今月は『基本セット2019』に伴うポリシーの変更やカンファレンスの更新についてお知らせします。
すでにご存知の通り、最近非常に暑くなっています。ニコル・ボーラスの脅威を逃れ、ラヴニカへと向かう中で、このモダンPPTQシーズンが暑さを凌ぐ一助になれば幸いです。

各言語のジャッジ試験の問題が揃いました!
レベル1練習、レベル1認定の両試験とも、多くの言語で2回分揃いました。
レベル2の試験も準備中で、近い内に準備ができる予定です。各言語の詳しい状況と、このプロジェクトに関わっている素晴らしい仲間たちを知りたい皆さんは、こちらのスレッドをご確認ください。
レベル2試験官の変更
レベル2試験官という認定はなくなり、変わって新しい方法が導入されました。
詳細と説明は、こちらの記事をご確認ください。
訓練プログラムにおけるL2チームリーダー
チームリーダーの手順にいくつかの変更が加えられました。
この認定は、多くのジャッジから観て、本来の目的通りには働いていませんでした。
根底から見直されることになりました。レベル3のための条件としてこのチェックボックスを使っていた皆さんは、そのまま2019年の終わりまで認められますのでご心配なく。
それ以降は、この新しい手順を満たす必要があるようになります。
プログラム・コーディネーターによるジャッジプログラム演説
地域コーディネーター、様々な質疑応答、プログラム・コーディネーター、スフィア・リーダーからのメッセージをまとめています。
この記事には、プログラムの過去、現在、そして今後の計画についての情報が詰まっています。
2018年7月のジャッジ向け記事とブログ
- ルール翻訳:『統率者(2018年版)』リリースノート
- Judge cast: JudgeCast #204 – Magic 2019 Core Set, JudgeCast #205 – Reviewing “Up” and M19 Policy Updates
- JudgeApps Help and Updates
- トラベルガイド: GP Turin 2018
- 地域ブログ:
新記事があるブログ:
Europe East
Juízes de Magic Brasil
German Speaking Countries
Judging in Russian
Magic Judge Iberia – Español
Ελλανοδίκες
Jueces Hispanoamericanos
USA – Southeast Regional Blog
Canadian Judge Family
The Judges of Southeast Asia
USA Great Lakes Judges
その他にも、Blog Portalからジャッジのブログを見ることができます。
記事について議論したい場合、関連のフォーラムに行きましょう。Judge blogのチェックもお忘れなく。
ルールやポリシーについてすぐに答えが必要ですか?マジック・ジャッジに聞きましょう!
ジャッジ・アニバーサリー
Keith Boyle、Salvatore La Terra
、Rob McKenzie
、Scott Marshall
以下、2018年6月にアニバーサリーを迎えたすべてのジャッジを祝福しましょう。
2018年7月の今週のジャッジ
264:John Reuben Ferrer, L2 from Marikina, Phillipines
265:Zohar Finkel, L2 from Rehovot, Israel
266:Patrick Surab, L2 from Bratislava, Slovakia
267:Ralph Glatsch, L2 from Hamburg, Germany
2018年7月に初めてグランプリでジャッジする仲間を大歓迎しましょう!
GP サンパウロ
GP サクラメント
GP 千葉
GP ミネアポリス
GP トリノ
カンファレンス・サポートの更新
今月、ジャッジがジャッジ・カンファレンスに参加したことによって得られるサポートが更新されました。
勝利のためのM19メモ
M19の新カードに関する質問ですか?勝利のためにの中の、この有用な記事をお読みください。
空間作成
今月、識字障害による問題への対処の仕方についての素晴らしい記事が上梓されました。
学習スフィア
9ヶ月の期間を経て、カード・カウンティング・チャレンジの新シナリオが完成しました!

2018年7月の質問に対する公式回答
1.APは《空想小僧、ピール》と《倍増の季節》をコントロールしていて、プレインズウォーカーの+2能力を起動しました。そのプレインズウォーカーにはいくつカウンターが置かれますか?
[expand title=”Answer:”]適用されるルールは614.14です。(特に最後の文が重要です。)通常、コストは効果ではないので、《倍増の季節》はコストには適用されません。しかし他の置換効果(《空想小僧、ピール》の能力など)が適用された場合、そのイベントに《倍増の季節》が適用されるようになり、カウンターは倍になります。
この場合、そのプレインズウォーカーは最終的に6つの忠誠カウンターを得ることになります。(能力自身で2個、《空想小僧、ピール》で1個追加、その後《倍増の季節》が適用されるようになって、最終的に6個になります。)
承認者 Nathan Long
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2.NAPのライブラリーにはカードが44枚あり、ライフは21点です。APは《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で攻撃し、その誘発を宣言しました。NAPは自分のライブラリーの上から20枚を取り、それを眺めました。その中に《流刑への道》が4枚あるのを確認したあと、追放したカードとして公開する前に、NAPは棟梁を宣言し、それらのカードをライブラリーに戻しました。NAPがそれらのカードをAPに公開しなかったことは違反になりますか?
