あなたがヘッドジャッジを務めているPPTQのスイス最終戦、残り時間12分の時点で、AllisonとNateがあなたを呼びました。彼らは現在第5ゲームで、このマッチを同意による引き分けにしたいけれども書き方がわからないと言います。何が起こっているのかと尋ねると、Allisonはこう答えました。 「ええと、俺たちは友達で、隣のテーブルが引き分けでなくてこっちが引き分けだと両方トップ8に残れるんです。それがわかっていたので、それぞれ1本取ってから、その次の2本は10ターンぐらいプレイしてIDで終わらせてました。隣のマッチが決着して片方が勝ったので、マッチもIDすることにしました。NateはIDは常に0-0-3だと言うんですけど、5ゲームやったんだからそれはおかしい気がします。どう書いたらいいですか?」 このイベントでプレイしていた知り合いのジャッジに聞いたところ、見ていた限りこのテーブルのプレイはとても早かったけれど、隣のマッチが終わったときに突然引き分けにしたのだと言います。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”] 違反はありません。 Allisonに、最終的に3ゲームとそのマッチを引き分けにする前にそれぞれが1ゲーム勝っており、プレイしたゲームは全て報告されなければならないので、結果登録用紙にはそれぞれのプレイヤーの1勝と引き分け3つの1-1-3と記録すべきだと答えましょう。[/expand]
再スタックと再契約
ArthurとNeilはモダンのPPTQで対戦しています。Arthurのターンの終わりに、Neilはマナを全て出して《》を唱えました。Arthurはそれに対応して《》を唱え、Neilはさらに対応して《》を唱えました。Arthurは少し考えてから、《》を唱えました。 Neilは少し待って、「そんな……」と言い、自分の呪文を自分の墓地に置きました。Arthurも同様にします。 Neilはアンタップし、彼のターンのドローをしました。 Arthurは「契約払ってないよ」と言います。 Neilは答えて「《》したろ」と答えました。 「いや、俺が《》したのは《》だよ」 「ジャッジ!」 どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”] Arthurが《》で《》を対象にしたと宣言してはいませんでしたので、MTR4.2に則り、《》を対象にしたと仮定されます。【警告】を出す必要も巻き戻す必要もありませんが、プレイヤーにイベントでの手順の省略と、ゲームの処理を明瞭に伝えることの必要性について指導してからゲームを続けさせましょう。[/expand]
切れやすい連鎖?
レガシーのGPであなたが見ていたマッチで、Apolloのライフは3点で、その対戦相手のNeptuneのライフは5点でした。Apolloは《》を唱え、彼の《》2つのうち1つをタップして、赤マナがいくつか使えるNeptuneを対象にしました。Neptuneは「解決して」と言って自分のライフを2点にしました。Apolloはあなたのほうを見て、数秒待ち、それからもう1枚の《》をNeptuneを対象に唱えると宣言しました。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”]Apolloはeptuneが{R}{R}を支払って《》をコピーするという選択をしないことを確認しなかったことにより、〔意思疎通規定抵触行為〕になります。彼に【警告】を与え、Neptuneが{R}{R}を支払ってコピーを作るという選択ができる時点まで巻き戻します。[/expand]
両方に利がある外部情報
Aidanはビデオ・カバレージとテキスト・カバレージが行われている大型でルール適用度が競技のイベントのトップ8でNaaraaと対戦しています。デッキリストは事前にオンラインで公開されており、両プレイヤーともマッチの開始前に対戦相手のデッキリストを見ることができきました。第2ゲーム中に、他のマッチを見ていたあなたがそのテーブルに来ると、ゲーム進行中に両プレイヤーとも対戦相手のデッキリストを見ていました。聞いてみたところ、2人ともそれは問題ないと思っており、対戦相手がどうサイドボードしたかを調べたいのだと言いました。どうすべきでしょうか。 [expand title=Answer] AidanとNaaraaはどちらも外部情報を求め、得ています。デッキリストは実質的にサイドボードのメモの一部であり、彼らが得た情報はゲームとゲームの間には得られうるものなので、〔外部情報の参照〕の格下げが適用されます。両プレイヤーとも〔外部情報の参照〕による【ゲームの敗北】を受けますが、同時に与えられるので適用されません。そのマッチの第2ゲームは終わりになりますが、記録はされず、新しい第2ゲームが始まります。両プレイヤーにメモについて説明し、ゲーム進行中にはメモを参照できないということを理解させましょう。[/expand]
いよいよド(ムリ)タンバ
AugustはモダンのPPTQでNovemberと対戦しています。最終マッチの第3ゲームです。Novemberはクリーチャーを数体コントロールしており、手札は0枚で、ライフは1点で、タップアウトしています。Augustは土地を8枚コントロールしており、手札は3枚あってライフは1点です。Augustは《》を唱え、+1能力を起動し、自分のライブラリーの一番上のカードをちょっと見て、そのままそれを手札に入れました。Novemberは止めようとしましたが、間に合いませんでした。両プレイヤーは即座にジャッジを呼びました。Augustの手札は《》が2枚と《》1枚でした。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”] Augustは〔非公開カードに関する誤り〕による【警告】を受けます。Augustは手札をNovemberに公開します。Novemberはカードを1枚選び、それをAugustのライブラリーの一番上に戻します。その後、Augustはもう一度処理をし、カードを公開することができます。Novemberがライブラリーに戻すカードとして《》を選んだ場合、そこに残ることになるでしょう。[/expand]
同盟者じゃないギデオン
