間違ったミミックの昔

 スタンダードのPPTQで対戦しているAlbertとNadegeがジャッジを呼びました。Nadege曰く、Albertが前のターン、第2ターンに《金属ミミック》をプレイしました。その次のNadegeのターンに、Nadegeは土地をプレイし、ターンを終えました。そしてこのターン、Albertは《模範操縦士、デパラ》をプレイし、Nadegeはその解決を認めました。Albertは《模範操縦士、デパラ》の上に+1/+1カウンターを置こうとし、その理由を尋ねたNadegeに対して《金属ミミック》を指差しました。そこで両プレイヤーが、Albertがクリーチャー・タイウを宣言していなかったことに気づきました。どうすべきでしょうか?

Answer

 Albertは〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕によって【警告】を受け、Nagedeは〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕によって【警告】を受けます。常在型能力を忘れていた場合に即座に選択を決めるのは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕において許容される措置なので、Albertはその選択を行ないます。この選択に加え、《模範操縦士、デパラ》が解決されてカウンターを得ていないので、単純な巻き戻しを行ないます。《模範操縦士、デパラ》がスタックにあったところまでゲームを巻き戻し、Albertに《金属ミミック》の選択を行わせ、Nadegeに優先権を与えます。Nadegeが何もしなければ、《模範操縦士、デパラ》が解決されてカウンターを得ることになります。