[expand title=”Answer:”]NAPは違反を犯していません。プレイヤーはゲームのメカニズムにかかわらず、いつでも投了できます。そうした瞬間にゲームは終了し、得られる可能性のあった情報も得られなくなります。ルール上その情報がどう扱われるべきだったかは関係なく、マッチは進行します。
承認者 Scott Marshall
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3.APは《明日への探索》を唱え、「森を持ってくるよ」と言いました。 NAPはそれを認め、APはその後で《山》を持ってきて《稲妻》を唱えました。NAPが対応しなかったので、APは呪文を唱える時点での選択を守る義務があるのではないですか?
[expand title=”Answer:”]プレイヤーが持ってくる土地を何にするかは宣言しなければならないものではありません。ルール文に書かれているのは「基本土地・カード1枚を探」すとことであり、「基本土地1つを宣言し、 その後そのカードを探」すことではありません。つまり、《明日への探索》だろうが《不屈の自然》だろうが、何なら《遥か見》でも、「《荒地》を持ってくるよ」と言って唱えることは可能です。その後、その呪文は正しく解決されることになります。(もちろん、実際に不正な解決をしたなら違反になりますが、問題なのは、違反の前に行った「ブラフ」ではありません。)
承認者 Scott Marshall
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4.NAPは《トレストの使者、レオヴォルド》をコントロールしていて、APは《集団的蛮行》を1つ目と3つ目のモードを選択して唱えました。《トレストの使者、レオヴォルド》は何回誘発しますか?
[expand title=”Answer:”]この場合、《トレストの使者、レオヴォルド》が誘発するのは1回だけです。《集団的蛮行/Collective Brutality》[EMN]はNAPを2回対象にしますが、NAPが《集団的蛮行/Collective Brutality》[EMN]の対象になるのは1回だけなので、《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》[CN2]が誘発するのも1回だけです。NAPがその呪文に何度対象にされているかは関係ありません。これは以下のルールによります。
603.2d 「になる/becomes」という語を用いている誘発イベント(たとえば「ついた状態になる/becomes attached」「ブロックされた状態になる/becomes blocked」など)が存在する。これらはその示されたイベントが発生したときにのみ誘発する。すなわち、元々その状態であった場合に誘発することはないし、その状態であり続ける間は再び誘発することはない。「タップ状態になる/becomes tapped」や「アンタップ状態になる/becomes untapped」ときに誘発する能力は、パーマネントがその位相で戦場に出たときには誘発しない。
承認者 Nathan Long
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5.ルール適用度が競技のイベントで、テーブルを巡回していたところ、プレイヤーが対戦相手に「これは警告になるんだよ、知ってる?」と言っていたのが耳に入りました。どうすべきでしょうか。
[expand title=”Answer:”]違反処置指針に、「小さなルール違反がプレイヤー両者の同意の下で即座に処理された場合、ジャッジが介入する必要はない。」という記載があります。耳にした内容が少しばかり奇妙だったとしても、それは小さな問題だと思われます。小さいと言えないような内容なら、友人間であっても報告されるでしょう。
承認者 Scott Marshall。[/expand]
2018年秋季プログラム・コーディネーター出願開始!
2018年10月1日からの18ヶ月間のプログラム・コーディネーター枠の出願が開始されました。プログラム・コーディネーターは、選抜委員会に参加してくれるレベル3ジャッジも募集しています。ブログ記事で、プログラム・コーディネーターの役職についてさらなる情報や、選抜委員会に参加・協力する方法をご確認ください。
2018年夏季グランプリ・ヘッドジャッジ資格告知!
この告知で、グランプリ・ヘッドジャッジ資格が更新されていることと、新しくグランプリ・ヘッドジャッジ資格を得たジャッジを確認しましょう。
『基本セット2019』リリースノート
数年の休止期間を経て登場した素晴らしき基本セットとともに、ルール質問に答えるリリースノートが公開されました!
『基本セット2019』に伴うポリシー更新
今回の更新は小規模なものです。更新部分だけでなく、おまけでつけられている便利な案内にも目を通すといいでしょう。
勝利のためのジャッジ:『基本セット2019』新セット抄
新セットが発売されると、ルールやポリシーその他の変更が行われるものです。すべてを追いかけようと思うと頭痛がする人のために、『基本セット2019』関連で必要なすべての内容がこの記事にまとめられています。
M19 2HG Hidden Gems
M19フォーマットで注目すべき新しいカードがひと目で分かる掌編記事として2HG Hidden Gemsをご紹介します。
ジャッジ・カンファレンス、グランプリ、SCG Openが世界中で開催され、ジャッジが募集されています。SCG Open Syracuse、SCG Open Baltimore、GP Atlanta、GP Melbourne、GP Milwaukee、GP Warsaw、GP Shizuokaが間もなく締切となります。
各イベントについての詳細は、Grand Prix Solicitations and Selected Staffsのフォーラムでご確認下さい。
最後のおまけ
「非公式」ジャッジ・トークン・プロジェクトから、新プロジェクトのためにZie Aun Tanがデザインした新しいトークンが提供されています!
(今回の注文は7月13日で締め切られていますが)次回トークンを注文したい方はフォーラムでの投稿をお見逃しなく!
