「肉よ卵よ、我らが食!」

 PeytonとPenelopeがあなたの運営するPPTQで対戦している。第3回戦に早くマッチを終わらせた彼らは、近所の中華料理屋に昼食を買いに行き、テーブルに戻って食事をしました。その後、第4回戦の対戦組み合わせを発表した時点で、彼らが食事をしたテーブルには弁当箱や空のペットボトルが放置されていて、ソースが飛び散っていました。プレイヤーはそれぞれの席に向かい、この席で対戦することになっているプレイヤーがゴミがあると訴えてきました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]  まず、ゴミを片付け、可能なら汚れを拭き取りましょう。あるいは、この2人を対戦させるための別のテーブルを確保した上で、彼らに結果登録用紙が正しく配られるようにしましょう。その後で、PeytonとPenelopeのマッチが終わった後で、彼らそれぞれにゴミを放置すると他の誰かが片付けなければならないし、他のプレイヤーのじゃまになるので良いことではないということを理解させましょう。その上で、〔非紳士的行為 ― 軽度〕による【警告】を与えましょう。 [/expand]

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超外科的サイドボード

 モダンのPPTQのデッキチェック中に、Percyのサイドボードのスリーブの中に1枚過剰なカードが入っていることに気づきました。サイドボードには《》が2枚入っていて、過剰なカードは3枚目の《》でした。これは裏向きで、サイドボードにある他のカードの裏にありました。その点以外では、彼のデッキには問題はありませんでした。テーブルに戻ってPercyを呼び出したところ、彼は、サイドボードの15枚目のカードをぎりぎりで決めたので、取り除いたカードを置いておく場所が他になかったのだと言いました。また、ゲーム開始前の手順で、彼はサイドボードを対戦相手に示し、2枚入っているカードがあることを言い、しかもそこに裏向きで入っているのは《》だと見せていたのです。対戦相手のOliviaはそのとおりだと認めました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]  Percyのサイドボードに過剰なカードがありますので、普通は〔デッキの問題〕になりますが、この場合は適正です。MTRの規定に、サイドボードを提示する、というものがあります。これは常に行われているわけではありませんが、「サイドボード以外のものはデッキ箱の中に入れてある」という前提で行なわれています。どのカードがサイドボードのカードなのかを示しているので、Percyは懲罰を受けません。  Percyがこのルールを守っていることに感謝し、提示し忘れたときの処理を理解しているか確認しましょう。マッチごとにサイドボードを提示するつもりだったとしても、混乱を避けるためには、過剰なカードはスリーブから出して箱の中に置き、サイドボードを箱から出しておくべきでしょう。 [/expand]

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誰も審問を疑わない

 あなたはモダンのPPTQのヘッドジャッジです。Andreaは自分の第1ターンに《》をプレイし、その後で《》を唱えました。Naomiの公開した手札は、《》3枚、《》2枚、《》2枚でした。AndreaはNaomiの手札にあったカードすべてを書き留め、書き終わってから「ターン終了」と言いました。Naomiは手札を戻して、ターンのドローを行ない、《》をプレイして、《》を唱えました。この時点で、AndreaはNaomiの手札から捨てさせるカードを選んでいなかったことに気づき、ジャッジを呼びました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”]  Andreaは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕によって【警告】を受け、Naomiは〔違反の見逃し〕によって【警告】を受けます。《》と《》はどちらも《》の効果によってAndreaに知られているカードであり、他に何も起こっていないので、巻き戻しが妥当です。巻き戻しの処理として、《》と《》をNaomiの手札に戻し、それからNaomiがこのターンに引いたカードである、Andreaの書き留めたNaomiの手札にないカードを、Naomiのライブラリーの一番上に置きます。最後に、《》をスタックに戻し、Naomiの手札をもう一度公開させて、Naomiに捨てさせるカードをAndreaに選ばせます。 [/expand]

