本当にこれの拝借?

AndreaはスタンダードのPPTQでNickと対戦しています。Andreaは昂揚を達成した状態で、《》3枚をタップし、ニックを対象にして《》を唱えました。Nickはそれを解決させて手札を公開しました。Andreaは《》を選び、Nickの手札の内容をメモしてからライブラリーの中を探し始めました。ライブラリーから抜き終わった後、AndreaはNickのライブラリーと手札をまとめてしゃっふりし始めました。Nickは慌てて「何してるんだ? ジャッジ!」  どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Andreaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕による【警告】を受けます。メモされている手札が正しいことを確認してから、Nickのライブラリーからそれらのカードを戻し、それをNickの手札にします。その後、Nickに自分のライブラリーを切り直させます。 [/expand]

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口からまっすぐ

 モダンのPPTQで、あなたはヘッドジャッジです。Alexがマッチ中にあなたを呼びました。彼のターン中に《》で攻撃したところ、Nathanが《》を《》を対象に起動し、それに対応してALexは《》を4で唱えて、4点のライフを得てカードを4枚引いて、少し考えてから《》を墓地に置き、その後で《》をプレイしてターンを終えました。現在はその次のターンで、Nathanが、《》を墓地に置かないままでドロー・ステップのカードを引いたところです。あなたは、Alexがすぐに《》で対応したために、Nathanは生け贄に捧げることを忘れたのだと判断しました。  どうすべきでしょうか? [expand title=”answer”]  Nathanは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受け、Alexは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。この場合、巻き戻しは非常に混乱を招くので、複雑な巻き戻しを考える必要はありません。部分的な修正として、《ロノムの口》をAlexの墓地に置きます。 [/expand]

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権威に敬意を

 AlexはスタンダードのPPTQでNateと対戦しています。Alexは《》1つと《》2体をコントロールしています。Alexは《》を唱え、解決されました。Alexは《》に《》を搭乗させ、クリーチャーすべてで攻撃しました。ブロック宣言前に、Nateは自分の《》を起動し、飛行機械1体を戦場に出しました。《》をブロックされたくないAlexは、《》でその飛行機械を破壊します。《》から3点のダメージを受けて、Nateのライフは10点になります。その後、Nateは《》で飛行機械をもう1体生成し、「ブロックに入ってもいい?」と聞きました。Alexが同意したので、Nateは《》のうち1体を《》で、《》を飛行機械でブロックしました。両プレイヤーがライフ総量を記録し、Nateのライフは9点でした。この時点で観客から、トークンはタップ状態で出るはずだからブロックできない、という指摘がありました。両プレイヤーとも、トークンがアンタップ状態で戦場に出ていたことを認めましたが、Alexは「トークンがブロックできないと知っていたら、除去しなかった」と付け加えました。  どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Nateは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受けます。彼はトークンをタップ状態で生成すべきでした。Alexは〔違反の見逃し〕により【警告】を受けます。彼は《》をコントロールしていましたが、この誤りには受動的にしか関与していませんので両プレイヤーに〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を出す状況ではありません。ゲームを2つ目のトークンが生成された時点まで巻き戻し、どちらのプレイヤーにも何も情報を増やしていない範囲としてブロックを取り消します。起こった誤りの中にはそのままになるものもありますが、巻き戻しによる混乱は最低限になり、この誤りによる主な混乱であるブロックが成立スべきではないということは解消されます。通常、部分的な巻き戻しは認められませんが、今回は2つの誤りが発生していたので可能です。戦闘ダメージを取り消し(Nateのライフを10点に戻し)、トークンと《》を戦場に戻すことで巻き戻しを完了させ、その後でブロックを取り消し、トークンをタップ状態にします。両プレイヤーに、ブロック・クリーチャー指定前の攻撃クリーチャー指定ステップにそれぞれが優先権を得るということを知らせます。 [/expand]

