つ目のトークンが生成された時点まで巻き戻し、どちらのプレイヤーにも何も情報を増やしていない範囲としてブロックを取り消します。起こった誤りの中にはそのままになるものもありますが、巻き戻しによる混乱は最低限になり、この誤りによる主な混乱であるブロックが成立スべきではないということは解消されます。通常、部分的な巻き戻しは認められませんが、今回は2つの誤りが発生していたので可能です。戦闘ダメージを取り消し(Nateのライフを10点に戻し)、トークンと《》を戦場に戻すことで巻き戻しを完了させ、その後でブロックを取り消し、トークンをタップ状態にします。両プレイヤーに、ブロック・クリーチャー指定前の攻撃クリーチャー指定ステップにそれぞれが優先権を得るということを知らせます。 [/expand]

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すべる蛇豹

ArfとNanceがPPTQで対戦しています。彼らが裏向きで初期手札を引いているときに、ArfはNanceのカードが1枚Arfの足元に裏向きで落ちていることに気づきました。Arfはすぐにジャッジを呼び、自分がシャッフル中に落としたに違いないと言いました。カードを落としてはいないと思っていたけれど、シャッフル中に手を滑らせたというのです。ジャッジがそのカードを見ると、Nanceのデッキに入っている《うろつく蛇豹》でした。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] Arfは〔過剰なカードを見た〕による【警告】を受けます。Arfはそのカードの表を見たり、そこから何らかの情報を得たりはしていないでしょうが、ありえないわけではありません。そのため、〔過剰なカードを見た〕の定義に当てはまります。プレイヤーが本来見ることが出来ないカードの表を、自分の行動の結果見てしまうことがありうるような場合、〔過剰なカードを見た〕が適用されます。 その過剰なカードをNanceのライブラリーに入れて切り直し、プレイヤーが初期手札を引くことを完了させます。 [/expand]

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ラスヌー忘れ

AnduinとNythendraが『カラデシュ』『霊気紛争』のシールドデッキPPTQで対戦しています。Anduinのターンに、彼は《ラスヌーのヘリオン》を唱え、Nythendraは対応しませんでした。Anduinは「エネルギー2点貰うね?」と言い、Nythendraは頷いて認めました。その後、Anduinは戦闘に入ることを宣言し、《ラスヌーのヘリオン》と《牙長獣の仔》で攻撃しました。Nythendraは「ブロックしません」と言い、両プレイヤーがライフ総量を変更しました。Anduinが「どうぞ」と言ったので、Nythendraはアンタップし、カードを引いてから「あっ、《牙長獣の仔》がダメージを与えたのにエネルギー増やしてませんね」と言いました。Anduinは「ああ、完全に忘れてた。《ラスヌーのヘリオン》の誘発型能力も忘れてるわ」と言いました。この時点でNythendraは手を挙げ、ジャッジを呼びました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] 《牙長獣の仔》の誘発型能力については、〔誘発忘れ〕ではありますが、懲罰は与えられません。その誘発型能力をスタックに置くかどうか、Nythendraが選びます。 《ラスヌーのヘリオン》の誘発型能力については、「忘れてる」とAnduinが認めているのでこれも〔誘発忘れ〕になり、有害な能力なので【警告】が与えられます。選択しなかった場合の処理(生け贄に捧げる)が定められている誘発型能力なので、Nyehendraは「プレイヤーが次に優先権を得るときに生け贄に捧げる」「次のフェイズにプレイヤーが優先権を得るときに生け贄に捧げる」「そのまま残す」のどれかを選び、Anduinに処理させることになります。 (訳注:回答がなかったので自作しました) [/expand]

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ほにゃららの誓い

AndrewはスタンダードのPPTQでNadineと対戦しています。Andrewのターンに、彼は、手に《ニッサの誓い》を持って「誓い?」と言いながら《森》をタップしました。Nadineはそれを解決させ、Andrewはカードを3枚引き、《島》と《森》を捨てました。Andrewはこの時点で誘発型能力の解決を誤ったことに気づき、ジャッジを呼びました。Andrewは、《ジェイスの誓い》をプレイしているつもりだったというのです。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”] Andrewは〔非公開カードに関する誤り〕で【警告】を受けます。根本の問題は、カード3枚をカード群(彼の手札)に加えたことです。捨てたカード2枚をAndrewの手札に戻し、Andrewの手札をNadineに公開させて、Nadineがその中から選んだ3枚を《ニッサの誓い》のカード群とします。その後、Andrewに《ニッサの誓い》の誘発型能力の処理を続けさせます。 [/expand]

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ラーデと涙

 AnnaとNancyは競技RELの『モダンマスターズ 2017年版』のシールド戦で対戦しています。Annaは《》を、Nancyを対象にして唱え、占術して1枚をライブラリーの一番下、1枚を一番上に送りました。その後、ライブラリーの一番上のカードを公開し、その《》を手札に入れてから、《》の上にあったサイコロを4から5に転がしました。Nancyは「ちょっと待って! やることあったの! ジャッジ!」  Nancyはテーブルから離れて、Annaが占術で1枚をライブラリーの上に置いたので、《》の能力を解決する前にAnnaのクリーチャーのうち1体に《》を唱えるつもりだったと言いました。  どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  Annaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受けます。ゲームの局面を誤りのあったところまで巻き戻し、Annaの手札に入った《》をライブラリーの一番上に戻します。その後、Nancyは優先権を得て、《》を唱えることができる機会を得ます。  今週の議論を通じて、私たちは順序違いの行動についていくらか掘り下げた議論を行いました。順序違いの行動は「完了後の結果が適正で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても処理を一連のものとして行なう」というものです。このいい例が、《》の2つ目の能力を使い、相打ちになるように2体のクリーチャーを格闘させたときに、忠誠カウンターを動かす前に自分のクリーチャーを墓地に置く、というものです。技術的には、忠誠カウンターを動かすほうが先であるべきですが、何が起こっているのか両プレイヤーに明確であり結果は同じものになります。  ただし、今回の状況では、Annaはライブラリーのカードを公開してから手札に入れ終わるまで、その行動をする理由について示していませんでした。何が起こっているのかNancyが理解できる機会は、《》の忠誠カウンターを動かした時が初めてです。《》の能力の宣言をしなかったことで、Annaは「明確な局面」を作ることができていません。したがって、順序違いの連続行動は適用されません。  最後に、私たちはこの場合の措置について議論しました。《》の忠誠度能力の起動を宣言しなかったことで〔その他一般のゲームルール抵触行為〕が与えられます。問題は、ゲームをどこまで巻き戻すかです。Annaは《》の+1能力をすでに起動していて、優先権を保持しないことを宣言しています。《》はライブラリーの一番上に戻される必要がありますし、切り混ぜられることはありません。Annaの使った占術によって、《》の存在は未知の部分ではなくなっていますし、《》の能力が急いで解決されていた時にNancyにも適正に知られています。 [/expand]

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