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我が過去の罪

 モダンのグランプリ2日目に、AdrianとNatalieが対戦しています。Adrianは2枚目の土地をプレイし、《》を唱えました。Natalieはそれを認めてから、Adrianのターンの終了時に自分の唯一の土地をタップして《》を対象に《》を唱えました。Adrianはうなずき、《》を墓地に置きました。Natalieがアンタップしてターンのドローをしたところで、Adrianは《》によってコストが上がっているので、Natalieが《》を唱えることはできなかったはずだと指摘しました。彼らはジャッジを呼び、Adrianは昨日同じ誤りで2回ペナルティを受けていることを伝えてきました。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Natalieは〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕により【警告】を受け、Adrianは〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕により【警告】を受けます。〔違反の見逃し〕は3回めの【警告】でも格上げにはなりませんし、複数日のイベントでは日をまたいで格上げになることはありません。両プレイヤーにこのことを知らせ、Adrianが誠実だったことを褒めるべきです。ゲームは《》が唱えられる直前まで巻き戻します。その際、Natalieの手札から無作為に選んでそれをライブラリーの一番上に置き、《》を手札に戻し、Adrianのターン終了ステップに戻し、土地をアンタップ状態にします。 [/expand]

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間違ったミミックの昔

 スタンダードのPPTQで対戦しているAlbertとNadegeがジャッジを呼びました。Nadege曰く、Albertが前のターン、第2ターンに《》をプレイしました。その次のNadegeのターンに、Nadegeは土地をプレイし、ターンを終えました。そしてこのターン、Albertは《》をプレイし、Nadegeはその解決を認めました。Albertは《》の上に+1/+1カウンターを置こうとし、その理由を尋ねたNadegeに対して《》を指差しました。そこで両プレイヤーが、Albertがクリーチャー・タイウを宣言していなかったことに気づきました。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Albertは〔ゲーム上の誤り ― その他一般のゲームルール抵触行為〕によって【警告】を受け、Nagedeは〔ゲーム上の誤り ― 違反の見逃し〕によって【警告】を受けます。常在型能力を忘れていた場合に即座に選択を決めるのは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕において許容される措置なので、Albertはその選択を行ないます。この選択に加え、《》が解決されてカウンターを得ていないので、単純な巻き戻しを行ないます。《》がスタックにあったところまでゲームを巻き戻し、Albertに《》の選択を行わせ、Nadegeに優先権を与えます。Nadegeが何もしなければ、《》が解決されてカウンターを得ることになります。 [/expand]

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まとめておしまい

 AllieとNemoがシールド戦PPTQで対戦しており、あなたはフロアジャッジです。AllieはNemoを《》で攻撃しました。戦闘ダメージ・ステップに入る前に、Nemoはその《》を対象にして《》を唱え、「ダメージ前にその守護者を追放するよ」と言いました。Allieは《》を、自分の他の追放されているカードの上に置き、それから手札を見て、戦闘後にどのクリーチャーを唱えるか考えているようです。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  AllieはNemoの《》の解決前に《》を生贄に捧げるのを忘れるという〔ゲーム上の誤り ― 誘発忘れ〕の違反を犯しています。《》の誘発型能力は一般的に有害と考えられるので、Allieはこの違反によって【警告】を受けます。ゲームを中断させて〔誘発忘れ〕であることを両プレイヤーに告げましょう。Nemoはその誘発型能力を即座にスタックに置くことを選べますが、その能力を解決しても何も起こりません。 [/expand]