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ラーデと涙

 AnnaとNancyは競技RELの『モダンマスターズ 2017年版』のシールド戦で対戦しています。Annaは《》を、Nancyを対象にして唱え、占術して1枚をライブラリーの一番下、1枚を一番上に送りました。その後、ライブラリーの一番上のカードを公開し、その《》を手札に入れてから、《》の上にあったサイコロを4から5に転がしました。Nancyは「ちょっと待って! やることあったの! ジャッジ!」  Nancyはテーブルから離れて、Annaが占術で1枚をライブラリーの上に置いたので、《》の能力を解決する前にAnnaのクリーチャーのうち1体に《》を唱えるつもりだったと言いました。  どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  Annaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受けます。ゲームの局面を誤りのあったところまで巻き戻し、Annaの手札に入った《》をライブラリーの一番上に戻します。その後、Nancyは優先権を得て、《》を唱えることができる機会を得ます。  今週の議論を通じて、私たちは順序違いの行動についていくらか掘り下げた議論を行いました。順序違いの行動は「完了後の結果が適正で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても処理を一連のものとして行なう」というものです。このいい例が、《》の2つ目の能力を使い、相打ちになるように2体のクリーチャーを格闘させたときに、忠誠カウンターを動かす前に自分のクリーチャーを墓地に置く、というものです。技術的には、忠誠カウンターを動かすほうが先であるべきですが、何が起こっているのか両プレイヤーに明確であり結果は同じものになります。  ただし、今回の状況では、Annaはライブラリーのカードを公開してから手札に入れ終わるまで、その行動をする理由について示していませんでした。何が起こっているのかNancyが理解できる機会は、《》の忠誠カウンターを動かした時が初めてです。《》の能力の宣言をしなかったことで、Annaは「明確な局面」を作ることができていません。したがって、順序違いの連続行動は適用されません。  最後に、私たちはこの場合の措置について議論しました。《》の忠誠度能力の起動を宣言しなかったことで〔その他一般のゲームルール抵触行為〕が与えられます。問題は、ゲームをどこまで巻き戻すかです。Annaは《》の+1能力をすでに起動していて、優先権を保持しないことを宣言しています。《》はライブラリーの一番上に戻される必要がありますし、切り混ぜられることはありません。Annaの使った占術によって、《》の存在は未知の部分ではなくなっていますし、《》の能力が急いで解決されていた時にNancyにも適正に知られています。 [/expand]

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平地のように見渡して

 AliceはスタンダードのPPTQの第1回戦でNickyと対戦しています。Aliceはアンタップ状態の《》を2枚と、アンタップ状態の《》を2枚コントロールしています。Aliceは《》を2枚タップし、《》を唱え、占術2を行うことを宣言し、Nickyは認めました。Aliceは自分のライブラリーの一番上からカードを2枚見て、それらをライブラリーの一番下に送りました。そのマッチを見ていた観客が、Aliceが《》を唱える時に《》をタップしていなければならないことに気づき、ジャッジを呼びました。 [expand title=”Answer:”]  Aliceは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕、Nickyは〔違反の見逃し〕により、両方とも【警告】を受けます。この誤りを訂正するなら、Aliceが占術で送ったカード2枚をライブラリーの一番上に無作為の順番で戻し、《》を唱える直前まで巻き戻してそのカードをAliceの手札に戻すことが可能です。  この措置の手順はポリシーに則ったものですが、Knowledge Poolチームとしてはこの場合は巻き戻すべきではないと考えます。Aliceがライブラリーのカードを操作できてしまうからです。Aliceは巻き戻さなかったときと同じように行動するのではなく、即座には《》を唱えないようにすることもできます。その場合にも、ライブラリーの一番上から2枚のカードが何であるかはわかったままになってしまいます。 [/expand]

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ラヴニカにかかる血染めの月

 Abelはモダンの1KトーナメントでNeilと対戦しています。Abelはジャッジであるあなたを呼び、Abelの《》が出ているのでNeilの《》は森ではないのに、それについているNeilの《》を墓地に送るのを2人とも忘れていた。《》を出したのは何ターンも前だ、と言いました。どうしますか。 [expand title=”Answer:”]  最初にBernie Hoelschenが考えていた答えは、「これはAbelの〔その他一般のゲームルール抵触行為〕となります(《》の解決時に、《》のエンチャント先が森でなくなるので不適正となり、墓地に置かれるべきです)。一方、その違反を指摘しなかったNeilも〔違反の見逃し〕となります。《》はまだ戦場にあるので、現時点でルール違反が起こっているため、《》を墓地に置き、該当する罰を与えます(それまでに何もなければ、両者に【警告】です)。」でした。  Bernieはこの修正についてこう認めています。《》をNeilの墓地に置く必要があります。〔その他一般のゲームルール抵触行為〕では、領域移動忘れに対する部分的修復が認められています。この部分的修復をしなかったとしても、状況起因処理が適用されて《》は墓地に置かれることになります。  懲罰に関して、Max Tiedemannは両プレイヤーに〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を与えるべきだと提案しています。《》は不正な領域にあります。墓地にあるべきところ、戦場に存在しています。Abelは《》を唱えて、Neilは山についている《》を墓地に動かしませんでした。措置:《》を適正な領域(墓地)に動かします。これは明らかにAbelの呪文が誤りの原因なので、Abelが〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を犯しています。しかし、Neilに〔違反の見逃し〕を与えるべきか、それとも両プレイヤーに〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を与えるべきかは議論があります。IPGはいくらか不明瞭で、もし両プレイヤーにこの誤りの責任があると考えたなら、両方に〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を与えることができます。ここではNeilに〔違反の見逃し〕を与えるとしていますが、両方に〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を与えることもありえるでしょう。 [/expand]

