不気味な思惑

 あなたが1人でジャッジしているモダンのPPTQで、ArielleとNiceが対戦しています。Arielleは《リリアナ・ヴェス》をコントロールしており、その-2能力を起動してカードを探し、見つけました。彼女は自分のライブラリーを切り直して、そのカードをその一番上に置きました。その後、Arielleは《不気味な腸卜師》で攻撃し、Nickは《タルモゴイフ》でブロックしました。戦闘ダメージに進み、両クリーチャーが死亡して、Arielleは「《不気味な腸卜師》のドローね」と言ってすぐにカードを1枚引きました。Niceは《不気味な腸卜師》を読み、カードは引けないと指摘してジャッジを呼びました。
 どうすべきでしょうか?

Answer
 Arielleに〔非公開カードに関する誤り〕で【警告】を与えます。Arielleは彼女の手札を公開し、Niceはその中からArielleのライブラリーの一番上に戻すカード1枚を選びます。両プレイヤーにカードを注意深く読むように指導しましょう。

湯の中に上陸

 PPTQのラウンド4のデッキチェックで、あなたがプレイヤーのデッキを裏向きに広げたところ、5枚が他のスリーブに比べて1~2ミリ程度短いことに気づきました。その5枚は《植物の聖域》《》《霊気拠点》《尖塔断の運河》《導路の召使い》でした。プレイヤーにスリーブをどうかけたか尋ねたところ、彼は、まずデッキをソートして、デッキリストを書いて、それからデッキを軽くシャッフルしてからスリーブをかけた、と言います。また、スリーブの枚数が足りなかったのでスリーブを2パック混ぜて使ったとも言いました。あなたはここに故意はないと判断しました。どうすべきでしょうか。

Answer
 プレイヤーに、〔区別できるカード〕による【ゲームの敗北】を与えます。他のカードと区別できる5枚全てが青マナを出せるカードです。これを知っていることでプレイヤーはかなりの有利を得る可能性があるので、懲罰は【ゲームの敗北】に格上げされます。

振り出しに戻る

 あなたがヘッドジャッジを務めているPPTQのスイス最終戦、残り時間12分の時点で、AllisonとNateがあなたを呼びました。彼らは現在第5ゲームで、このマッチを同意による引き分けにしたいけれども書き方がわからないと言います。何が起こっているのかと尋ねると、Allisonはこう答えました。
「ええと、俺たちは友達で、隣のテーブルが引き分けでなくてこっちが引き分けだと両方トップ8に残れるんです。それがわかっていたので、それぞれ1本取ってから、その次の2本は10ターンぐらいプレイしてIDで終わらせてました。隣のマッチが決着して片方が勝ったので、マッチもIDすることにしました。NateはIDは常に0-0-3だと言うんですけど、5ゲームやったんだからそれはおかしい気がします。どう書いたらいいですか?」
 このイベントでプレイしていた知り合いのジャッジに聞いたところ、見ていた限りこのテーブルのプレイはとても早かったけれど、隣のマッチが終わったときに突然引き分けにしたのだと言います。どうすべきでしょうか?

Answer
 違反はありません。
 Allisonに、最終的に3ゲームとそのマッチを引き分けにする前にそれぞれが1ゲーム勝っており、プレイしたゲームは全て報告されなければならないので、結果登録用紙にはそれぞれのプレイヤーの1勝と引き分け3つの1-1-3と記録すべきだと答えましょう。

再スタックと再契約

 ArthurとNeilはモダンのPPTQで対戦しています。Arthurのターンの終わりに、Neilはマナを全て出して《深遠の覗き見》を唱えました。Arthurはそれに対応して《払拭》を唱え、Neilはさらに対応して《否定の契約》を唱えました。Arthurは少し考えてから、《呪文貫き》を唱えました。
 Neilは少し待って、「そんな……」と言い、自分の呪文を自分の墓地に置きました。Arthurも同様にします。
 Neilはアンタップし、彼のターンのドローをしました。
 Arthurは「契約払ってないよ」と言います。
 Neilは答えて「《呪文貫き》したろ」と答えました。
「いや、俺が《呪文貫き》したのは《深遠の覗き見》だよ」
「ジャッジ!」
 どうすべきでしょうか?

Answer
 Arthurが《呪文貫き》で《深遠の覗き見》を対象にしたと宣言してはいませんでしたので、MTR4.2に則り、《否定の契約》を対象にしたと仮定されます。【警告】を出す必要も巻き戻す必要もありませんが、プレイヤーにイベントでの手順の省略と、ゲームの処理を明瞭に伝えることの必要性について指導してからゲームを続けさせましょう。

切れやすい連鎖?

 レガシーのGPであなたが見ていたマッチで、Apolloのライフは3点で、その対戦相手のNeptuneのライフは5点でした。Apolloは《稲妻の連鎖》を唱え、彼の《》2つのうち1つをタップして、赤マナがいくつか使えるNeptuneを対象にしました。Neptuneは「解決して」と言って自分のライフを2点にしました。Apolloはあなたのほうを見て、数秒待ち、それからもう1枚の《稲妻の連鎖》をNeptuneを対象に唱えると宣言しました。どうすべきでしょうか?