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怖いのはハチのふた刺し

 AlanとNathanは『カラデシュ』/『霊気紛争』リミテッドのPPTQで対戦しています。Alanは《》を唱え、その後で+1/+1カウンターが1個乗った《》で攻撃しました。Nathanも《》をコントロールしていましたが、ブロックしないことを選択しました。Alanは自分の第2メイン・フェイズに、2枚目の《》を唱えました。  Alanは少しの間自分の手札を見て、それから「そうだな……うーん……あっ!」 彼はそこで《》をもう一度読み直し、「そっちの《》死んでるわ」と言いました。Nathanはジャッジを呼び、第1メイン・フェイズにも戦闘中にも宣言されなかったから1枚目の誘発型能力は忘れられていると主張しました。Alanに尋ねると、彼は《》の誘発型能力については忘れていて、2枚目をプレイするまで気づかなかったと答えました。 注:『カラデシュ』/『霊気紛争』は現行のPPTQのフォーマットではありませんが、答えを考える際にはそこは無視して下さい。 [expand title=”Answer”]Alanは誘発型能力の1つを忘れたと言っていますが、それを示さなければならないタイミング、すなわちゲームの局面に始めて影響を与えるタイミングは今であり、まだ〔誘発忘れ〕にはなっていません。1枚目の《》の誘発型能力を解決されたものとし、2枚目はまだスタック上にあるものとして、Nathanは望むならそれに対応することができます。このまま何も起こらなければ、《》は死亡することになります。誘発型能力は忘れられていないので、違反は起こっていません。[/expand]

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○にはまるかはまらぬか

 あなたは地元のスタンダードのPPTQのヘッドジャッジです。デッキリストを集め終わり、第1ラウンドを開始しました。リストが揃っていることを確認していると、1人のデッキリストに、数字だけ書かれた空行があることに気が付きました。彼のデッキは黒白コントロールで、デッキリストには (他42枚) 4 《》 6 《》 8  と記載されていました。  どうすべきでしょうか? そのプレイヤーにいつ話を聞くべきか、何を伝えるべきか、どのような違反となり懲罰が与えられるべきか考えて下さい。 [expand title=”Answer”]  ヘッドジャッジとして、ここで〔デッキリストの問題〕を適用しないことができます。プレイヤーが提出したのは、一見すると不正なデッキリストですが、その空行に入るカードが《》なのは明らかです。そのプレイヤーが《》をプレイしていることを確認して、ラウンド終了後にそのプレイヤーにリストを訂正したことを伝え、今後はもっと注意するように伝えましょう。 [/expand]

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混沌の工作員

 AcaciaとNaomiがレガシーの5Kイベントで対戦しています。Acaciaは《》をコントロールしています。Acaciaはそのターンのドローを行ない、《》の能力を解決して2枚のカードを自分のライブラリーの上に戻しました。Acaciaは《》を唱え、「《》を解決していい?」と尋ねました。Naomiは「いいよ。解決して」と答えました。その後、Acaciaは自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを公開し、それは《》と《》でした。Naomiはジャッジを呼び、Acaciaが続唱の誘発を忘れたと主張しました。  どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]  Acaciaは続唱の誘発を忘れています。一般的に有害な能力ではないので、〔誘発忘れ〕による懲罰は受けません。Naomiに、その誘発をすぐにスタックに置くかどうかを尋ねます。どちらにせよ、Acaciaは存在しない続唱能力を解決したことで〔過剰なカードを見た〕ことになり、【警告】を受けます。この一番上から公開された2枚のカードは《》で既知のものであり、そのライブラリーでの順番は問題ではないので、その公開されたカードを単純に元通りに戻し、シャッフルをしないでゲームを進めさせることができます。Naomiが続唱をスタックに置くことを選んだ場合、この2枚のカードが公開されることになりますが、それでもこの続唱の解決前に両プレイヤーに優先権が発生することを忘れないようにしましょう。 [/expand]

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墓所破りの話

AntoineとNancyはスタンダードのグランプリで対戦しています。Antoineはアンタップ状態の《》を3体コントロールしており、そのうち1体と沼2枚をタップしてカードを1枚引き、自分の記録用紙のライフを1点減らしました。NancyはAntoineを止め、間違いを指摘しました。Antoineは「うわ! カードを引くつもりだったけど違う能力起動してた。土地じゃなくてゾンビをあと2体タップしたつもりだったんだ。ジャッジ!」 どうするべきでしょうか? [expand title=”Answer”] Antoineは〔非公開カードに関する誤り〕により【警告】を受けます。この誤りを解消するため、Antoineは手札をNancyに公開し、NancyはそこからAntoineのライブラリーの無作為の部分に戻すカードを1枚選びます。Antineは《》と沼2枚をアンタップし、プレイを再開します。 [/expand]

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