AbelはスタンダードのPPTQでNickと対戦しています。Abelは4枚の《》をタップし、「《》を唱えるよ」と宣言して手札にあったカードをテーブルに置きました。そして「騎士を出すよ」と言って2/2の騎士・同盟者・トークンを戦場に出し、「そっちのターンだよ」と言いました。Nickは自分のターンにカードを引いてから盤面を検討し、そして戦場にあるカードが《》ではなく《》だったことに気づきました。2人はジャッジを呼び、ジャッジであるあなたは状況を確認した時にAbelの手札には実際に《》があって、単に違うカードを置いてしまっただけだということがわかりました。 どうすべきでしょうか。 [expand title=answer] Abelは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕による【警告】を受け、Nickは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。誤りの生じたところまでゲームを復元します。Nickの手札から無作為にカードを1枚選び、それを彼のライブラリーの一番上に置き、必要に応じて土地をタップさせ、騎士・トークンを取り除き、《》をAbelの手札に戻し、Abelの土地をアンタップさせましょう。[/expand]
再び灰色熊とともに
Andyはルール適用度が競技のレガシーのイベントでNoleと対戦していて、変異1体と《》をコントロールしています。Andyの攻撃クリーチャー指定ステップ中に、Noleは《》を《》を対象に唱えました。Andyは対応して《》の変異コストを支払い、表向きにしました。Andyは《》を墓地に置き、「ドロー誘発」と言いました。Noleは対応して《》を唱え、クリーチャー2体を戦場に出しました。《》の解決後、Andyはターンを終えましたが、Noleは自分のドロー・ステップにAndyがカードを引き忘れていたことに気づきジャッジを呼びました。どうすべきでしょうか? [expand title=”Answer”] Andyは「ドロー誘発」と言ったことで誘発を示していたので、〔誘発忘れ〕にはなりませんが、その誘発を正しく解決しなかったことで〔その他一般のゲームルール抵触行為〕になります。Andyは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕による【警告】を受け、Noleは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。〔その他一般のゲームルール抵触行為〕に認められた部分的修復としてAndyにそのカードを即座に引かせましょう。 [/expand]
闇の中の光
モダンのPPTQでAtariがNintendoと対戦しています。Atariの第1ターンに、Atariは《》をプレイし、ターンを終えました。Nintendoは《》と《》をプレイし、両プレイヤーがそれぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを公開してからパスしました。Nintendoの終了ステップに、Atariは《》を自身を対象にして唱え、それが解決されて、自分のライブラリーの一番上からカードを3枚墓地に置き、そしてライブラリーの一番上になったカードを公開して、それからそのカードを引こうとしました。引いている間に、Nintendoは状況に気づき、Atariを止めてジャッジを呼びました。 どうすべきでしょうか? [expand Title=”Answer”] Atariは〔その他一般のゲームルール抵触行為〕によって【警告】を受けます。彼女は《》で1枚多く墓地に置きました。カードは全て公開されているので、一番上のカードを引きかけたことは違反にはなりません。 Atariの墓地に置かれた3枚目のカードをAtariの手札に入れ、Atariが引きかけていたカードをライブラリーの一番上に戻し、そしてゲームを続けさせましょう。 [/expand]
ママ見てよ、手札ないよ!
Anyaはグランプリの1日目でNatalieと対戦しています。マッチの第2ゲームで、Anyaは自分の《》の1つ目の能力を起動し、カードを1枚捨てて「ゾンビを出します」と言いました。そしてデッキケースとして使っている『破滅の刻』バンドルの箱の中からゾンビ・トークンを探しましたが、すぐに見つけることができず、箱の中身をすべて取り出してテーブルに置きました。ようやくゾンビ・トークンを見つけ、それを戦場に置いて、出したものを箱の中に片付けてゲームに戻ろうとしました。そこでAnyaとNatalieは、同時に、Anyaの手札にあった4枚のカードがなくなっていることに気づき、ジャッジを呼びました。呼ばれたジャッジであるあなたは、Anyaのデッキケースの中に19枚のカードがあることに気づきました。上から8枚、トークンを挟んで残り11枚という並びです。 調査の結果、盤面とターン数から、Anyaの手札が4枚であったことは確実です。 どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”] Anyaは〔非公開カードに関する誤り〕による【警告】を受けます。過剰なカードをサイドボードに入れていて、この行動は公開情報を用いて訂正することができません。NatalieはAnyaのデッキケースの中にあった19枚を見て、そのうち4枚を選んでAnyaの手札にします。[/expand]
調査が1つ、呪文が2つ、土地が赤くてカードが青い
ルール適用度が競技で運営されているレガシー・オープンで、Amonは2点のライフを支払ってNikkiを対象に《》を唱え、Nikkiはそれに対応して《》を唱えました。Amonは《》を対象に《》を唱え、Nikkiは対応して《》を手札に戻し、《》を唱えて、戦場にはNikkiのパーマネントがなくなりました。Nikkiが《》を解決するときにAmonが「どうぞ」と言ったので、Nikkiはアンタップし、ターンのドローをしました。その時点で、Amonは《》が解決されていないことに気づき、ジャッジを呼びました。どうすべきでしょうか。 [expand title=”Answer”] Amonは〔その他一般のゲームルール違反〕による【警告】を、Nikkiは〔違反の見逃し〕による【警告】を受けます。《》だけがスタックにある状態にまでゲームの巻き戻しを行ないます。Nikkiのドロー・ステップの巻き戻し中に無作為のカードを選ぶとき、《》を例外とはしません。これは《》で戻された可能性があるからです。 [/expand]