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カリタスと仲間たち

 AdrianとNinaはスタンダードのPPTQで対戦しています。Adrianは《》を彼の戦闘前メイン・フェイズに唱えてから、《》での攻撃に入りました。Ninaはそれを《》でブロックし、ダメージのやり取り前に《》を生け贄に捧げて自分のクリーチャーを破壊不能にしました。Adrianの終了ステップに、Ninaは《》を起動して《》を探しました。Ninaは次のターン、ドロー・ステップにカードを引いてから、《》を追放しておらず、Adrianはゾンビ・トークンを生成していなかったことに気づきました。ジャッジ! [expand title=”Answer:”]  この状況では、Ninaは《》を追放しなかったこと、Adrianはゾンビ・トークンを生成しなかったことにより、両方のプレイヤーが〔その他一般のゲームルール抵触行為〕となります。《》を墓地から追放領域に動かすという部分的修復は、《》のち観光課の半分だけを解決することになるので認められません。ゲームを巻き戻すためにはカードを引いたことやカードを探したことを巻き戻す必要があり、複雑すぎるため、できません。その為、現状ありのままに続けることになります。《》は墓地にあり、ゾンビ・トークンは生成されません。 [/expand]

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マイナス捕らえて墓地はいっぱい

 AnitaとNorrisはスタンダードのPPTQで対戦しています。Anitaは《》を自分の第1メイン・フェイズに唱え、手札5枚の中から2枚を捨てました。Norrisは対応して《》を唱え、彼女の《》を追放しました。Anitaはその後《》で《》を破壊し、《》を再び唱えて「3枚引ける?」と聞きました。Norrisは同意し、Anitaはカードを引いてターンを終えました。2ターン周期後のAnitaのターンに、NorrisはAnitaの手札が何枚かと尋ね、Anitaは6枚のカードを見せました。Norrisはジャッジを呼び「Anitaのカードが2枚多い、2回目に《》を唱えたときに捨ててなかったんだ」と言いました。Anitaは2回目のときに捨て忘れていたことに同意しました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  Anitaはカードを2枚捨てなければなりません。これはIPG 2.5にまとめられている部分的修復です。《》の能力はマナ・コストを支払わなくてもよくしますが、追加コストは支払わなければなりません。最終的に、Anitaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕によって【警告】を受け、Norrisは〔違反の見逃し〕によって【警告】を受けます。Norrisも〔その他一般のゲームルール抵触行為〕を受けるべきだという意見はありますが、Anitaの呪文に責任を持つのは彼女であり、《》が呪文の唱え方に影響を与えていても《》はAnitaのカードなのです。 [/expand]

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エルドラージ・ダイエット

 AriannaとNeffがスタンダードのPPTQで対戦しています。Neffは《》をコントロールしていて、Ariannaのカードは墓地に数枚あり、Neffの《》で20枚追放されています。Ariannaは《》を唱えました。彼女は自分のデッキを手に取り、「ライブラリーが追放されて墓地がライブラリーになります」と言い、Neffは頷きました。Ariannaは自分の墓地を手に取り、シャッフルし始めました。その後で、彼女はライブラリーだった束を手に取り、「あ、ちょっと待って、ちょっと調べたいことが」と言って見始めました。Neffはジャッジを呼びました。あなたが到着した時点で、Ariannaは《》の誘発で何がなくなるのかを確認したかったのだと言いました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  Ariannaは裏向きで追放されたカードを許可されていない状況で見たことにより〔その他一般のゲームルール抵触行為〕になります。Ariannaに、裏向きのカードから手を離して《》の誘発型能力の解決を終わらせるように指示しましょう。Neffは可能な限り早くAriannaの違反を指摘していたので、〔違反の見逃し〕による【警告】にはなりません。  Ariannaの行動は〔過剰なカードを見た〕に当てはまるように見えますが、最近のポリシー更新により〔過剰なカードを見た〕はプレイヤーのデッキにあるカードだけに適用されるようになりました。 [/expand]

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ブロッカーへの巡航

 AndrewとNateが『カラデシュ』のシールド・デッキ戦PPTQで対戦しています。Andrewのライフ総量は5点、Nateは2点です。Nateは1/1の霊気装置・トークンを5体と《》をコントロールしています。Andrewは《》を唱え、その誘発型能力を宣言して解決したあと、それで攻撃しました。Nateは少し考えてから、「クリーチャー全部でブロックする」と宣言しました。その後、Andrewは《》を対象にして《》を唱えました。ここでNateはAndrewがダメージ割り振り順を宣言していないことに気づき、ジャッジを呼びました。ジャッジはどうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer:”]  〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕にあたります。この場合、Andrewにダメージ割り振り順を即座に宣言するように指示するという部分的修正ができますが、その前に単純な巻き戻しが可能かどうか検討しましょう。この場合、巻き戻しによってプレイの流れが変わってしまう可能性があり、非常に単純だとは言えないので、ダメージ割り振り順を宣言させます。《》はスタック上にあるままで、Andrewがダメージ割り振り順を宣言します。Nateは気づき得る最初の時点で誤りを指摘したので、〔違反の見逃し〕にはなりません。 [/expand]

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