Answer
Apolloはeptuneが{R}{R}を支払って《稲妻の連鎖》をコピーするという選択をしないことを確認しなかったことにより、〔意思疎通規定抵触行為〕になります。彼に【警告】を与え、Neptuneが{R}{R}を支払ってコピーを作るという選択ができる時点まで巻き戻します。

両方に利がある外部情報

 Aidanはビデオ・カバレージとテキスト・カバレージが行われている大型でルール適用度が競技のイベントのトップ8でNaaraaと対戦しています。デッキリストは事前にオンラインで公開されており、両プレイヤーともマッチの開始前に対戦相手のデッキリストを見ることができきました。第2ゲーム中に、他のマッチを見ていたあなたがそのテーブルに来ると、ゲーム進行中に両プレイヤーとも対戦相手のデッキリストを見ていました。聞いてみたところ、2人ともそれは問題ないと思っており、対戦相手がどうサイドボードしたかを調べたいのだと言いました。どうすべきでしょうか。

Answer

 AidanとNaaraaはどちらも外部情報を求め、得ています。デッキリストは実質的にサイドボードのメモの一部であり、彼らが得た情報はゲームとゲームの間には得られうるものなので、〔外部情報の参照〕の格下げが適用されます。両プレイヤーとも〔外部情報の参照〕による【ゲームの敗北】を受けますが、同時に与えられるので適用されません。そのマッチの第2ゲームは終わりになりますが、記録はされず、新しい第2ゲームが始まります。両プレイヤーにメモについて説明し、ゲーム進行中にはメモを参照できないということを理解させましょう。

いよいよド(ムリ)タンバ

 AugustはモダンのPPTQでNovemberと対戦しています。最終マッチの第3ゲームです。Novemberはクリーチャーを数体コントロールしており、手札は0枚で、ライフは1点で、タップアウトしています。Augustは土地を8枚コントロールしており、手札は3枚あってライフは1点です。Augustは《ドムリ・ラーデ》を唱え、+1能力を起動し、自分のライブラリーの一番上のカードをちょっと見て、そのままそれを手札に入れました。Novemberは止めようとしましたが、間に合いませんでした。両プレイヤーは即座にジャッジを呼びました。Augustの手札は《》が2枚と《ケルドの匪賊》1枚でした。どうすべきでしょうか。

Answer

 Augustは〔非公開カードに関する誤り〕による【警告】を受けます。Augustは手札をNovemberに公開します。Novemberはカードを1枚選び、それをAugustのライブラリーの一番上に戻します。その後、Augustはもう一度処理をし、カードを公開することができます。Novemberがライブラリーに戻すカードとして《》を選んだ場合、そこに残ることになるでしょう。

同盟者じゃないギデオン

 AbelはスタンダードのPPTQでNickと対戦しています。Abelは4枚の《平地》をタップし、「《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を唱えるよ」と宣言して手札にあったカードをテーブルに置きました。そして「騎士を出すよ」と言って2/2の騎士・同盟者・トークンを戦場に出し、「そっちのターンだよ」と言いました。Nickは自分のターンにカードを引いてから盤面を検討し、そして戦場にあるカードが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》ではなく《試練に臨むギデオン》だったことに気づきました。2人はジャッジを呼び、ジャッジであるあなたは状況を確認した時にAbelの手札には実際に《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》があって、単に違うカードを置いてしまっただけだということがわかりました。
 どうすべきでしょうか。

answer

 Abelは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕による【警告】を受け、Nickは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。誤りの生じたところまでゲームを復元します。Nickの手札から無作為にカードを1枚選び、それを彼のライブラリーの一番上に置き、必要に応じて土地をタップさせ、騎士・トークンを取り除き、《試練に臨むギデオン》をAbelの手札に戻し、Abelの土地をアンタップさせましょう。

再び灰色熊とともに

 Andyはルール適用度が競技のレガシーのイベントでNoleと対戦していて、変異1体と《灰色熊》をコントロールしています。Andyの攻撃クリーチャー指定ステップ中に、Noleは《残忍な切断》を《灰色熊》を対象に唱えました。Andyは対応して《不気味な腸卜師》の変異コストを支払い、表向きにしました。Andyは《灰色熊》を墓地に置き、「ドロー誘発」と言いました。Noleは対応して《集合した中隊》を唱え、クリーチャー2体を戦場に出しました。《集合した中隊》の解決後、Andyはターンを終えましたが、Noleは自分のドロー・ステップにAndyがカードを引き忘れていたことに気づきジャッジを呼びました。どうすべきでしょうか?

Answer

 Andyは「ドロー誘発」と言ったことで誘発を示していたので、〔誘発忘れ〕にはなりませんが、その誘発を正しく解決しなかったことで〔その他一般のゲームルール抵触行為〕になります。Andyは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕による【警告】を受け、Noleは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。〔その他一般のゲームルール抵触行為〕に認められた部分的修復としてAndyにそのカードを即座に引かせましょう。

闇の中の光

 モダンのPPTQでAtariがNintendoと対戦しています。Atariの第1ターンに、Atariは《》をプレイし、ターンを終えました。Nintendoは《ダークスティールの城塞》と《洞察のランタン》をプレイし、両プレイヤーがそれぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを公開してからパスしました。Nintendoの終了ステップに、Atariは《思考掃き》を自身を対象にして唱え、それが解決されて、自分のライブラリーの一番上からカードを3枚墓地に置き、そしてライブラリーの一番上になったカードを公開して、それからそのカードを引こうとしました。引いている間に、Nintendoは状況に気づき、Atariを止めてジャッジを呼びました。
 どうすべきでしょうか?

Answer

 Atariは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕によって【警告】を受けます。彼女は《思考掃き》で1枚多く墓地に置きました。カードは全て公開されているので、一番上のカードを引きかけたことは違反にはなりません。
 Atariの墓地に置かれた3枚目のカードをAtariの手札に入れ、Atariが引きかけていたカードをライブラリーの一番上に戻し、そしてゲームを続けさせましょう。